Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

大理石調大判セラミックタイルのキッチンカウンター

外苑前C邸

ドイツ製高級オーダーキッチンのジーマティック社のキッチンキャビネットが組み立てられた外苑前C邸ですが、少し時間差をおいて大理石調の大判セラミックタイルのカウンターが設置されました。

キッチン大理石柄大判タイル天板設置

一旦、引き出しなどが引き出されてしまっているので、完成した雰囲気になっていませんが、イタリアのフィアンドレ社のサピエンストーン(厚み12ミリ)がカウンター甲板として設置され、壁には同じシリーズのマキシマルミ(厚み6ミリが)張られています。

キッチン大判大理石柄タイル

実は、一旦カウンター甲板がこちらの指定した柄と違うパターンで設置されてしまったのですが、設置をお願いしていた、イタリア輸入建材の商社アークテック社が間違いに気が付いて、急ぎでカウンターを作り直してくれました。
今回選んだ柄が、白地に灰色の線がクッキリと入るスタトゥアーリオという柄なのですが、ちょうどガスコンロのところにその柄が入ってしまい、これでは見せ場にならないので、ずらした位置に柄が来るように再調整して貰いました。

大理石柄大判タイルカンター設置

カウンター甲板は張られた直後には、傷がつかないように養生シートでカバーされてしまいます。

キッチン大判大理石柄タイル設置

今回は背面カウンターの壁部分にもあまりのフィアンドレタイルを張って貰っています。本物の大理石だと、このサイズでも大仕事になってしまいますが、厚み6ミリのタイルだと、男性2名で軽々と張り付けることが可能なのです。当日は、アークテック社の増田社長が直々に来てくれました。

キッチン大判大理石柄タイル設置

ぴったりサイズで作られた枠の中に張られると、本物の大理石にしか見えないグレード感の高い仕上がりとなります。ちなみにコンセントやスイッチの穴あけは、事前に工場で開けて貰っていますが、現場でカットすることも可能な優れモノです。

大理石柄大判タイルカンター設置

また、ガスコンロや食洗器が入っておりませんが、一通り組み立てられたキッチンの様子です。

キッチン完成@外苑前C邸リフォーム

ダイニング側からみると、このようになっています。二枚のパネル状の壁の間、カウンター上には引き戸が仕込まれており、また、右手の壁との間にも引き込み扉が入っており、完全に閉じることができる仕組みとなっております。

洗面造作家具設置@高級マンションリフォーム

同じ柄の大理石調大判セラミックタイルの甲板が洗面カウンターにも設置されました。

成城Z邸が「家庭画報」に掲載!

成城Z邸

今年の5月号に引き続き、現在発売中の雑誌「家庭画報」10月号に僕らがマンションリフォームのお手伝いをした成城Z邸が掲載されております。

家庭画報2019年10月号_成城Z邸

「愛するものと暮らす至福の時間-アートを飾る家」というタイトルで、表紙も含めて5ページに渡って紹介して貰っております。

家庭画報2019年10月号_成城Z邸

毎回華やかな家庭画報の表紙です。今回は大きな特集ではないので、残念ながら表紙にはタイトルは示されておりませんが…。

家庭画報2019年10月号_成城Z邸

成城Z邸は、お客さまがご両親から譲り受けた調度品やアートを沢山お持ちで、それらのレイアウトや飾り方を考えながらデザインしたお宅でした。記事もその内容に沿って「リビングは代々の愛着の品が映える私設美術館」、「アートを飾るために選んだ住まい」というタイトルがちりばめられています。

家庭画報2019年10月号_成城Z邸

Zさまもとても気に入って下さっている廊下の屏風や、ご両親からのステンドグラスのことも大きく取り上げて貰っております。

家庭画報取材のロケハン@成城X邸

今回のことについては、まず夏前に編集部の和泉さんから、企画書と共に取材撮影させて貰えるお宅がないかと問い合わせがあり、僕らから成城Z邸をご紹介させて頂きました。アートや調度品の使い方などの話を和泉さんが気に入って下さり、すぐにZさまに取材撮影の可否をお尋ねするとともに、ロケハン(事前取材)と実際の取材撮影の日程調整をはじめました。
この写真は、ロケハンで編集部の和泉さん、カメラマンの斉藤さん、ライターの冨部さん、そして弊社担当スタッフの竹田さんと一緒に伺った際の様子です。

家庭画報取材のロケハン@成城X邸

ロケハンでは、僕らがお伝えした成城Z邸のコンセプトに従って、編集部の和泉さんがお客さまのZさまにお話しを伺っていきます。

家庭画報取材のロケハン@成城X邸

最初にお話しをして、弊社ホームページの写真でも編集部側が気に入ってくれていた廊下の屏風は、やはり記事に取り入れたいとのことでした。

家庭画報取材のロケハン@成城X邸

まだ、この段階ではどこの写真をメインにして、どこをどう切り取ってゆくかが決まっていない段階ですので、家中全てのお部屋をZさまのご了承のもとご説明してゆきました。

そして、いよいよ取材撮影当日です。

家庭画報取材撮影@成城X邸

まずは和泉さんが考えてくれたレイアウト案とカメラマンの斉藤さんが先回のロケハンの時撮影した試し写真と合わせて、どの部屋のどのコーナーをどう切り取って、当日どのような流れで撮影してゆくかを、Zさまに説明して頂きました。

家庭画報取材撮影@成城X邸

部外秘の資料(笑)ですが、こちらのその資料です。とても分かりやすい資料で、Zさまも喜んでくださいました。

写真には撮影して貰いたくないものや、写真の構成上邪魔になりそうなものついては、記録写真を撮って後で戻せるようにしたうえで、撮影するアングルに映る部分をきれいにしてゆきます。

家庭画報取材撮影@成城X邸

カメラマンの斉藤さんは、今年5月に発売になった家庭画報・豪邸リノベーション特集での港区R邸の記事でもお世話になった方で、独特の雰囲気があります!

家庭画報取材撮影@成城X邸

昔フィルムカメラと違って、現在はデジタルカメラなので、撮影した直後からコンピューターの画面で写真を確認することができます。

難しいのが、人物が映り込む写真とのことで、奥さまが椅子に座った様子を撮影した写真では、奥さまの視線や表情を変えて頂きながら、実に50枚近くの写真を撮っていました!

家庭画報取材撮影@成城X邸

タイトルになった玄関照明の写真では、僕らも初めてみる特殊な撮影をしました。リビングからの自然光が入らないからと、奥の暗い空間に鏡を持ったカメラマンの斉藤さんが立って…、

家庭画報取材撮影@成城X邸

斉藤さんに向けて、リビング外のバルコニーから鏡で光を送り込んでいる、各務の様子です。昔、テレビアニメで見た「宇宙戦艦ヤマト」の反射衛星砲のようでした(笑)!

家庭画報取材撮影@成城X邸

こちらは小細工なしで、廊下の屏風の展示を各務が撮影してみたものですが、ほとんどなにを撮影しているか分からないような写真になってしまいました…。

家庭画報取材撮影@成城X邸

当初想定していた時間通りに撮影が終わっての、皆での記念撮影です。前列左から各務、Zさま、後列左から、家庭画報編集部の柵山さん、弊社担当スタッフの竹田さん、ライターの冨部さん、編集部の和泉さん、そしてカメラマンの斉藤さんです。
ここから、本当に短い期間で、上記のような素晴らしい記事に仕上げて下さった家庭画報チームに感謝するとともに、難しいタイミングの中、取材撮影にご協力くださったZさまには最大限の感謝を捧げます!

広尾N邸が雑誌「都心に住む」に掲載されました

広尾N邸

リクルート社の雑誌「都心に住む」に僕らがリフォームをお手伝いした広尾N邸についての記事が掲載されています。

都心に住むの取材&撮影@広尾N邸

「東京の未来価値」という特集で、現在東京にお住まいを持っている方で、これまでニューヨークやロンドン、パリの三都市で暮らしたことがあるお客さまを紹介して欲しいとの依頼から始まった記事です。

都心に住むの取材&撮影@広尾N邸

記事には「東京の価値が落ちない理由15」などの興味深い特集も組まれています。

都心に住むの取材&撮影@広尾N邸

従って、広尾N邸を取り上げてくれているページの記事も、素敵な写真は掲載して貰っていますが、インテリアのことは残念ながらほとんど取り上げられておりません…。

広尾N邸雑誌取材撮影

こちらは2か月ほど前の取材時に伺った際の写真です。毎回伺う度に調度品の配置換えをしながら、少しでもしっくりするようなインテリアを考えて下さっているご夫妻です。

広尾N邸雑誌取材撮影

これまでインテリアが整っていなかった奥の二つの洋室も、だいぶ揃ってきたので見て欲しいと言って頂きました。

広尾N邸雑誌取材撮影

特に一番奥のこのお部屋は、植栽と家具が入って、イキイキとした空間になっていました!

広尾N邸雑誌取材撮影&記念撮影

取材撮影当日は、都心に住むの編集長の江原さん、そして今度広尾N邸をお好きだというお客さまのためのプロジェクトで、共同設計をすることになったハクハーキテクツスタジオの後藤さんと関さんも来てくれたので、皆での記念写真です。

都心に住むの取材&撮影@広尾N邸
広尾N邸雑誌取材撮影

最後の2枚は都心に住むのカメラマンとこちらで撮影したほぼ同じアングルの写真の比較です。食卓の上の光の印影や奥の壁の調度品の馴染み具合等、さすがプロは違いますね…。