Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

目黒S邸のヴィンテージ・名作マンションの取材

目黒S邸

ALlAbout高級マンション」のガイドである坂根さんが、先月竣工引き渡しを終えた目黒S邸取材に来てくれました。お施主様のS様ご夫妻が、ヴィンテージマンションを探して、建築家にリフォーム設計を依頼するまで経緯を丁寧にヒアリングしてくれました。

AllAbout高級マンションの取材

ヴィンテージマンション好きのお施主様も、坂根さんの事や彼の書いた記事の事は以前から知っているようで、二人でビンテージマンションの話題が尽きませんでした。

話しながらも、どんどんハイスピードで撮影するのが坂根さんのスタイルです。僕らが撮影する写真とは一味も二味も違ったアングルの写真を沢山撮って貰いました。

今週末か来週にはAllAbout高級マンションの「ヴィンテージマンション・名作マンション」に記事が配信される予定だとのことでした。どのような記事に仕上がるかとても楽しみです。

坂根さんの取材・撮影が終わって帰った後は、リフォーム工事を施工してくれたオリエンタル産業の現場監督の太田さんが合流しました。来週行われる予定のダメ直し工事の個所を、クライアントと設計者と工事担当者の三者で回って、補修方法を確認させてもらいました。

その後は、打ち上げということで、恵比寿の炭火焼ステーキ屋「ゴッサムグリル」で熟成肉のステーキをご馳走頂きました。カガミ建築計画からは、担当した各務と渡辺だけでなく、他のスタッフも招待して頂きました。美味しく、ジューシーなステーキ、どうも御馳走様でした。改めて、S邸の完成おめでとうございました!

マンションの耐力壁判定について

新規プロジェクト

現在リフォームのご相談を受けているマンションで、どの壁が耐力壁でどの壁が雑壁(非耐力壁)かの資料を作ってほしいとのご依頼がありました。

当該部分の平面詳細図と、その階と上階の梁伏図のコピーがあったので、いつも構造でお世話になっている高田馬場の構造設計事務所ビーファーム・中野さんに図面を見て貰いながら、計算・判定方法を教えてもらってきました。

教えてもらった耐力壁の判定方法は、2007年度版「建築物の構造関係技術基準解説書」の「耐力壁に開口部がある場合」に基づいて計算しています。因みに、雑壁と判定できても、建物全体の耐震診断や区分所有法での共用部の問題、更には建築基準法の防火区画などがあるので簡単に撤去することはできませんが…。

カッシーナでのラグ探し

白金台S邸

先週に引き続き、青山の高級家具カッシーナのショールームに伺って参りました。今回は白金台S邸のリビングのラグ探しです。

昨年から長い時間を掛けてS夫妻とご一緒に色々なショールームを巡って探してまいりましたが、なかなかピッタリとマッチする物がありませんでした。選択するうえでの重要なポイントである、以下の四つの要素が揃ったものが中々見つからないのです。

  1. カラー(色味): ベージュ・灰色系のシンプルな色味が良いが、ベタッとした表情でなく、少しムラがあっても良い。ソファーやラウンジチェアーとの相性も重要。
  2. テクスチャー(触感):短すぎず長すぎないカットで、自然素材の優しい触感が欲しい。
  3. サイズ(大きさ):リビングとソファーのサイズを考えると3×4メートル程度。
  4. ストーリー(興味):機械仕立ての退屈なものでなく、そのデザインやイメージの裏にある、興味をそそるストーリーが欲しい。これが欲しいと思える言い訳(?)

今回も幾つかの良さそうな候補を選んでいただき、サンプルが揃った時点でご自宅に持って帰って貰い、日中の日差しや夜の照明のもと、どのように感じるかをご確認いただくことになりました。

カトリーヌ・ミメ

帰り際に、ショールーム三階のCatherine Memmi(カトリーヌ・メミ)の家具を一通り拝見して参りました。しっかりとした造りと大柄なデザインは以前から大好きなのですが、この大きさは普通の日本の家庭では難しいようです(現在はカッシーナではカトリーヌ・メミは扱っていません…)。