Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

幕張S邸 マンションリフォームの相談

新規プロジェクト

ちょうど20年前に、初めてTA(教務補助)として建築を教えた学生だったS君がリフォームの相談で事務所に来てくれました。奥さまと一緒に住んでいる幕張のマンションの部分か全体のリフォームを考えているとのことでした。

二人の大男が狭い事務所の梁下で記念写真です。

幕張のマンションリフォーム

以前から奥さまが僕らのホームページを良く見てくださっていたそうで、偶然ご主人との関係が判ったことで、本日事務所で会うことになりました。しかし、会っていなかった20年間の動向を確認することに夢中になってしまい、リフォームの相談をソッチノケで3時間以上話し込んでしまいました。S君、次回は奥さまも交えてリフォームの話をしましょう!

建築知識学校 リフォームセミナー-4

建築知識学校 リフォームセミナー

全7回のうち、早くも折り返しの第4回目のリフォームセミナーとなりました。本日のテーマは「アイデア発想法とプレゼン手法」についてでした。

中西ヒロツグさん スケッチブック

中西さんは普段持ち歩くスケッチブックになんでも書き込んでゆく設計スタイルや、恩師の菊竹清訓先生からの教えなどを例に出しての発想法を話してくれました。

山崎壮一さん

本日は実力派TA(教務補助)の山崎壮一さんにも実体験に基づいたリフォームの話をしてもらいました。僕も現場を拝見させてもらった千代田区番町のリフォームの裏話を聞かせてもらえたのも楽しかったです。

私、各務は施主にあわせたプレゼンテーションという視点でお話をしました。じっくり持ち帰って考えたい方向けや、直感的にイメージをつかむ方向けのプレゼンなどをケース毎に説明いたしました。上のプレゼンは部分毎にどのようなリフォームの可能性があるのかをケースわけで考えてみた事例です。

こちらは大きな一戸建ての二世帯リフォームの際の資料ですが、現状の把握に合わせて、新しい住まい方の可能性とそのメリットとデメリットを図式で説明したプレゼン資料です。

手書きスケッチは最近愛用しているスタイルですが、生活感が伝わり、持ち帰ってじっくり見たくなるプレゼンとして定義いたしました。

後半は、練習課題に取り組んでもらいました。水回りの移動などの制限を外して、比較的簡単に楽しく練習できる課題のイメージで作ったのですが、想像以上に難しかったようで、真剣に課題に取り組んでいる学生さんたちの姿を見て、僕らの身も引き締まる思いでした

目黒S邸 竣工引き渡し

目黒S邸

本日、目黒S邸の竣工引き渡しを無事終えることが出来ました。すでに食卓やベッド、カーテンとブラインドも入っていたので、引き渡し前にスタッフ一同で伺って、竣工写真も撮影させていただきました。

ヴィンテージリフォーム

アルフレックスの特注食卓ですが、やはりきちんとした家具が入ると、空間の中に機能的な様相が漂いだして、生活してゆく姿が見えてくるようですね。

ビンテージリフォーム 寝室

こちらは寝室です。以前も家具なしで撮影してみましたが、ベッドなしの寝室は全く様になりませんでした。シーリー社のダブルサイズのベッドです。フローリングを加工したヘッドボードとの相性も良さそうです。正面右手には床から天井までの鏡を貼りましたが、廊下がずっと続いているようで、空間がのびやかに感じます。

寝室リフォーム

同じ寝室を別アングルから撮影してみました。右手に観音開き三本分のクローゼット、その左にはウォークインクローゼットがあるので、洋服の収納量も十分なハズです。

玄関リフォーム

リフォームした玄関です。ビニールカーペットだった三和土(タタキ)の床は、薄い石材を貼っています。狭く、暗く感じる玄関だったので、廊下に向かって、開くイメージで壁と天井を斜めにカットしています。斜め壁部分に手すり棒と照明スイッチ、姿見の鏡を埋め込んでいます。

壁埋め込みテレビ

こちらは、お施主様こだわりの壁埋め込みテレビです。SONYブラビアの46インチのテレビです。本当は周りの寸法をもっと詰めたかったのですが、取り付け寸法と熱を逃がすことを考えてこのような寸法になりました。

まだ多少の手直しも残っていますが、無事引き渡しを終えることができました。Sさま、どうもおめでとうございます!最後の一枚は、勝手にリラックスしているウチのスタッフです。