Author Archives: Kenji Kagami
2024.07.17
ポリフォームのウォークインクローゼット設置
[関西M邸]
関西M邸のウォークインクローゼット改造計画ですが、一度関西に伺ってのお打合せ後は、図面やサンプルを使ってのオンライン打合せで内容を詰めてきました。

こちらが完成お引き渡し時の様子ですが、遠隔地ならではの色々な苦労もありました…。

ポリフォームは平面図だけでなく、このような立体図もつくってくれるので、資料としてとても分かりやすく、電話やオンラインでの打ち合わせはとてもやりやすかったです。因みにポリフォームでは「ウォークインクローゼット」と呼ばず「ワードローブシステム」と呼称しています。

今回の工事は、既存のクローゼットを撤去して、エアコンを移動、照明器具と自火報も移動しなければならないので、ポリフォームの図面にエアコン移設や姿見の位置なども書き込んで、リフォーム工事をお願いするゼネコンともきちんと意思疎通を図らないといけないのです。

一旦図面の訂正が終わったところで、オンライン打合せをさせて頂きました。お客さまには京都のアクタスショールームに出向いて頂いて、ポリフォームのコーナーで、アクタスの営業担当の村山さんと櫻井さんにサンプルを用意して貰ってのオンライン打合せです。遠隔地でもこのようなスタイルでのオンライン打合せはとてもスムーズに進みました。この内容に沿って図面を訂正してもらったところで、まずは家具の発注となります。世界各地の戦争や紛争で、イタリアからの船便がスエズ運河を使えないので、発注後日本に納品になるのが6か月半掛かるので、早めに発注を掛ける必要があるのです。

そろそろクローゼットのシステム家具が日本に到着するとの情報を貰ったので、弊社設計担当の竹田さんに一人で関西に日帰り出張をして貰い、ゼネコンのリフォーム担当者とアクタスのポリフォーム担当者に現地に来てもらい、工事の取り合いや日程調整をして貰いました。現場への荷物の搬入動線などもこのタイミングで確認して貰いました。

照明やセコムのセキュリティー機器、エアコンを移設してもらう位置を指示するだけでなく、クローゼット家具の間接照明のコンセントの取り出し位置まで設備に追記してもらいました。

ゼネコンのリフォーム工事はお客さまとの直接契約、ポリフォームについてはカガミ建築計画を通しての仕入れとなると、何か問題があった場合の責任分岐点が難しいので、工程は2社をしっかりと分けて行ってもらうこととなりました。

工事が始まってからは毎日工事終了後に写真で何があって、どこまで進んだかを説明してもらいます。こちらは既存クローゼット解体後の様子です。

設備の移設とクロス張りが終わったタイミングでポリフォームの組み立てとなります。

パネル部材を、現地でノックダウン方式(パネル部品を持ち込んで現地で組み立てる生産方式)で組み立てるので、こじんまりとしたクローゼット内のスペースでうまくスペースを作りながら、組み立ててくれていますね。

組立が無事終わったとの報告を受けたので、竹田さんと各務の二人で現地に伺って参りました。

隙間なくきっちりと組み上げられたクローゼットシステムはシャープでとてもきれいでした。コンパクトなお部屋ですが、無駄なスペースがほとんどなく、お客さまも「効率的な収納ができそうだ」ととても喜んで下さりました!

簡単な取り扱い説明では、棚ダボの取り外し方や、引き出しボックスの取り外し方などをMさまに確認して頂きました。

ウォークインクローゼットリフォームのビフォーアフターの写真2枚お見せしておきます。

元のクローゼットでは枕棚とハンガーバーだけのシステムで、洋服の下にはポリプロピレン製の衣装ケースを引き出し代わりに使っていらっしゃいましたが、重たいものを入れたり、上に荷物を載せると歪んでしまい使いにくくなってしまう弊害がありました。新しい引き出しは3段引きのレールが入っておりとてもスムーズに開閉ができるので、整理もしやすそうだとのことでした。

最後のオマケ写真は、リビングの飾り棚です。読み込んだ拙著「世界にひとつだけのプレミアムリノベーション」の隣に、昨年末のモダンリビング大賞ベストシックス賞のトロフィーを飾ってくださっていました!
2024.07.17
LGS造作と木造作とボード貼り
[渋谷区N邸]
新築マンションリフォームの渋谷区N邸の工事現場、LGS(軽量鉄骨)工事が進んでいます。









2024.07.12
お客さま検査&お引き渡し@元麻布J邸
[元麻布J邸]
元麻布の築25年、120平米のマンションリフォームプロジェクトの元麻布J邸の工事が終わったとのこと、お客さまと一緒の施主検査に行って参りました。僕ら建築やインテリアの世界では、「施主」という言葉はあまりに普通に聞く言葉なのですが、ネットで調べると「施主」という言葉は、法事や供養、お寺などの宗教的な用語がメインで、その他の用途として建築や造園等で資金を出す注文主という意味で使われているようです。カガミ建築計画では、いつからか「お客さま」という言葉に置き換えています。

まずはお決まり(?)の記念撮影で、真ん中にお客さまのJさまご夫妻で、左からリフォームキューの現場監督の滝川さん、設計営業の大久保さん、カガミ建築計画の担当スタッフの松藤さん、リフォームキューの坂本さんと各務です。

リフォーム前にほぼ同じ位置で撮影した工事着工直前の写真と比べると、空間の広がり、そして素材や色味の変化が良くわかりますね!

初めて養生が取れた生まれ変わったご自宅を見て、とても感動してくだっているお二人を、本日はお客さまの検査の日ですからと、現実に引き戻しつつ(笑)各空間をご一緒にチェックして回らせて頂きました。

オーダーキッチンでは、各扉や引き出しのスムーズさを確認して頂いたり、調理カウンター周りのシールの状況などをチェックして頂きました。

こちらは「すごく使いやすそう!」と喜んで下さった洗面廊下ですが、収納やメディスンキャビネット内部のコンセントなどを確認して頂きました。

寝室手前の廊下にリフォームキューが設けてくれた小さなニッチは掃除機置き場を想定しています。

こちらはお子さまたちの部屋ですが、お子さまたちが選んでくれたアクセント壁紙の可愛さに喜んで下さっている様子です。

ご主人さまが特にこだわってくださったハイテグラ仕上げの壁の壁掛けテレビとコーナー収納と梁下照明は「カッコよい!」ととても喜んでくださいました。

そうこうしているうちにリッツウェルにオーダーしたダイニングテーブルが現場に届き、組み立てが始まりました。

MTテーブルという無垢材の天板と金属の脚の組み合わせのテーブルですが、無垢板の裏にきっちりと補強材が入っていることを、組み立ての時に初めて詳細に見学させて貰いました。

キッチン前にダイニングテーブルが置かれた様子です。淡いグリーンのカーペットに、大判大理石調タイルカウンターに黒い扉のキッチン、グレーを基調にしたインテリアに、ウォールナット無垢板とブロンズ色のシャープな脚のダイニングテーブル、とても良くマッチしていますね。
今回の元麻布J邸の取り組みは、弊社のデザインアドバイス、設計施工でリフォームキューの請負いというスタイルですので、現場が始まってからの設計側のチェックや検査立ち合いは、このブログの記事を書かせて頂くことを条件に無料でのサービスとしております。従ってこの日のお客さまと設計側のチェック項目についてはリフォームキューの大久保さんが纏めてくれています。
そして、1週間後…。

リフォームキュー主体でのお引き渡しとなりました。オーダーキッチンのリビングプロダクトの取り扱い説明の様子です。手前左に置かれているのは、Jさまご夫妻がお手持ちの馬の置物です。

洗面所のリネン収納の扉を開け閉めする際、指を挟みそうな箇所があった為、どのようにほしゅうしかたをご説明している様子です。手前の壁と突き当りの壁に、すでにお客さまお手持ちのアートが飾られていますね。これはJさまご夫妻がお引き渡しの前に、一部の家財道具やアートを入れさせてもらいたいとのリクエストがあり、覚書を交わしたうえで事前搬入とアート取り付けをリフォームキューが引き受けたという経緯があります。

洗面廊下の壁収納側の下部には、昼間と夜間で人感センサースイッチを切り替えるための特殊な装置が入っているので、それをお客さまにご説明している様子です。そして、このお引き渡し&取り扱い説明のすぐ後にお引っ越し作業が入っています。
素敵なご自宅の完成とお引き渡し、どうもおめでとうございます!完成後の様子はこちらをご覧ください。