Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

ヴィンテージマンションリノベの設備現地調査

代々木上原I邸

ヴィンテージマンション・リノベーションプロジェクトの代々木上原I邸ですが、こちらにご相談があったときには、すでに内装の解体が85%程度終わっておりました。管理組合から見せて頂いた図面類と見比べて、ほぼ設備配管の状況は分かっていましたがが、新しいリノベーションプランとの整合性を確認したかったので、再度施工会社と一緒に現地を確認しに行ってきました。

ヴィンテージマンション代々木I邸の現地設備調査

同行して貰ったのは、施工会社として内定している青の片岡社長と樋口さん、電気のムラデン藤木さん、水道設備の坂井さん、その他ガス屋さんたちです。

ヴィンテージマンション代々木I邸の現地設備調査

メゾネットの上階部分の浴室は、少しでも床の嵩上げを少なくするために在来工法で作ろうと考えていますが、防水層と排水の水勾配でどのくらい嵩上げすることになるのかを一緒に検討させて貰いました。

ヴィンテージマンション代々木I邸の現地設備調査

キッチン部分には床スラブから立ち上がっている給水管、排水管、ガス管が残っていますが、これらを新しいキッチン内でどう処理するかも目途を立てることができました。

共用廊下にある水道メーターとガスメーターから室内へのルートも確認して、排水管以外の配管は全て室内ルートで配管できることも確認することができました。

こちらは上階外部のテラス部分です。ガス給湯器は撤去されていましたが、浴室への追い炊き管の設置の可否をチェックすることができました。

その外部テラスからアプローチできる屋上部分に、マンション各住戸のエアコンの室外機が設置してあります。I邸のお客さま用の室外機置場も確認して、冷媒管のルートも理解することができました。

設備現地調査メモ

こちらが、弊社担当の神崎さんが翌日に纏めてくれた設備現地調査の纏めです。ここから設備配管に必要な寸法などを導き出していきます。

品川N邸のビフォー&アフター

品川N邸

コロナのことがあって、お引っ越し後の家具が入った写真がまだ撮影出来ていませんが、家具なしの段階で撮った竣工写真とリフォーム前の様子を比べた品川N邸のビフォー&アフターの比較写真を作りました。

クローズド型がキッチンをペニンシュラ型カウンターのあるオープンキッチンへとリフォームしたことで、LDKの面積が50%ほど広くなったように感じられました。

こちらは玄関ホールのBefore & Afterです。以前から広いホールでしたが、色々なサイズやデザインの収納扉が並び、目がチラつくような空間でした。リフォーム後は正面左手の主寝室への扉は壁のクロスと合わせたシート張りの扉として壁と一体化させ、正面壁のパネルデザインがフォーカルポイントとなっています。

キッチン回りの工事前後の写真です。廊下として使われていた部分までLDKに取り込めているので、空間のボリュームが増しています。キッチンの対面カウンターはキッチン側は機能重視の素材ですが、リビングダイニングに面した側はチークの突板を使って、家具的にも感じられるようなデザインとしています。ダイニングの壁も灰色のクロスで縁取ったフレームとパネル壁を設けて、正面性を演出しています。左手奥まで伸びる廊下は、フロアヒンジのデザイン扉として、開いた時には解放感が、閉じたときには石張りの壁と一体化する重厚感を持たせています。

キッチン内側から見たビフォーアフターです。お引っ越し後の奥さまからはとにかく開放的で、明るい気分で料理や家事に取り組めて、本当にリフォームして良かったと感想をお伝え頂いています。

リフォルムから購入したダイニングテーブルが届いたタイミングで、担当スタッフの岸本さんがチェックしてくれた際の写真です。まずは逆さまにした状態で脚を組み上げ…、

天板と固定してから、逆さまにします。今回は木製天板なので、組み立て作業は男性2人で済みました。これが大理石となると、職人5人掛かりになります…。

やはりポリフォルム社の椅子を7脚並べた様子です。

最初からオーダーするまで、いやこれらの家具が届くまで、お願いしたテーブルや椅子の色味が、空間にマッチするかを心配なさっていたNさまの奥さまですが、この組み合わせのフィット感を見て、ようやく安心して下さったとのことでした!

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