Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

ハイブランド家具屋巡り-2@代々木上原I邸

代々木上原I邸

代々木上原I邸のお客さまとの、ハイブランド家具屋巡りの第2弾です。第1弾は以前のブログ記事でご紹介しております。(弊社ブログはある程度の時差を持って書いております。この記事で書いているショールーム回りの時点ではまだコロナウイルスは問題になっておりませんでした)

僕らも良くご提案をしているイタリアハイブランド家具のモルテーニのショールームに伺いました。

全体として、大ぶりで四角っぽい家具が多く、今回検討しているIさまの家具レイアウトでは使いにくいものが多いのですが、僕らが最も良く使わせて貰っている、こちらのダイニングチェアのアウトラインは、そのスタイリッシュな見かけと実際の座りやすさを気にいって頂けたようでした。

靴のコレクションも数多く持っていらっしゃるIさまは、モルテーニのこちらの靴収納にもご興味を持って頂けたようです。

次に伺ったのは、ソファで良くお世話になっているミノッティの青山ショールームです。

B&Bでも気にいってくださった、円弧を描くようなソファーを見て頂きたかったのですが、ちょうど展示されている現物がありませんでした…。
ミノッティはソファのデザイン・シリーズが豊富にあることが特徴なのですが、青山エリアに3つショールームがあっても、それらすべてを展示することができないのが、悩みだそうです。

代々木上原I邸には屋上テラスがあるので、ミノッティの屋外家具も見て頂きましたが、残念ながらテイストが合わなさそうでした。

こちらはやはりお近くのフレックスフォルムのショールームです。こちらでは、コンパクトなラウンジチェアを見て頂きました。男っぽいデザインが多い、ミノッティやモルテーニ、B&Bイタリアなどを比べると、フェミニン(女性的)なデザインも感じられるので、気にって頂けるのではと思っておりましたが、それほどではなかったようです…。

この日最後に訪問したのは、インテリアズのショールームでした。ボッフィのキッチンやデ・パドバやポロなどのイタリアのキッチンや家具のセレクトショップのような店舗です。

こちらのポロ社のウォークインクローゼットのシステムはシンプルで良さそうだとのご感想でした。
丸二日間、ハイブランドの家具ショールームをご一緒に回る中で、お客さまとのインテリアに関連する会話を重ねる中で、少しずつお互いの考え方が分かってきた気がしております。次回は、イタリアに限らず、日本やイタリア以外の家具のショールームもご一緒したいと考えております。

事務所の勤務形態について 

ニュース


カガミ建築計画株式会社は、3月10日(火)から、新型コロナウイルスの影響を考えて、当初のスタッフ全員自宅勤務から、事務所のコアタイムを10:30~16:00として、その前後の在宅勤務を組み合わせたスタイルに変更してしばらく様子を見ることとしました。ただし、子どもや親と同居しているスタッフについては、まだしばらく在宅勤務を続けさせて頂きます。

メールについては各スタッフとも個人のメールアドレスに転送を掛けておりますので、これまでとほぼ同様にやり取りが可能です。工事が動いている現場については、施工会社と連携を取りながらチェックを進めてゆきたいと考えております。

お客さま等とのお打合せは、打合せ場所や時間帯を考慮しながら徐々に再開しようと考えております。

新型コロナウイルスの問題が早期に解消することを願いつつ、まずは近々の事務所の方針を報告させて頂きました。



麹町K邸のその他造作家具の組立て

麹町K邸

麹町K邸の住宅部分でも工事が着々と進んでおります。こちらはリビングダイニングの2連の窓ですが、既存枠を活かしてダイノックシートを張って、一体に見せるデザインを目指しています。

二つの窓の間には、このように突板で作ったフローリング状の板を張ってゆく予定です。

お子さまの部屋の背面をアクセント色で仕上げた本棚や、

ウォークインクローゼットの棚も組みあがりつつあります。

ウォークインクローゼットは、元は洋室だった部分に組み上げているので、窓は変形な形で残ることになっています。細長い窓になってしまいましたが、それでも自然光が入る部分に奥さまの洋服入れがあることで、色味を自然光で確認することができそうです。

住宅トイレの内装も進んでいました。壁にはエコカラット(リクシル)が張られ、手洗いカウンター前の黒いガラスモザイクタイルも張られていました。

寝室の壁付けテレビを設置する壁下の造作収納も、この箱が開口部に収まって…、

このように仕上がっていました。

造作家具とほぼ同時にタイル張りの工事も進んでおります。こちらはキッチンですが、床に大理石調タイルが張られていました。

元々がオーダーユニットバスだった浴室ですが、こちらの洗い場の防水パンもタイルごと交換されています。

浴室の床タイルと同じ色味のタイル(浴室内は滑り止め仕様、壁は磨きです)が洗面室の正面壁に張り始められていました。

タイル職人さんが、タイルカッターを使って、こつこつと作業を進めてくれています。

リビングダイニングは既存の床材とその下に隠れた床暖房パネルを既存利用しながら工事を進めておりますが、床暖房範囲とキッチンが被ってしまう箇所が生じることが判りました。フローリング用の床暖房の上にタイルを張ることができないので、その箇所だけはタイルメーカーのアドヴァンから販売されているタイル柄と同じ柄のビニールタイルを張りました。光沢の具合や目地幅が違うので、今の時点ではちょっと目立ってしまいますが、キッチンカウンターが入ると見えてくるのは10センチ程度になるので、何とかごまかせるのではと期待しております(当然ながら、お客さまには事情をご説明して、このような手法で進めることはお伝えしておりますが…)。