Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

お客様とプロジェクトに恵まれた実り多き一年でした

南平台N邸

今年は、本当にお客様とプロジェクトに恵まれた、素晴らしい一年となりました。このブログを見返しながら、今年一年を振り返ってみました。

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2014年の最初に完成お引き渡しをしたのが、この南平台N邸です。クール&スタイリッシュを目指したこちらのお宅は、メディアでの注目度も高かったようで、お陰様で来年には雑誌「モダンリビング」に掲載されることになりました。

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こちらは設計図から工事監理までを行う通常の設計監理とは違った、デザインアドバイスの方法でマンションリフォームのお手伝いをさせて頂いた目白Y邸です。以前にご購入予定のマンションの時からご相談を頂いていたY様は、築浅のこちらのマンションをご購入した際にもお声掛けくださいました。この「デザインアドバイス」は急ぎのスケジュールにも対応可能で、コスト的にも設計料が大幅にお安くできことも好評なようで、最近問い合わせが増えております。

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南青山Y邸のお施主さまも、以前は別のマンションのご購入権当時からご相談があったお客さまでした。築浅のマンションでしたが、インテリアも含めてリフォーム&コーディネートでお手伝いさせて頂きました。

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シンガポールへの5泊6日の弾丸出張プロジェクト、シンガポールM邸も考えてみれば今年のプロジェクトでした。短期間で260平米のマンション(それも現地に行くまで間取りも判っていなかった…)のインテリアコーディネートをお手伝いさせて頂いた経験は、この後になっても大いに役立っております。

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まだ家具が入ったきちんとした写真が撮れておりませんが、広尾N邸もとても思い出深いプロジェクトです。消費税UPやその後の職人不足、マンションの水漏れや全体改修との絡み、香港からの建具やインテリア素材の輸入など、難しい問題山積みでしたが、何事にも前向きなNさまご夫妻のご協力と外国まで出張してくれたスタッフの竹田さんのお陰で、無事竣工お引き渡しを喜んで頂けました!

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デザインアドバイスでお手伝いした三田綱町パークマンションU邸です。個人的な感傷ですが、今は亡き祖父と祖母が暮らしていたマンションで、ほぼ同じ向きと間取りのお宅のリフォームをお手伝いできたことは、とても感慨深かったです…。

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こちらの 高級高齢者向けサービスアパートメントS邸はまだ、竣工写真をブログにもUPできておりませんが、管理会社との難しい工事条件調整や、防災・スプリンクラー対応、そして騒音や臭いの厳しい規制のなかでのリフォームでしたが、施工をお願いした高島屋スペースクリエイツの誠実な対応と建築工事の、造作家具の現代製作所の頑張り、そしてスタッフの前田君の粘りで、無事完成することができました。

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リビングダイニングとキッチンだけで100平米超えの南麻布S邸は写真のインパクトが大きいプロジェクトでした。こちらはいつも施工でお世話になっているリフォームキューさんからのご紹介のお施主さまでした。ちょうど奥様がご妊娠中の設計で、工事最中に元気な男の子が生まれて、竣工時には赤ちゃんを連れてきてもらったという、S様ご家族にとって記念のプロジェクトでした。

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虎ノ門ヒルズレジデンスM邸は、工事をすることになったことをブログで報告したところ、沢山の不動産関係者(すべて知り合いですが…)から連絡を頂きました。日本で最高級の坪単価、そして竣工したばかりの超高級マンションを、どのようなお施主さまがどのような経緯でリフォームすることになったのかが話題になったリフォームです。すでにお施主さまにお部屋のカギはご返却させて頂きましたが、カギを持って虎ノ門ヒルズに行く際はなぜかウキウキした気分になっていました。

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年末ギリギリに竣工お引き渡しをした白金台Y邸です。築29年の高級ヴィンテージマンションですが、建設当時から親の知り合いが住んでいたことで、建築を勉強し始めた大学生の頃に見学させてもらった思い出深いマンションでした。不思議な縁でお手伝いさせて頂き、とても嬉しいプロジェクトでした!
これまでは年に3~5件程度のペースでしたが、昨年から問い合わせ数も急増しており、デザインアドバイスなどの手法も取り入れたこと、また竹田さんや前田君のスタッフの陣容も整ってきたことなどで、以前より多くのプロジェクトに取り組むことができるようになってきました。来年は、工事がすでに始まっている六本木N邸、設計の最終段階に入っている南麻布K邸などの超ビックプロジェクト、そしてブログでもまだ紹介していないプロジェクトも幾つかあります。
まずは年内、そして年明け4日まで休ませ頂きますが、どうぞ来年以降も宜しくお願いいたします!

 

モダンリビングの取材・撮影@南平台N邸

南平台N邸

今年の頭に完成していた高級マンションリフォームの南平台N邸が、雑誌「モダンリビング(ハースト婦人画報社)」に掲載されることが決まり、その取材撮影に立ち会って参りました。

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来年2月に発売の豪邸特集のブック・イン・ブックの形で豪邸リノベーションの特集があるそうで、そちらへの掲載になる予定だそうです。

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編集の山本さんからお電話を頂いて掲載の依頼があったのですが、実はほぼ同じタイミングでお施主さまのNさまからモダンリビング社へインテリア備品やインテリアグリーンの依頼もしていたそうで、そちらには本日立ち会ってくださったモダンリビングの副編集長の高坂さんが対応して下っていたそうです。不思議な縁が重なっての本日の撮影となりました。

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カメラマンの山本さんと編集の山本さんが玄関の撮影アングルを相談している様子です。

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写真は撮影するたびにiパッドに飛ばしているので、すぐその場で写真を確認することができるのです。

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こちらのリビング入り口に設置してもらったインドアグリーンも、本日モダンリビング側がリースで持ってきてくれたものです。

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撮影の合間に、ビフォー&アフターの図面をお見せして、各務が説明している様子です。

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いつ伺っても本当にきれいにしていらっしゃるNさま邸ですが、それでも撮影となると、色々なものをどけたり、取っ手の金物を磨いたり、棚の内部に見えている物を片づけたりと、一枚の写真の裏には目に見えない苦労があるのです…。

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その様にして撮影していった写真が、このようにきれいに仕上がるワケです(因みに、こちらは各務が撮影したニセ写真です…)。

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リビングのソファー背面の棚のインテリア小物やテーブル上の備品も、Nさまのご依頼でモダンリビング社側が提案してくれたものです。

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長時間掛かっての撮影になりましたが、お施主さまのご協力とモダンリビング側の尽力で、素敵な写真が撮れたようです。大手のインテリア雑誌に掲載して頂くのは初めての経験ですが、どのような仕上がりになって、どのくらいの反響があるのか、今からとても楽しみです。モダンリビングの山本さま、高坂さま、カメラマンの山本さま、そしてお施主さまのNさま、どうもありがとうございました!

 

 

間接照明用LEDのデモンストレーション

六本木N邸

設計中の六本木N邸だけに限らず、照明として間接照明を使う機会が多いので、日々進化が激しいLEDの最新状況を教えてもらうために、プロテラス社の担当者に事務所に来てもらい、実物を見ながらのデモンストレーションをお願いしました。

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これまでも、プロテラス社のルーチシリーズ以外には、DNライティング森川製作所森山産業などを適材適所に使ってきたツモリですが、中々定番となるものが見つかっていなかったので、LEDのライン照明でコンパクトなものをなるべく多く持ってきてもらい実験させて貰いました。

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照明の幅や高さ、調光可能かどうか、光の粒が見えるか見えないか、照度や光の特性、そして納期や価格などをまず解説明してもらいました。

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今回一番実物を見たかったのが、こちらのナノラインでした。幅5.5ミリの超極細照明です。本来棚下灯として開発されたもののようでしたが、折り上げ天井の間接照明などにも転用できないかを確認したかったのです。

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持ってきていただいたLED照明器具すべてを、事務所で一番暗い玄関に持って行き、扉を全て閉めたうえで、壁からの離れや天井との距離を測りながら、実感できる明るさを体験させて貰いました。
また、数年(もしかして数か月?)すれば、新しい製品が開発・発売されて、最新だと思っている知識も古びてしまうのでしょうが、とにかく勉強し続けないと置いてけぼりをくらってしまうので、他社さんの製品も含めて貪欲に研究してゆきたいと思っています。