Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

半年点検@代官山T邸

代官山T邸

昨夏にマンションリフォームで竣工お引渡しをした代官山T邸に半年点検で伺って参りました。実は、現在工事中の南平台N邸のお施主さまは、Tさまからのご紹介で、場所もすぐ近くなので、Nさまの工事が終わる前であれば、施工側の補修工事もしやすいのでこのタイミングで点検させて頂きました。

140312hantoshitenken@daikanyamaT-1

いつ伺っても本当にきれいにしていらっしゃるTさまのお宅です。事前に気になるところをTさまにチェックして頂いていたので、比較的スムーズに点検を行うことができました。

140312hantoshitenken@daikanyamaT-2

最も多かった問題は、塗装のヒビとハゲで、それらに関しては、塗装屋さんが同色のペンキをTさまにお渡ししてあったので、それを使ってタッチアップすることになりました。廊下はダウンライトの電球が切れていたので、後日電球を購入して(購入費用は別途です)、交換する方法をお伝えさせて頂きました。

140312hantoshitenken@daikanyamaT-4

浴室の扉は、先回のリフォームでは触っていない部分でしたが、ガラスの下端についているゴムの水除け部分がゆるんでしまっているとのことでした。こちらは別費用となりますが、施工をお願いしていたリフォームキューに用意して貰って交換することとなりました。

140312hantoshitenken@daikanyamaT-3

寝室は、後で納入したミノッティの皮張りのラウンジチェアとオットマンのコーティングがなされていないので、そちらをお勧めいたしました。

140312hantoshitenken@daikanyamaT-5

本日はTさまがご不在で奥さまにご対応頂きましたが、こちらの点検補修よりも、話題はもっぱら工事中の南平台N邸の状況についてで、奥さまも完成した際に見学させて貰うことが楽しみだと仰ってくださいました。

 

 

 

雑誌取材&撮影@六本木T邸

六本木T邸

つい先日、2年半点検とその補修が終わったばかりの六本木T邸ですが、リクルート社の雑誌「都心に住む」の取材と撮影で再訪させて頂きました。

140304ropponngiT_shuzaisatuei-1

左から、カメラマン一井さん、都心に住む編集部の江原さん、ライターの森さん、そして私、各務です。補修で壁全面を塗り直すことになり、Tさまが近所にお引越しをして頂いていた合間を縫って、取材・撮影にご協力頂きました。

140304ropponngiT_shuzaisatuei-2

今回の特集は「NY・世界のタワーマンション探訪(仮)」とのタイトルで、ニューヨークのタワーマンションと日本のタワーマンションを比較する企画とのことで、東京を代表するタワーマンションでもある六本木ヒルズレジデンスのTさま邸に白羽の矢が立ったようです。

140304ropponngiT_shuzaisatuei-3

こちらのお宅は、日中もカッコ良いのですが、照明計画にも凝っており夜景も素敵なので、無理をお願いして、午後3時から途中一休みを入れて、夕方6時半まで撮影して貰いました。

140304ropponngiT_shuzaisatuei-4

室内を取りながら、タワーマンションならではの屋外の景色を撮るのは非常に難しいそうで、カメラマンの一井さんもアングルや露出を色々と工夫して下さったようで、仕上がりが楽しみです。

140304ropponngiT_shuzaisatuei-5

この写真は、各務が日中に撮影してみた写真です。5月に発売される号に掲載される予定で、ニューヨークのマンションの事例として、ニューヨークS邸も掲載されるかもしれないとのことなので、どうぞ楽しみにしていてください。

 

大理石張り@南平台N邸

南平台N邸

大工造作工事が終わった南平台N邸では、ダイニングの壁の大理石張りや造作家具の組み立てが始まりました。

140304nanpeidaiN_dairiseki-1

昨年アドヴァンのショールームで選んだ大理石、ドラマチックホワイトの大きなスラブ(一枚岩)を400×600にカットして貰ったものを、現場で張り始めました。

140304nanpeidaiN_dairiseki-02

下地には構造用ベニヤ板を張って、右手前に見える接着剤を点付けして、慎重に一枚ずつ張ってゆきます。目地なしで、逃げる個所がないので、1枚張るのに20分ずつ時間が掛かっているイメージです。

140304nanpeidaiN_dairiseki-04

こちらが夕方に張り終わった様子です。ドラマチックホワイトのきれいな模様が照明に映えて美しく光る様子が想像できますね。

140304nanpeidaiN_dairiseki-05

かたやリビング側には、沢山の造作家具の箱が届いております。

140304nanpeidaiN_dairiseki-06

こちらは大工造作と絡む箇所なので、事前に取り付けられていたテレビフレームの下のAV収納です。壁の背面に構造の柱が隠れているので、向かって右側の2つの箱分はAV機器類を収納する奥行きがありますが、左側はDVDなどを収納するほどしか奥行きがありません。

140304nanpeidaiN_dairiseki-07

こちらは洗面脱衣の壁に取り付けるメディスン・キャビネットです。フレームにチークの突板を廻して、中央部に飾り棚を設けたデザインとしています。

140304nanpeidaiN_dairiseki-08

背面に灰色の大理石を張った壁に、照明の線を通しながら慎重に取り付けてゆきます。一度取り付くと、全く重さを感じない棚ですが、実際には男2人でしっかり支えないと傾いてしまう重量があります。