Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

リフォームセミナーの下打合せ@住まいの学校

ニュース

昨年末に、一緒にプロ用のリフォームセミナーをやろうと、お声掛けして頂いた、一般財団法人・住まいの学校の事務所に打合せに行って参りました。こちらの「住まいの学校」はまだ一般的にはあまり知られていないようですが、学校長が内田祥哉先生(東京大学名誉教授)で理事長が伊藤滋先生(東京大学名誉教授)という建築・都市計画業界では知らない人のいない超ビッグネームを配した一般財団法人です。

一般財団法人 住まいの学校での打合せ風景

そもそもは、クロス張替やシロアリ駆除業者から、今はやりのリノベーション会社、大手のリフォームチェーンまでが全て「リフォーム」という言葉でくくられているが、その理念や技術レベルにはあまりに差が大きいことに強い危惧感を持っていた理事の石原秀一さんのお誘いで始まったお話です。以前にも一度ラフな打合せはしておりましたが、本日はより具体的な下打合せをとのことで、このブログではいつもお馴染みのイン・ハウス建築計画の中西ヒロツグさんと一緒に伺い、どのようなセミナーが必要とされているかを打合せ致しました。中西さんが戸建住宅のリフォームについて、各務がマンションリフォームについてと役割分担して、まだ内容の詳細は詰めているところですが、5月23日(水)に新宿のTOTO東京センターショールームで行うことがほぼ決まりました。
また詳細が決まったところで、告知してゆく予定ですので、ご興味のある方は是非セミナーにいらしてください。なお、写真は色々な法人や団体が行っているセミナーやリフォームについての教本を持ち寄って、皆で情報交換している様子です。

リフォームコンクール受賞報告@高輪I邸

高輪I邸

先日発表になった「住まいのリフォームコンクール」受賞のご報告で高輪I邸に設計担当者の渡辺と一緒に伺って参りました。

想像していた以上にIさまご夫妻が喜んでくださり、こちらもとても嬉しくなりました。寝室から水回りの動線に無駄がなく、温かく気持ちが良いことはとても気に入ってくださっているそうです。
昨年10月のお引渡しから、幾組ものお客様をご招待したそうですが、皆さまとても使い勝手が良さそうで、何より気持ち良いと褒めてくださることが嬉しいとのお話も伺いました。2月28日の授賞式にもご夫婦揃って出席して頂けることになりました。

内外装の色決め@田園調布F邸

田園調布F邸

田園調布F邸も連日の現場となりますが、本日はFさまご夫妻に立ち会って頂き、内装・外装の色決めを行いました。

ビニールクロスの色決め

床のフローリング材の色がまず決まっているので、それと比べながら各部屋のベースとなる塗装とクロスの色を決め、今度はそのベース色と比べながら寝室のアクセントクロスを決めていっている様子です。写真は男の子の部屋なので、ちょっと渋めのブルーとグリーンを見て貰っています。

階段室や吹き抜けに見えてくる古い構造材に付ける色を相談しています。古材は一度サンダーを掛けて、汚れを落としてから天然系染色剤のオスモかリボスで染めます。

こちらは外構アプローチ・階段部分のタイルです。サンプルを実際の場所に並べて、周りを見回しながら雰囲気を確かめて頂きました。その他、外壁塗装色なども一緒にご相談しながら選んでゆきました。

キッチンリフォームの打合せ@田園調布F邸

色決めが一通り終わったところで、キッチンのコンセント位置や細かい使い勝手を確認して頂きました。こうやって、きっちの場所に人が立つと、キッチンの様子がより具体的に想像できるようになりますね。

最後はおまけで、古い天井の梁をどのようにボードに呑み込ませるか、苦心してくれている大工さんの様子です。出来上がると、なにも特別に見えない納まりでも、作っている最中は大変なのです。