Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

50平米のリビングダイニングのフラット天井塗装

六本木T邸

六本木T邸では塗装やクロス張りの仕上工事が始まりました。

50平米のリビング 天井塗装

約50平米(30畳)あるリビングの天井は完全にフラットとなるので、慎重にパテしごきしながらローラー塗装をしてくれています。現場に到着した時は、サンドペーパーで削り出されたパテの粉が宙に舞っており、霧の中のような様相でした。

クロス張り工事

クロス張りはトイレ内部だけですが、こちらも同時に作業が進んでいます。一般的に、塗装工事に比べるとクロス用の下地工事は雑なことが多いですが、こちらの職人さんは丁寧にペーパーを掛けてくれています。

書斎 造り付け家具

苦労して取り付けていた書斎の造作家具も無事セッティングが完了していました。既存の窓サイズピッタリにきれいに納まっています。

ベランダウッドデッキ

3つあるベランダのセランガンバツ材のウッドデッキもきれいに張り終わっていました。丸型柱のくり抜きや、排水口の点検口も上手く細工してくれたので、全く目立ちません。
いよいろあと10日ほどで竣工・お引渡しになります。ここからは担当の笠原君に、毎日現場に行ってもらうことになりそうです。

ほしいリゾート・実例セレクションに伊豆K別荘が掲載されました

伊豆OK別荘

伊豆K別荘がリクルート社の別荘・リゾート雑誌「ほしいリゾート・実例セレクション」に掲載されました。

リゾート実例セレクション

「見せます海の家・山の家」というカラー特集ページに、山の別荘の一例としてピックアップされています。木製浴槽を使った景観抜群の温泉風呂を中心とした記事構成となっています。先日の取材・撮影の際の写真が多数掲載されています。

伊豆K別荘 雑誌掲載

別荘リフォームの実例としては唯一ですが、他にも美しい新築別荘実例が多数紹介されておりますので、どうぞご覧ください。

テレビ・ステレオ棚の詳細(ディテール)

六本木T邸

竣工お引渡しまで二週間ほどとなり、六本木T邸の工事が山場に掛かりつつあります。本日は、現場監督のTさんを含め、7人の職人さんたちが作業中で、いよいよ緊迫感が増してきました。

六本木ヒルズレジデンス リノベーション工事現場

造作家具取付けとボード張りは先週からの続きで、本日よりベランダのウッドデッキ工事、塗装下地のパテ処理が始まっています。

ウッドデッキ張り

セランガンバツ材のウッドデッキの取付け中です。ベランダはマンションの専有使用権のある共用部なので、後日防水工事をやり直す際には取り外す必要があるので、幾つかに分解できるように設計しています。

塗装下地パテ処理

ボード張りが完了した天井から、塗装下地用のパテ処理も始まっています。中央部細長い四角部分は、埋め込みの配線ダクト照明を入れるボックスです。大きな面積のフラット天井なので、ボード二重張りの上からのパテ処理となっています。

テレビ・オーディオ収納棚

先日紹介したテレビ・オーディオ収納も大分形が見えてきました。 左下の白い箱にステレオ機器類とDVDデッキを置き、その上の四角い凹みがi-pod置き場、右側のフラットな部分に壁掛けスタイルでテレビが取り付く予定です。

ステレオ棚詳細

テレビ・ステレオ棚はシャープに見えるように細かいディテールにもいろいろと工夫をしています。可動の棚板は薄く見えるように端部に向かってテーパーを取って小口寸法を10ミリとしています。棚板自体も薄いので、中にスチールを仕込んで強度を出しています。ダボのピッチも20ミリと細かくし、多様なステレオ機器の高さに対応しています。

テレビが壁に埋め込まれているように見せるために、壁の一部をテレビの厚み分だけ凹ませています。凹んだ見込み部分をステンレス板で作っていますが、端部が薄く見えるように本来4ミリ厚のステンレス板を小口部分だけ1ミリまで削って石膏(プラスター)ボードとツラで納めています。
造作家具屋さんも、これまで施工した中で一番難しかったと言っていましたが、その分仕上がりが楽しみです。