ここまで設計作業を続けてきており、ほとんど図面も完成してしまっている六本木F邸で、遅ればせながら現調(現地調査)と実測を行って参りました。
レーザー測量器で天井の高さを実測している笠原君と記帳している渡辺さんです。以前伺った際は、まだ前のオーナーがお住みの状態でしたが、今回は無事引き渡しも終了し、きれいに荷物がなくなった段階でしたので、順調に作業を進めることが出来ました。
こちらは窓の枠周りの詳細図を調査している岸本さんと笠原君の様子です。通常実測調査には、2~3時間掛かるのですが、今回はほぼスケルトンにしてのフルリノベーションを考えていますので、内部の壁位置などは細かく測る必要がないので、思った以上に早いペースで作業が進みました。
天井裏と床下、点検口があって覗ける個所は全て頭を突っ込んで、設備のダクトや給排水管がどのように通っているのか確認いたしました。後々このような地道な調査が役に立つことが多いのです。
ご購入したマンションの引き渡しの時期と、設計のタイミングがずれると、今回のように設計がほぼ終わってしまってから実測となる変則的なスケジュールになることがあります。ただし、それも六本木ヒルズレジデンスのように竣工図がほぼ信頼できるマンションならではの特例なのです。さすがに図面に大きな違いはありませんでした。