Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

六本木F邸の書庫・寝室デザイン検討中

六本木F邸

現在寝室と書庫をデザイン中の六本木F邸で、寝室側からテレビを埋め込む予定の壁と書庫のデザインのスケッチを作成して、Fさまと打合せを進めています。

寝室側からはテレビ埋め込み、DVDや下着を入れておく引き出し、書庫側からは本棚、そして両者を区切る引き戸、三つを上手くまとめるようにデザイン検討中です。

寝室側に引き出しを出っ張らせると、建築的なディテールの処理は一番楽で、シンプルに納められるのですが、寝室側からのデザインはあまりパッとしません。

寝室側の引き出しを壁に埋め込んで、上部を書庫側から本棚、下部を寝室側からの引き出しとすると、壁の厚みが最も薄く、どこから見てもデザインはスッキリするのですが、引き込みで設計している引き戸を納める工夫が大変になりそうです。現在お施主様に説明しながら、どの方針で進めてゆくか検討中です。

六本木T邸の概算見積り依頼

六本木T邸

こちらも順調に計画が進んでいる六本木T邸で、施工業者さんに現地に来てもらい、概算見積りをお願いすることになりました。

本日は工務店の担当者、設備屋さんと電気屋さんに来てもらっています。

図面や仕様もまだ未決定の個所がありますが、模型を見てもらいながら設計の考え方、素材の扱い方などを説明し、仮決めしておいたスペックを一通り説明いたしました。

天井裏や床下、ユニットバスの配管経路なども、設備屋さんの目で確認してもらっています。

メーターボックス内の熱交換器の経路もチェックしてもらっています。概算見積りの上がりは二週間後、こちらで内容を精査してお施主様にお見せするのが今月末になりそうです。

建築知識学校 リフォームセミナー-2

建築知識学校 リフォームセミナー

「建築知識」主催の専門家向けセミナー、建築知識学校のリフォーム講座の第二回目授業でした。

リフォームセミナー

今回は、先回以降新たな応募者が増えて、大阪(!)や前橋から参加してくださる方を含め22人になったそうです。

「戸建リフォームのプラニング」の回でしたので、木造と鉄骨造と軽量コンクリートパネル製の三種の構造の住宅を比較しながら、どのようにリフォーム設計したかのを説明いたしました。資料は築30年以上の木造住宅で構造的に気を付けなければいけないポイントを解説したものです。

構造補強スケッチ

 構造補強のスケッチや、

段階的工事にした場合の予算配分の考え方などを説明しました。

鉄骨造住宅のリフォーム

鉄骨造住宅のリフォームでは、初期に作成したアイデアスケッチがどのように実際のデザインに落とされていったかの説明や、

スケルトンリフォームと部分リフォームの違い、施主支給工事を行った場合の考え方などを説明しました。

最後の軽量コンクリート造の住宅では、新築建て替えた場合と既存住宅をリフォームした時の違いや既存寸法に合わせた造作家具の作り方などを解説しました。来週は「マンションリフォームのプラニング」について説明する予定です。