Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

目黒S邸 造作家具据え付け開始

目黒S邸

いよいよ来週に引き渡し予定の目黒S邸に造作家具が入ってきました。寝室のクローゼットから順に取付け初めて、ちょうど現場についた時点では、玄関脇の斜め家具の設置に苦労している所でした。

斜めの天井に斜めの家具が取りつくので、ベテランの家具職人の方々も、何度も外してはカンナで削り合わせながら、ようやく設置することが出来ました。

造作家具の設置

まだ他にも、大型家具が設置を待っています。仕上がると、すべてが一直線に並ぶので、設置する方は大変でしょう。どうぞよろしくお願いいたします。

こちらは家具とは違いますが、テレビを埋め込みで設置する壁です。上部に空いた穴にエアコンを埋め込む予定です。

ウォールナット張りの天井

家具設置や造作工事も面白い作業ですが、本日一番の見どころはウォールナット突板張りの天井でした。とてもきれいな仕上がりで、お施主様も大喜びしてくださいました。

赤坂J邸の実測調査

赤坂J邸

7月にご連絡を頂いて一度リフォームのご相談を受けていた赤坂J邸に、スタッフ一同で実測調査に伺って参りました。

リフォームの実測調査

むき出しのコンクリート天井や窓の交換途中のザックリした壁の表情の空間に、子供たち用のテントが置かれていたり、DIYの家具や高級オーディオセットが並ぶ、不思議な魅力をたたえた空間です。写真は梁の寸法を実測中の笠原君と記帳中の渡辺さんです。

窓が交換途中なのは、まず断熱性能を上げようと、ペアガラスの断熱サッシに交換したそうですが、工事業者が窓サイズを間違えたり、いい加減な工事が多かったため、サッシを交換しただけで、壁との隙間を埋めたり、枠を取り付ける工事はストップしてしまったそうです。

二つのマンションの隔壁に通路を開けて繋げた、130平米の大きなマンションなので、ゲストを招ける大きなリビングダイニグと、家族だけが使うファミリーリビングの二つのリビングがあります。こちらの写真はファミリーリビングです。

こちらが正式なLDですが、子供の遊び場として機能している日当たりのよいベッドや、子供の基地であるテントが置いてあり、僕らが実測している最中も子供たちは色々と場所を変えながらずっと遊んでいました。

こちらは、マンションの管理組合の了解を得たうえで穴をあけたコンクリートの隔壁のディテールです。大胆に削られたコンクリートの力強い表情が、マンションの空間にアクセントを加えていました。

最後は浴室を実測している様子です。歪んだ床や天井、仕上がっていない壁やサッシ枠がふんだんにあるため、何を基準にどのように測れば良いかのを慎重に判断しながら作業したので、スタッフ総勢4人で約二時間半掛かりました。

六本木T邸のリノベーション模型

六本木T邸

こちらも順調に進んでいる六本木T邸の模型を作ってみました。設計をしている自分たちでも、平面的な収まりやサイズについてはある理解していますが、断面的にリビングから書斎越しにどのように景色が見えるのか、スチール製の格子戸を設置する予定ですが、それの存在感がどんなものかを確認するための模型です。

マンションリフォームの模型

手前の部屋がリビングダイニングで、左手奥が作り付けの本棚がある書斎スペースです。その間時期になっているのが、現在デザインを検討中の鉄製の格子パーテーションです。

こちらは反対側から見た様子です。LDの奥の壁は、モルタル塗りにして、ニューヨークのSOHOのようなイメージにしたいと密かに考えています。

リフォーム素材集

模型を見ながら、床フローリングや壁の塗装色、スチールサッシュの色イメージもTさまに確認して頂きました。全体にちょっと色褪せたイメージのハードでスタイリッシュな空間を目指してゆきます。

書斎机レイアウト例

こちらの図面は、書斎(オフィス)スペースの家具レイアウト図です。二台のモニターを同時に見ながら作業をし、椅子を回すだけで書類に手が届き、振り返ると六本木の高層階からの景色が見えるレイアウトを幾通りか考えて見ました。

これで、浴室のサイズとレイアウト以外はほぼ決まってきたので、まずは概算見積もりをお願いするステップに進みます。