Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

お施主さまからのメール リノベーションの良かった点と反省点

目黒S邸

一昨日、竣工祝いとのことでお食事に招待してくださった目黒S邸のお施主様から、リノベーションの良かった点と反省点についてメールを頂きました。伺った際に撮影させて頂いた夜景と合せてご紹介いたします。

ホームページ拝見しました。さすがにきれいに撮れていますね。なんだか自分の家ではないようです(笑)。ちなみに私が今回感じたリフォームの満足している点は以下の部分です。

・天井、床の広がり
床フローリング(オーク)と天井羽目板(チーク)のアレンジが良かったと思います。室内にいると実際以上に広く、伸びやかに感じ、気分が落ち着きます。またフリースペースのガラス部分も開放感を演出していると思います。

 ・生活導線
壁を揃えたことで、導線が単純、ストレートになり生活もしやすいです。また引き戸もうまく仕切ったり、開放したり、時間帯・使用状態による変化の対応に役立っています。

 ・ダイニング~キッチンの充実
普段一番すごすことの多いエリアに冷蔵庫、キッチン、デスク、パソコン、電話をまとめたことですぐに手が届くので非常に便利です。狭いことを逆に利用できた気がします。

 ・照明計画
LEDダウンライトに揃えたことで整然とした感じが強調されました。またブラケットライトも良いアクセントになったと思います。

 ・造作家具
今回は手持ちの家具をほとんど処分し、造作家具に収納したので非常にシンプルな室内の感じ、家内はサービスアパートに住んでいる感じと言っています。

 

 逆にちょっと詰めが足りなかった点、また今後の課題としては

・トイレ内部を塗装としましたが、もう少し工夫すればよかったかなあと思っています。

・玄関タタキ、もしかしたら当初のリノリュウムの方がフラット感が出たかもしれません。

・クローゼット内チェストのような小物の収納は追加しようかと思います。

・今後リビング内にデイベッドのような軽いソファを置きたいと思っています。
M社のホームページで良さそうな物を見つけましたので、近々見に行こうかと思っています。

・これば構造上無理なことは承知していますが、洗面・バスはやはり寝室にダイレクトに繋がっていたほうが導線がスムーズですね。

 目黒ハウス 夜景

 いずれにして満足度は非常に高いです、これも各務さんの設計のおかげかと思っています。各務さんの手がける物件は大型が多いですが、今後我々のようなコンパクトで機能的な物件も増えてくるかと思います、是非その参考事例として活用いただければと思います。

Sさま、お褒めの言葉と温かいアドバイス、どうもありがとうございます。どうぞ今後とも宜しくお願いいたします。(なお、メール掲載に当たってはS様のご了承を得ていると同時に、文言判りやすいように多少手を加えております)

家の時間 建築家リフォーム-11 住みながらのリフォーム

広尾K邸

ウェブマガジン「家の時間」で記事連載中の建築家リフォームの新しい記事が掲載されました。今回は「」住みながらの段階的リフォームについての記事です。

大規模なリフォームの場合、一度引っ越して工事するのか、住みながらの工事を選択するのか、お施主様としては悩ましいところだと思います。引っ越す場合は、賃貸マンションか貸家を探して、二か月ほど近くに仮住まいに住むことになります。工事する側からすると工事がやりやすくなりますが、引っ越し代や新たな家賃は使いたくないところです。住みながらのリフォームはそういった意味では良さそうですが、知らない他人である職人が毎日家の中に入ってくることや、工事の騒音やホコリ、更には工事期間が引っ越した場合に比べて伸びてしまう問題もあります。

そんな住みながらのリフォームの問題点と上手く工事を進める工夫について記事を書いていますので、どうぞご覧ください。因みに今回の写真は、住みながらの段階的リフォームを実際に行った、広尾K邸です。

目黒S邸のヴィンテージ・名作マンションの取材

目黒S邸

ALlAbout高級マンション」のガイドである坂根さんが、先月竣工引き渡しを終えた目黒S邸取材に来てくれました。お施主様のS様ご夫妻が、ヴィンテージマンションを探して、建築家にリフォーム設計を依頼するまで経緯を丁寧にヒアリングしてくれました。

AllAbout高級マンションの取材

ヴィンテージマンション好きのお施主様も、坂根さんの事や彼の書いた記事の事は以前から知っているようで、二人でビンテージマンションの話題が尽きませんでした。

話しながらも、どんどんハイスピードで撮影するのが坂根さんのスタイルです。僕らが撮影する写真とは一味も二味も違ったアングルの写真を沢山撮って貰いました。

今週末か来週にはAllAbout高級マンションの「ヴィンテージマンション・名作マンション」に記事が配信される予定だとのことでした。どのような記事に仕上がるかとても楽しみです。

坂根さんの取材・撮影が終わって帰った後は、リフォーム工事を施工してくれたオリエンタル産業の現場監督の太田さんが合流しました。来週行われる予定のダメ直し工事の個所を、クライアントと設計者と工事担当者の三者で回って、補修方法を確認させてもらいました。

その後は、打ち上げということで、恵比寿の炭火焼ステーキ屋「ゴッサムグリル」で熟成肉のステーキをご馳走頂きました。カガミ建築計画からは、担当した各務と渡辺だけでなく、他のスタッフも招待して頂きました。美味しく、ジューシーなステーキ、どうも御馳走様でした。改めて、S邸の完成おめでとうございました!