Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

大理石のトラバーチン&マラッツィ社のタイル張り@横浜A邸

横浜A邸

造作家具屋のキッチンが組み上がる前後に、横浜A邸の現場に石屋さんとタイル屋さんが入って、大理石のトラバーチンとタイル張りが始まっていました。

トラバーチンを張っている作業は見ることができませんでしたが、一旦全面的に養生されてしまっていた壁面を剥がしてもらい、確認させて貰いました。スラブから選んだトラバーチンでしたが、気になる灰色の部分を上手く省いて張ってくれていました。きちんと横方向にブックマッチで展開して、柄がきれいに繋がって、とてもきれいでした。

壁端部の折り返し部分まで柄が繋っており、重厚感と軽やかさを同時に感じられる仕上がりになっていました。トラバーチン特有の孔で、結構大きく抜けている個所が多数あったので、目だった箇所は埋めて貰うようお願いしております。

トラバーチン壁の反対側の、リビング壁一面にタイルが貼られています。こちらのタイルは、イタリアのマラッツィ社のグリスフルーリーというタイルです。

トラヴァーチンは磨き仕上げなのに対して、こちらはマット仕上げのものを採用しています。下部は、造作家具でAVボードを組み込むために隙間を作って貰っています。

本日はお客さまもリノベーション工事の進行状況を見たいと現場に来て下さいました。皆ベージュートーンながら、質感やツヤ感が違っている大理石のトラバーチン、マット仕上げのタイル、そして天井のオーク羽目板のマッチングを喜んでくださっていました。

つい先日組み上がったばかりのキッチンの壁のタイル張りも始まっていました。

こちらのタイルもマラッツィのグリスフルーリーですが、色味を変えています。変則的な割り付けにしているのは、壁付けコンセントの欠き込みを考えてのことです。

キッチン内部に立ったアングルの写真です。タイル張りの範囲が良く判りますね。

キッチン組み立て中のブログでは上手い写真が撮れていなかった、横面側の家電と冷蔵庫置き場です。柱型やカウンター奥の壁には、カラーガラスとキッチンパネルを張ってゆく予定です。

玄関とリビングとダイニングキッチン以外の空間も工事が順調に進んでいます。こちらは大きなウォークイン・クローゼットのある主寝室です。

以前のレイアウトをほとんど変えず、枕棚を白ポリからチークの木目調のメラミンに変更していますが、ハンガーパイプのレイアウトはほぼそのままです。クロスと間接照明などで、どこまで雰囲気を変えられるかにチャレンジしています。

 

 

 

デザインアドバイスプロジェクト 新宿U邸

新宿U邸

弊事務所オリジナルのデザインサービスの「デザインアドバイス契約」にてプロジェクトを進めてきた新宿U邸リフォームが、この度完成いたしました。

この「デザインアドバイス契約」は3年ほど前から実験的に始めたものです。本来のデザインサービスである「設計監理契約」は新築の住宅をゼロから設計して、工事の監理まで行うイメージに近く、スケジュール的には最低でも8か月、長くなると1年以上の期間が掛ってしまいます。一般の設計施工(設計と工事を一緒の会社で進める)のリフォーム会社(大手のリフォーム会社、町場の工務店やリフォーム屋さん)では、4~6か月程度で工事完了まで進めてしまうのに対して、僕らがお手伝いするスタイルではあまりに期間が長すぎることで、考え出したサービスです。

ホームページにもデザインアドバイスの情報を片隅に掲載しておりますが、それをご覧になった今回のお客さまのUさまがメールで問い合わせをしてくださったことで始まったプロジェクトです。メールで、デザインアドバイスについてのお問い合わせに対して、以下のような返答をさせて頂いた上で、ご納得の上で初回打ち合わせが始まりました。

「ご購入なさったマンションのリフォームに対してのご質問ありがとうございます。今回は全面リフォームではなく、キッチンや収納の設置、壁紙の張り替え等の部分リフォームを検討なさっているとのこと、僕らがお手伝いするとすれば、「デザインリフォームアドバイス」の形が最も適していると思われます。

アドバイスの費用についてですが、工事の内容と複雑度によって多少変わって参りますが、リフォーム工事総額が1000万円以内であれば、打合せ3回(うち2回は現地打合せ)で、45万円(+消費税)程度をお願いしております。リフォーム総額が1000万円~1500万円程度の工事となると、複雑度も増してきますので、打ち合わせ回数5回で75万円(+消費税)をお願いすることになります。キッチンなどのショールームへご同行することになると、打合せの回数に対して15万円ずつプラスする計算になります。

ただし、このスタイルでのリフォームには幾つかの条件があります。一つは、工事をお願いするリフォーム会社の候補は、こちらで幾つかを挙げさせて頂きます。全く知らないリフォーム会社では、このスタイルでのアドバイスは難しいのです。

リフォームアドバイスがどの程度お役にたつか、非常に判りにくいと思いますが、まずはこちらの事務所に来て頂いての無料相談で色々とご確認頂ければと思っております

打合せの様子は撮影しておりませんが、初回の無料相談でのお打ち合わせは白金台のこちらの事務所に来て頂いてのお打ち合わせでした。その際には、事前にメール間取り図を送って頂いた上で、こちらでどのようなことができそうかを事前に考えたうえで打ち合わせをさせて頂きました。この無料相談後に改めて正式にデザインアドバイスを相談したいとのご連絡を頂いたので、現地をお客さまと一緒に訪問させて頂きました。

マンションは新宿区にある築10年ちょっとで、105平米ほどの広さのお部屋でした。キッチンはきれいに使われていましたが、小さなお子さまがいらっしゃるUさまご夫妻には、このクローズド型のキッチンは受け入れられないとのことで、オープンキッチンに変更することになりました。

基本は2LDKでしたが、リビングの奥にこのような可動間仕切りで小部屋を作ることができる間取りとなっていましたが、このような部屋では、結局使い勝手が悪いので、これについては、収納スペースとして納戸を作って、その他のスペースはリビングを広くするために使うようにすべきではと、こちらの考えをお伝えいたしました。

お客さまへのメールでも書きましたが、こちらからご推薦したリフォーム会社2社からお客さまが選んでくださったリフォームキューの岩波さんに現地に同行して貰って打ち合わせをしております。ダイニングスペースをどのくらい広く取ればよいかをご相談中の様子です。

お客さまご夫妻も共働きで打ち合わせ時間の制限があること、そしてこちらも1回のお打ち合わせで15万円の費用をご請求することとなっているので、なるべく一回の打ち合せや現地調査でできることを済ませておきたいので、このように洗面所内のPSスペースを覗き込んで、どこまで洗面カウンターや収納を広く取ることができるかも調べさせて頂きました。


以上の現調と打ち合わせを受けて、こちらで作成した簡易リフォーム案です。何が簡易かというと、①基本となる図面をCADで起こさずに、マンション管理事務所から提供して貰ったPDF図面をベースに作っていること、②ある程度の寸法を書いていますが、実際にはまだ実測もしていないし、PDF図面から算出したものなので、大枠としての寸法目安でしかないこと、等です。
この図面では、オープンキッチンにする案を3つ提案しているので、それをベースにこちらが紹介したオーダーキッチン会社との打合せも進めて貰いました。

お客さまが選ばれた代官山のクッチーナと3度ほど打ち合わせをして、最終決定をしたいので、ショールームでの打合せに同席して欲しいとのご依頼がありました。事前にクッチーナが作ったキッチンプランを拝見しておいて、当日は気になる個所を一つずつ確認させて頂きました。

仕上げ材については、部屋全体のインテリア素材とのマッチングがありますし、細かい使い勝手や収納方法についても、僕らがいつも気にしているポイントもあるので、それらを3時間ほど掛けてチェックしてゆきました。

キッチンプランの確定を受けての3回目のお打ち合わせでは、現地で寸法の最終確認と仕上げ材のイメージを確定してゆきました。リフォームキューからは、それぞれの項目をリフォームした場合の見積りも出してもらっていたので、それらの最終的な取捨選択もご一緒に考えさせて頂きました。

こちらが、これまでの打ち合せを受けてご提案した仕上げ材のサンプル類です。

ダイニングに設ける収納・書斎・飾り棚の3つの機能を持たせた造作家具については、簡単なイメージスケッチも起こしております。
ここまで無料相談、初回現地打合せ、キッチンショールーム打合せ、第二回目の現地での素材打合せで、何をすべきかを決めることができたので、お客さまとリフォームキューの間で工事契約を結んで貰いました。

ここで一気に工事が進んだところへと飛びますが、お引渡し2週間前の造作家具の組立て段階の工事現場です。基本的には工事の現場チェックは行わないお約束となっていましたが、造作家具の組立ては、リフォーム&リノベーション工事で最も好きでワクワクする工程なので、お客さまにもこれは費用が発生しない、こちらの勝手な現場見学だとお伝えしたうえで行って参りました。

かつて可動間仕切りがあった個所には、造作の本棚と、仕上げを揃えた壁パネルが取り付けられていました。キッチンもオープンになると共に、下がり天井のラインや照明の位置もきちんと再調整されていることを確認しました。インターンとして事務所に来てもらっていた神崎さんや間瀬さんの現場勉強として見て貰いました。

単独でダブルシンクがあった洗面所は、キッチン側から通り抜けられる動線を設け、シングルボウルのリネン収納と付きの洗面カウンターに変更しています。また、洗濯機収納も上手く隠れるような工夫をしています。

そして、完了検査の立ち会いです。実はこの検査立ち会いもボランティアでの参加です。竣工写真を撮影させて頂くのと、それをこのブログの記事に書かせて頂くことと引き換え(?)として、お手伝いさせて頂きました。

オープンキッチンとダイニングの造作家具もきれいに繋がったデザインになっており、お客さまもとても喜んでくださっていました。僕は第三者的な立ち会いのツモリで検査に臨みましたが、結局職業病か、全ての項目を細かくチェックしてしまいました…。

洗面所はこのような形で仕上がりました。PSのスペースを縮小して、その分カウンターを伸ばして、PSの柱型の向こうにもリネン収納や引出を設けています。メディスン・キャビネットの鏡に映り込んだところに洗濯機が隠されることになります。

ここまで何も紹介していなかったトイレですが、背面壁にキッチンパネルを張ってもらい、手前左面には小型のトイレットペーパー収納を壁埋め込みで作って貰いました。

ただの壁でしかなかった玄関横には、使わないことになった扉材を転用した奥行き60センチあるコート掛けとその横に座って靴を履いたり、自宅に帰って来た時にカバンや買い物かごを仮置きできるベンチを作って貰いました(ベンチの素材は扉材に色を似せて作って貰っています)。この裏にあった奥行きの大きいWICの寸法を使った玄関の設えで、とても使いやすくなったとお客さまに喜んで貰えました。

ダイニングからキッチンへの繋がりです。キッチンのサイドパネルに無理を言って付けて貰った照明スイッチや、ギリギリの寸法で埋め込んでもらったキッチン部分の天井カセット式エアコン、奥行きが浅そうに見えるキッチン対面側の造作収納の工夫など、リフォームキューの営業・設計担当の岩波さん、現場監督の神成さんたちにも、相当頑張って貰いました。
お客さまの費用負担やスケジュールの短縮を目指してトライしているデザインアドバイスのチャレンジですが、今回は僕らも満足できるクオリティーの高い仕上がりになりました。こちら設計事務所側の費用としては45万円+消費税をお願いいたしましたが、お客さまからは「45万円以上の価値があるアイディアを頂いたと思います」と、も喜んで頂ける内容となりました。

「モダンリビング」のマンションリノベ特集に南麻布K邸が掲載されました

南麻布K邸

4月7日に発売になった雑誌「モダンリビング no.232」(ハースト婦人画報社)のマンションリノベーション特集「最上級のマンションリノベーション」に、僕らがリノベーションのお手伝いをした南麻布K邸が掲載されました。

紹介タイトルは「LDKの「余白」とダブルキッチンでもてなすための大空間に」とのことで、こちらのお宅の最大の特徴でもある伸びやかなリビングダイニングキッチン空間が見開きで紹介されております。

インテリア専門誌なだけあって、リノベーション前後のプランを見比べて、どこをどのように工夫しているかについても詳しく説明してくれています。ダイニングテーブルの上に飾られた食器・カトラリー・お花等は、全てモダンリビング側がこの空間に合わせてコーディネートしてくれたものです。

大きなキッチンの写真に、浴室+洗面室、その他は小型サイズの写真ですが、リノベーションならではのディテールの工夫なども丁寧に拾いあげてくれています。

今回は、事例特集だけなく、マンションリノベーションの専門家とのことで、マンションならではのリノベーションの疑問に答えるコーナーも担当させて頂いております。質問の内容は、「マンションと戸建て住宅のリノベーションの大きな違いはなんですか?」や「マンションリノベでできないことは?」といった基本的なことから、「ずばり、マンションリノベーションの魅力はなんですか?」、「ラグジュアリー感のあるプランニングのコツは?」といった、モダンリビングらしい答え難いところまで切り込まれております(笑)。

こちらが現在発売中のモダンリビング232号の表紙です。最上級リノベーションに特集されている他の建築家は、香港の高級マンションをリノベーションしたアシハラヒロコさんの事例と、代々木上原のマンションペントハウス(最上階住戸)を自宅用にリノベーションした平本英行さんの事例が紹介されています。なお、モダンリビング編集部の取材時の様子はモダンリビング取材撮影@南麻布K邸にてご紹介しております。

造作家具屋に作って貰ったオーダーキッチンの組立て@横浜A邸

横浜A邸

横浜市西区の高級マンションリノベーションプロジェクト、横浜A邸の現場で、オーダーの造作キッチンの組立てが始まりました。

かつてダイニングキッチンだったお部屋で、キッチンとダイニングのレイアウトを完全に反転させて、窓際に明るく開放的なキッチンを持ってきています。

基本はU字型なのですが、背面に冷蔵庫と家電置き場があり、さらにダイニングへもカウンターが伸びているという大型キッチンとなっています。収納量を確保するための吊戸棚は壁側にあるだけなので、とにかく開放的で明るいことが特徴の台所になっています。

職人さん二人が作業している奥の空間が、冷蔵庫置き場と家電収納となっています。ちょうどこの部分はダイニング側からは、柱の陰で隠れる位置関係となっています。

こちらがキッチン全容が判る制作図で、上が平面図で下が展開図となっています。造作家具屋で作って貰うキッチンは、ショールームがあるオーダーキッチン屋さんとは違って、実物を見ながら使い勝手を確認しながらオーダーすることができないので、その分キッチンや造作家具の専門的な知識や納まりを理解した設計者のチェックが重要になってきます。

こちらが、これから組み込んでゆくキッチンの設備機器類です。ミーレの60センチ幅の食洗機やリンナイのデリシア・グリレと大型のガスオーブン等です。

これらがキャビネットの箱に取り付けてゆく扉類で、オークの染色塗装とチーク板目、5分ツヤの塗装2色と4種類の扉材を用途に応じて使い分けてみました。

今回キッチンは、昨年に完成した青山P邸の工務店から紹介された造作家具屋のアルノさんにお願いしています。工場が埼玉と横浜に2か所あるので、今回は横浜の工場で作ってくれたようです。
アルノさんには、キッチンと一体で見えてくる、この立てかけてある扉と柱型をカバーする羽目板まで一緒に作って貰っています。

 

「家庭画報」の豪邸特集に元麻布I邸が掲載されました

元麻布I邸

4月1日に発売になった雑誌「家庭画報・2017年5月号」(世界文化社)の住宅特集「至福の豪邸物語」に、僕らがリノベーションのお手伝いをした元麻布I邸が掲載されました。

他の事例は、静岡、福岡、大阪、京都、沖縄なのに対して、元麻布I邸だけが都心で、そしてマンションリノベーションという特殊なケースでした。Iさまご夫妻と、まだ生まれて約半年のR君も誌面に登場してくれています。

雑誌の特性、今回の特集の趣旨(施主が満足して暮らす家には、幸せの気配が漂います。建築としての素晴らしさに加え、住まう人の素敵な生活スタイルをそれぞれに映した豪邸をご紹介します。)からいって、空間そのものやインテリアが主役ではなく、住まい手の暮らし方となっていますが、アンティークカメラのコレクションや大量の蔵書、いつもお願いしてるフラワーアーティストに飾って貰ったお花などが美しい写真で紹介されています。

とはいえ、年に一度の豪邸特集記事なので、素材・ディテールへのコダワリや、家具調度品の紹介まで踏み込んでくれています。こだわりの編集部とライターの小森さんの奮闘の様子は、以前のブログ家庭画報の取材撮影風景で紹介しております。

何と、特集ページの最後には、このようにこちらの顔写真と紹介文、さらにはラグジュアリーなマンションリノベーションに掛かる費用などについても説明を書いてくれています。

こちらが本誌の表紙です。因みに、他の事例として紹介されているのは、坂倉建築研究所(坂倉竹之助さん)設計の静岡の別荘、田中俊彰さん設計の福岡の新築平屋、田頭健司さん設計の大阪の豪邸、長坂大さん設計の京都の古民家の増改築事例、山本雅紹さん設計の沖縄のリゾート住宅でした。

パッカーを使っての低騒音での在来工法浴室の解体@白金台H邸

白金台H邸

白金台H邸の在来工法浴室(RC躯体やコンクリートブロック下地の壁に直接防水層を作って、その上に保護モルタルを重ねて、タイル(または石)仕上げにした浴室)の解体を見学してきました。

こちらが解体予定の浴室です。と言っても、すでにコンクリートブロック周りの外側のボード壁や枠&扉は撤去されている状態でした。ブロック側の壁については、上から順番にブロックを崩してゆけば、それほど音を出さずに解体してゆくことが可能ですが、コンクリートの躯体側の壁と床は毎回大変な工事になります。

騒音に寛容なマンションであれば、ハツリ機(道路工事で良く使っている機械)を入れて一気に壊してしまうのですが、今回は落ち着いた雰囲気の高級マンションであることや、同じマンション内で他に2件もリノベーション工事が進んでいることなどから、費用は高めになってしまいますが、写真のパッカー(スプリッターともいいます)という機械を使っての小音量解体としております。因みに左側が壁解体用の小型パッカーで、右が床解体用の中型パッカーです。

床については、事前にある程度解体されてしまっていましたので、壁のパッカー解体を見学させて貰いました。このように、壁に一定間隔で、コア抜き機を使って穴をあけてゆきます。

その穴にこのように油圧ポンプ式の小型パッカーを差し込んで、壁にヒビを入れてゆきます。音はほとんどしませんが、タイルが割れるピキッという音が出るのと、細かいタイルの破片が飛んできます。

これらが解体されたタイル壁の破片です。通常の斫り作業であれば、ほぼ一日で解体が済みますが、パッカー工法となると、コア抜き作業とパッカー作業があるので、スケジュールは約3倍、費用も約2倍ほど掛かってしまいます。それでも、低騒音(ほぼ無音)での解体が可能となるので、最近の工事ではパッカー解体を標準とさせて貰っています。

こちは、事前に中型パッカーを使って、あらまし解体されていた床のシンダーコンクリートです。

因みにこちらがパッカー用の電動式油圧ポンプです。この機会のの動く音の方が、パッカー解体の騒音よりうるさい位です。

こちらは、寝室の床です。カーペットと長尺塩ビシートでは仕上げ厚が違うのですが、なぜかこのマンションでは、下地ごとモルタルで嵩上げされていたので、その嵩上げされたいたモルタルも撤去する必要がありました。この程度の薄いモルタルだとパッカーが効かないので、格子状にカッターで切り目を入れて、クサビと金づちで手斫りで撤去して貰いました。手斫りは機械斫りに比べると、10倍以上の時間が掛かりますが、この程度の面積であれば、騒音のことと手間のことを考えても、手斫りで進めて貰いました。

その他の部分の解体工事も進んでいます。キッチンの天井が撤去されて、天井裏のダクト類が見えてきました。リフォームキューの営業&設計の森井さんと現場監督の高橋さん、そしてプロジェクト単位で弊社のお仕事を手伝ってもらっている岩井さんとが打合せ絵をしている様子です。

最上階住戸なので、天井のスラブ裏には、木毛セメント版が貼ってあります。複雑に絡み合ったダクトや設備類を整理して、不要な箇所は撤去し、もう少し効率よいルートで設備配管を回すように考えてゆく必要がありそうです。

こちらは以前は主寝室専用のお風呂とトイレと洗面だった箇所です。大型のウォークイン・クローゼットとお化粧コーナーを作る予定です。
以下の写真は、後日パッカー工法を使って完全に解体された上記の浴室周りの様子です。

ここまできれいに、そしてほぼ無音で解体できるとのこと、パッカー工法の威力をまざまざと見せつけられた気がいたします。

 

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