Author Archives: Kenji Kagami
2024.08.05
元麻布J邸ビフォーアフター
[元麻布J邸]
先日リフォーム工事が完成しお引き渡しを終えた元麻布J邸のビフォーアフターの写真をいくつかご紹介いたします。
空間的に最も変わったのはこちらのキッチンからの写真だと思われます。上のビフォー写真では、壁で閉じられており顔を扉の所まで出さないとダイニングやリビングの様子が分からなかったキッチンですが、フルオープンなペニンシュラ(半島型)カウンターのキッチンにすることで、料理の下ごしらえをしながらダイニングで勉強するお子さまや、ソファでテレビを見ている人とお話ができるようになりました。
キッチン自体も以前はI型の一列キッチンだったものを、ガスコンロからIHコンロに変えたおりますが、シンクカウンターをペニンシュラ側に持ってきた二の字型キッチンに変更しています。右手前の黒いボックスは冷蔵庫収納となります。
キッチンから一歩出てダイニングからリビング側を見たビフォーアフター写真がこちらです。リフォーム前はキッチン、ダイニング、リビングが全て引き戸で仕切られていましたが、それを全ててっきょしたことで空間が広がりました。上のビフォー左奥に2連の小型窓がありましたが、ちょうどその中央の方立に袖壁をつけて、子ども部屋の壁位置としています。
テレビを取り付けた壁からキッチン側を見返したビフォーアフター写真がこちらです。以前はダイニング壁に鏡が張られていたので、広さ的にはビフォーも広く見えますね…。ただ、お子さまがまだ小さいJさまのお宅では、キッチンから家中のLDK、そして扉を開いていると子ども部屋の様子までが垣間見ることができるこちらの空間の方が、圧倒的に暮らしやすいと思われます。
壁がなくなっただけでなく、天井の折り上げ形状も複雑な2段仕上げからすっきりとした1段に変えたことも大きな変化ですね。天井の折り上げ面が大きくなって、それだけでも空間が広く感じる効果があります。
梁型の底面の高さで、カーテンボックスやクロス壁の見切り壁も揃えているので空間の線が整理され、全体にスッキリしたのが分かると思います。
もしかしたら一番変わったのはこの廊下かもしれませんね。左側が元の廊下で、左右にそれぞれの空間への扉がバラバラとついていました。右側のアフターの洗面廊下は廊下の長さに沿ってダブルシンクの大型カウンターを配置し、その奥にはビルトインの洗濯乾燥機を収納しています。反対側の壁面には床から天井までのトール収納を3本入れています。ただの通り抜ける廊下空間を少し幅を広くして、機能を与えることで、お部屋全体の空間を効率的に使うことができました!
かなりコンパクトになった主寝室ですが、正面の左右にある細い引き戸を開けると、2つのコンパクトなウォークインクローゼットがあり、収納力が大幅にアップしています。左側の扉奥はウォークスルークローゼットとなっており、子ども部屋と繋がる仕掛けになっています。
最後は玄関ホールのビフォーアフターです。元の空間も木目調でシックで良かったのですが、かなり暗かった(この写真では露出調整で明るく見せています)のを空間を整理して、無駄な折り上げ天井を廃し、素材感のある大理石壁とレザー張り建具とクロスパネル張りの壁を作り、リビングダイニングの空間と質感を揃えました。
2024.08.02
家具が入った空間での施主検査@ザ・ライブラリー
[ザ・ライブラリー]
ザ・ライブラリーのティーザー・ブログです。
まだ全てではありませんが、リノベーション工事が終わりおおよその家具が入ったところで、お客さまのOさまご夫妻に現地に来ていただき、施主検査をさせて頂きました。検査とは言いつつ、お二人にとっては改装されたご自宅を自分の目で見るのは初めてのことですので、玄関に入ったところから、リビングダイニング、生まれ変わった洗面脱衣室などを見るたびに、大きな声で歓声を上げてくださいました!
施主検査といっても、ザ・ライブラリーでのお客さまの検査は、虫眼鏡やボール(床が斜めになっていないかを検査する道具)を持っての欠点を探す検査にならないように考えています。流れとしては、まずはお二人に完成して、家具がある程度入った空間が完成した喜びを味わって頂きます。一通りすべての空間を見て頂いた後で、事前にザ・ライブラリーのメンバーでチェックした不具合や瑕疵のある箇所をご一緒に見て頂くという流れにしています。岸本さんと田口さんが持っている図面に赤チェックがされているのです。
モザイクでちょと見にくいですが、お子さまの部屋の建具枠の内側に傷がある箇所を岸本がOさまご夫妻にお見せしています。
床の大理石張りの廊下部分では、開口部位置を変えるために張り替えた部分の大理石の色が違ってしまっていることをご説明いたしました。これは事前に契約の際に色違いが生じる可能性をご指摘させて頂いていたので、お二人からもこの程度であれば問題ないと言っていただきました。
以下は、ザ・ライブラリーブログをどうぞご覧ください。
2024.07.24
家具搬入@千代田区O邸
[ザ・ライブラリー]
TAGKENとのコラボリノベブランドのザ・ライブラリーの告知ブログです。
新築マンションリノベの千代田区O邸の工事が終わり、家具搬入が始まっています。ザ・ライブラリーでは、お客さまの検査の前に家具を入れて、生活空間として成り立つようにしてから、検査をして貰うようにしています。
最初に入ってきたのはラグですが、組み立て物で来たのはアルフレックスのダイニングテーブルのイエナ(IENA)です。長さ2400ミリで天板がセラミックのテーブルですが、ちょうど組み立てて貰っている金属の脚のディテールがきれいなのです。手前には同じくアルフレックスでお願いしたソファのクッションが先行して運び込まれていますね。
次に来たのがソファのブレラでした。レザー張りのベース部分ですね。
家具類が入ってくると、途端に住空間としてのスケールが分かるようになって、ここで暮らすイメージが湧いてきますね。
三方木フレームで石張りのテレビ壁です。まだテレビの壁掛け金物だけですが、素材や色味の組み合わせもとても落ち着いた雰囲気に仕上がっていることが分かります。
そうこうしているうちに、ダイニングの天板が搬入されてきました。サイズ的にエレベーターに入らないので階段を使って搬入してもらいました。エレベーターに乗らないことは事前の搬入調査の時点分かっていたので、その荷揚げ分の費用も見積りに入れて貰っておりました。
セラミック天板は十分な重さがあるので、脚と天板はビスや接着剤で固定しないとのことでした。
その後のソファの組み立ての様子や家具がほぼ入った状態のインテリア写真の紹介は、以下のブログ記事をご覧ください。