Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

雑誌「I’m home」に元麻布I邸が掲載されました

元麻布I邸

2年前の夏に竣工お引渡しをした元麻布I邸が、高級インテリア雑誌「I’m home」に掲載されました。

高級マンションリノベーション&インテリア

巻頭の「Values of Renovation ー空間のグレードを高めるリノベーションー」という特集に取り上げて貰いました。

7月14日(土)発売の、このような夏らしく涼しい表紙です。

「色と素材を楽しむインテリア」という副題に沿って、素材と色味の展開についての丁寧な説明ときれいな写真が展開されています。

お客さまもとても気に入ってくださっており、僕らも愛着のあるアムスタイルにお願いしたキッチンについては、パントリーやワイン&コーヒーコーナー等の使い勝手まで踏み込んで解説してくれています。壁に使った大理石調の輸入タイルのフィアンドレについては、編集長の角田さんが気に入ってくれたようで、他のページでの商品紹介をしてくれています。

廊下の大容量の本棚収納や、ご主人さまのカメラコレクションを楽しみコンパクト書斎や、奥さまこだわりのエレガントデザインの洗面カウンターのこと、

お客さまがお引渡し後に僕らとは別に、インテリアデザイナーの荒井詩万さんにお願いして内装コーディネートしてもらったお子さまのお部屋と、新たなアートを購入して撮影に備えてくださった主寝室もきれいな写真を撮影して紹介してくれています。

壁&天井下地ができたタイミングでのお客さま検査@白金台E邸

白金台E邸

カガミ建築計画でマンションフルリノベーションの設計監理を行う場合、大きく2回お客さまとご一緒に現場チェックをして頂くようにしております。1回目が解体時で、この時は解体してみて壁や天井裏、あるいは床下などで予想していなかったことが発生していないか、発生していた場合どのように対処するかの方針をお客さまと一緒の場で相談させて頂きます。
2回目のお客さまチェックが、壁と天井下地ができてきたタイミングとなります。部屋の間取りがある程度わかった状態で、まだ石膏ボードが張られていない状態で、スイッチやコンセントの位置を各部屋を回りながらお客さまと確認するのもこの時期です。

白金台E邸_天井下地LGS組み

当初は天井下地は、以前からあったLGS下地を使う予定でしたが、吊りボルト固定の度合いが弱かったり、精度も悪かったので、お客さまとの相談で全部やり直すことになりました。

白金台E邸_天井下地LGS組み

新しい吊りボルトで精度が良いので、天井下地のLGSはサクサク組み上がっていました。

白金台E邸_天井下地LGSと断熱材の施工

天井下地が組み上がってすぐに、天井裏の断熱材が充填されてゆきました。

白金台E邸_天井下地LGSと断熱材の施工

リビングダイニングとキッチンを間仕切る建具のレールもきちんと施工されておりました。

白金台E邸_天井下地とピクチャーレールの収まり

ボードが仕上がると、ほとんど姿を消してしまうピクチャーレールの先行取り付けも正確に施工されていることを確認しています。

白金台E邸_コンセントスイッチのお客様現場確認

その1週間後にお客さまと一緒の現場点検に伺っています。本当は天井と壁のボードが張られ始める前にしたかったのですが、お仕事が忙しくてあらかじめ設定していた日程でしかご夫婦揃っての検査ができなかったので、このようなタイミングになってしまいました。
まずは玄関ホール周りのスイッチとコンセントの説明です。

白金台E邸_コンセントスイッチのお客様現場確認

主寝室でも、現地を確認しながらのご説明で、照明の系統の変更や、新たにコンセントを追加することなどが順調に決まってゆきました。

 

港区R邸の工事完了_お引渡し&取り扱い説明

港区R邸

長らく時間が掛かった港区R邸のリノベーション工事が、お客さま検査後の手直しも含めて一通り完了したので、お引渡しと取り扱い説明をさせて頂きました。

すべて完了後の竣工記念撮影の写真からです。左からリフォームキューの鈴木さん、カガミ建築計画の間瀬さんと前田君、お客さまご夫妻と、リフォームキューの営業&設計担当の坂本さんと現場監督の織田さん、そして私各務(カガミ)です。

玄関ホールの補修か所のチェック

まずは先回の設計&お客さま検査で指摘された事項の補修の確認を一通り致しました。ここでは、玄関ホールのサルバトーリの目地底で白い壁が見えていた部分を塗りつぶしたことを、奥さまと一緒に確認させて頂きました。

港区R邸のエアコン取り扱い説明

最初の取り扱い説明は、エアコンの取説(トリセツ)でした。

リビング_エアコンのブリーズラインの清掃方法

リビングダイニングでは、折り上げ天井内のエアコン吸い込み口のブリーズラインの外し方や…、

リビング_エアコンのブリーズラインの清掃方法

グリル背面のフィルターの取り外し方を一通り説明してもらいました。

お嬢さまの部屋の自動清浄エアコンの取り扱い説明

自動洗浄装置付きの天井カセット式エアコンについては、清掃とメンテナンス方法も実演もして貰いました。

浴室の取り扱い説明

次は東京バススタイルの和久田さんによる、オーダーユニットバスのトリセツでした。

ジャクソンの浴槽の清掃方法や、床と壁タイルのクリーニング、ガラスやステンレスサッシの汚れ落とし等のメンテナンスを主に説明してもらいました。

キッチンの取り扱い説明

ここからしばらくはご夫妻別々の取り扱い説明になります。奥さまはオーダーキッチンのアムスタイルMさんからの説明となります。

アムスタイルのキッチン取り扱い説明

引き出しの仕組みや取り外し方、特にシンク下はディスポーザーや浄水器も入っているので、引き出しを取り外しす実演もして貰いました。

レンジフードや食洗器は、元々マンションにあったものを再利用しているので、アムスタイルの取り扱い説明の範疇外になってしまうので、こちらでご説明いたしました。レンジフードは中の仕組みが分かるように分解してご説明させて頂きました。

奥さまがキッチンの説明を受けている間、ご主人さまは主寝室のテレビ&オーディオシステムの説明をオーラスの阿南さんから受けておりました。

主寝室のTV&AVシステムの取り扱い説明

パソコンやスマホは使い慣れていらっしゃるご主人さまですが、ホームオートメーションシステムの便利さは理解してくださっても、使われているシステムや機器の用語の理解に苦しんでいらっしゃいました。

リビングのホームオートメーションシステムの取り扱い説明

途中からキッチンのトリセツが終わった奥さまも合流して、リビングダイニングのホームシアターシステムの説明に入らせて頂きました。まずはテレビのオンオフから始めて、DVD再生やストリーミングサービスのこと、スピーカーの切り替えやルートロンを使った照明のコントロール、そしてブラインドの開け閉めやエアコンのオンオフまで一通り説明を受けて頂きました。

リビングのホームオートメーションシステムの取り扱い説明

まず本日は、このホームオートメーションシステムを使ってできることと、できないことをザっと説明してもらいました。奥さまは取り扱い説明の様子をスマホのビデオで撮影して、あとで見返してくださるとのことでした。といってもなかなか複雑なシステムですので、これからは何回か阿南さんにRさま邸に通って貰い、幾度か説明をさせて頂くことになりそうです。

リフォームのビフォー&アフターの説明

こちらのシーンは、お引渡しの手続きが終わったところで、リノベーションのビフォー&アフターを比較する写真を作っていたので、そちらを現地でお見せした様子です。

超高級リノベーション_ビフォーアフター

そのうちの一枚がこちらの写真です。キッチンやリビングダイニングと玄関の位置関係は大きく変わっていませんが、使い勝手とお客さま好みのデザインで作り直したことで、随分雰囲気が変わったことが判りますね。お客さまご夫妻も、リノベーション前の様子をほとんど忘れてしまっていたようで、リノベーション前後の写真の代わり具合に見入ってくださいました。