Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

雑誌取材@軽井沢Y別荘

軽井沢Y邸

6年前に竣工お引渡しをした、軽井沢Y別荘が雑誌に取材されることになり、お施主様のご主人のYさんと長男のS君と一緒に軽井沢に出掛けて参りました。

軽井沢Y別荘リフォームの取材撮影

集英社のメンズ・リーという雑誌で、「男親が子どもと出掛ける休日の過ごし方」を取材撮影する内容でした。

軽井沢別荘の取材撮影

YさんとS君だけではちょっと寂しいとのことで、僕と2歳の娘も撮影に参加することになり、火をくべた薪ストーブの前でリラックスしているシーンです。S君はお父さんのカメラで、僕らを撮影してくれています。

父子料理撮影

休日の過ごし方と言っても、一日中リラックスしていて、子どもも退屈してしまうので、写真のように父子で料理をして貰ったり、自転車に乗って貰ったりと、モデルの二人には忙しい一日になってしまいました。

塩豚のストーブ蒸し煮

料理は、実際に食べられるものをとのことだったので、ダッチオーブンに塩豚とジャガイモと玉ねぎを入れて薪ストーブに載せただけの蒸し煮と、

軽井沢のパスタランチ

自家製ミートソースのフェトチーネとサラダを作りました。

ウッドデッキでのランチ@軽井沢Y別荘

結局、ライターの田中さん、カメラマンの米谷さんも一緒になって子どもと遊んでもらい、料理を作ったり食べたりの、とても楽しい軽井沢の休日になりました。

全て終わった後の記念撮影です。前列左から、椅子に座ったYさまとS君、後列娘と一緒に各務、カメラマンの米谷さん、ライターの田中さんです。取材に最大限にご協力くださったYさまご夫妻とS君、どうもありがとうございました! 11月に発売になる雑誌が楽しみです。

石膏ボード張り@神戸M邸

神戸M邸

神戸三宮のM邸の木製下地に、石膏ボードが張られ始めました。ボードが張らることで天井や壁の位置が決まり、空間を把握できるようになってきます。

神戸マンションリノベーション 現場

やはり真ん中に置いた水廻りを納めたボックスの高さを抑えることで、天井が大きな一枚の板として見せていることが、広さを演出するうえで効力を発揮しているように感じました。写真左側では、越智工務店の現場監督の金平さんと事務所スタッフの竹田さんが、電気屋さんと打合せをしています。

電気容量の関係もあって、当初は白熱灯や蛍光灯で考えていた照明を、なるべくLEDを使って、電気の負担を下げることとしたため、通常よりは遅い、この時期になって最終的な器具決定とその見積りをチェックしている所です。

インターフォン移設工事

電気屋さんは打合せの合間を縫って、インターフォンの移設個所の電気・弱電配線を調整したり、必要な位置に埋め込み照明用の穴開けしたりと、作業を進めていってくれています。

最初の一枚と、ちょうど反対側の主寝室側から撮影した現場の様子です。こちらは、まだボード張りが進んでいないので、まだ木製下地でスカスカした状態ですね。

曲がり天井の施工

天井の曲面施工部分もとてもきれいに仕上がっています。

石膏ボードの曲面施工

杉並区のS邸で紹介したように、エフジーボードという製品を水につけて曲げてゆく方法もありますが、今回はボードの厚み調整などの問題もあったので、このようにプラスターボードの片面にカッター目を入れて曲げる加工を選んだそうです。

鉄製欄間加工

曲がった天井部分と絡む形で、主寝室の間仕切り壁が差し込まれています。リビング側(写真左側)には明り取りの窓が付き、玄関側(写真右側)上部にはガラスの欄間窓が付き、その下には引き戸が二枚はいるという複雑な構成となっているので、この部分も特注でスチールフラットバーを組合せて枠材を加工して貰っています。とてもきれいな出来で、完成時のスッキリした様子が想像できてきました。

日本フロスショールーム訪問

神戸M邸

神戸M邸のダイニング照明の件で、イタリア輸入照明器具の日本フロスのショールームに伺って参りました。

日本フロスショールーム訪問

今回は、ダイニングテーブルの上部に吊る予定のCompassという製品の実物を確認するためでした。左から、日本フロスの高橋さん、カガミ建築計画の竹田さん、照明デザイナーの三橋さんにお付き合いして貰い、ショールームを暗くした中で、照明の具合も確認させて頂きました。

フロス コンパス照明

写真で見た以上に、製品としての精度が良く、ディテールも精緻にできていました。右に置かれた丸い部品は、天井から吊り下げるための部品です。

FLOS Compass

こちらがショールームを暗くして、天井とダイニングテーブルの位置にボードを置いて、それぞれの照度を確認している様子です。

この製品のままだと複数仕組まれた照明が一度にオンかオフにしかできないので、二つのスイッチでシーンに応じた対応ができるように改造して貰うことになりました。日本フロスでも初めて輸入した製品とのことで、慎重に取り付け方法も打合せさせて頂きました。 お付き合いくださった、高橋さん、三橋さん、どうもありがとうございました。