Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

造作家具のセッティング工事進行中

六本木T邸

六本木T邸では造作家具のセッティングとボード張りなどの建築工事が同時進行中です。

ミニバーの造作家具

通常は建築工事がある程度済んだ所で、造作家具の設置に入るのですが、キッチンの建具と絡んだミニバーの収納扉、天井ギリギリまでの高さの書斎家具や、複雑な機構のテレビ・ステレオ機器棚など建築工事と同時に進めないとうまく納まらない為、今回は同じタイミングでの工事になっています。上の写真はリビングに面したミニバーコーナーの家具の設置状況です。灰色の建具がミニバーの扉になります。

テレビ・ステレオ収納棚の設置状況

こちらがテレビとオーディオ類を収納する家具です。左側の白い箱の中にステレオ機器が入り、その上の木製の箱部分にi-podスタンドを収納する予定です。その右側に46インチの大型テレビを壁掛けで設置します。それらの配線がお互い複雑に絡むので、背部の収納に点検口を付けて、配線作業が後からできるようにしています。また、それぞれが熱を持つ機器なので、その排熱のルートも考えて設計しています。

こちらがi-podスタンドです。模型を使ってスタディーしたデザインと同じ形に仕上がってきました(置いてあるのは各務の携帯電話です)。

天井ボード張り

天井や壁のボード張りも進んできました。埋め込みのライティングダクトや、天井カセット式エアコンは天井とフラットになるように設置して貰っています。

雑誌「都心に住む」に白金台S邸が掲載されています

白金台S邸

先週土曜日26日に発売されたリクルート社の雑誌「都心に住む」に弊事務所マンションリフォーム設計事例が掲載されています。

巻頭特集の街と資産価値のパート3「管理」のページでグランドヒルズ白金台の白金台S邸の取材と写真が取り上げられています。リフォーム工事もマンション側の厳しい管理の下に行われましたが、その時の内容も紹介されています。

今回の特集の「街と資産価値」はとても力の入った特集で、都心14区について、資産性(RV=リセールバリュー)や収益性(PER)の具体的な数字を挙げながらの解説でとても読みごたえがあります。震災によって、埋め立て地や湾岸の立地や新耐震以前の中古マンションについての価値がどのように変わってゆくかはまだ読めませんが、今後マンションを購入予定の方たちには必読の特集です。

こちらが以前ご紹介した取材時に撮影して貰った写真です。やはりリフォーム空間は人や家具や調度品があって初めてイキイキした空間になりますね。

六本木T邸の造作家具据え付け

六本木T邸

4月中旬の竣工引渡しへ急ピッチで進んでいる六本木T邸の現場に、造作家具が搬入され、取付けが始まりました。

書斎造り付け家具の据え付け工事

搬入だけで一日掛りで、今日から取付けでしたが、全部据え付け終わるまで4日ほど掛かるとのことでした。写真の書斎背部の棚は、既存の二つの窓の位置にピッタリ合わせているので、最も神経を使う家具だったようです。

寸法を窓に合わせて微調整することや、エレベーターのサイズを考慮して、大きく4分割された家具を現場で削り合わせながら取り付けている様子です。

造作家具図

僕らの設計の指示に従って、家具屋が作ってくれた図面です。解体後に、家具の背面に取り去ることができない物が現れたので、下部の引き出しと収納の奥行きを変えて対応して貰っています。

寝室クローゼット家具セッティング

同時に、寝室の大型クローゼット家具もセッティングが始まっていました。こちらは箱自体は簡単な作りですが、扉がフラットに納まる引き戸で計画しているので、水平と垂直を確認することに神経を使っていました。

搬入された家具

こちらは、搬入されたばかりでまだ据え付け前の家具たちです。現在は大きく部屋の中央に場所を占めていますが、これが据え付けが済むときれいに壁面に収まってくるのが、何度経験しても不思議な感覚です。