Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

早稲田大学芸術学校の卒業設計展2010

ニュース

仕事の打合せで、新宿のオゾンに出かける用事あったので、ちょうど本日から展示が始まったばかりの早稲田大学芸術学校三年生の卒業設計展2010を拝見してきました。

早稲田大学芸術学校 卒業設計展2010

ちょうど2年半前まで教えていた学生たちが、大きなプロジェクトの設計にチャレンジし、社会性や敷地とのコンテクスト、機能的なプログラミングを考えながら設計に取り組んでいる様子はとても嬉しく感じました。

写真手前の透明スケルトン模型と敷地模型は、ちょうど今日が当番だったそうで、全体を案内してくれた瀧波君の作品です。敷地の特性を読み込んで、力強い形を埋め込んだ造形力には素晴らしい物を感じました。

こちらは病院施設を設計した岩田君の模型写真です。流線型で構成された疾走感のあるデザインは目を惹きました。

大きな模型を作り、大胆な表現の図面に取り組んでいる学生たちの姿勢に、大きな勇気をもらうことができました。ただ、毎年思うのですが、ちょっと時代的にずれているというか、大掛かりな再開発的なプロジェクトが多いことには疑問も感じたのも事実です。

雑誌「都心に住む」の取材@白金台S邸

白金台S邸

これまでも幾度か掲載してもらったことがある、リクルート社の雑誌「都心に住む」がヴィンテージマンションと管理についての取材したいとのことで、白金台S邸のSさまご夫妻にご協力頂きました。

管理についての記事とのことで、管理会社の担当者にも立ち会っていただき、管理側のどのような取り組みが、住み心地にどのような形で影響するのかを、興味深く聞かせて頂きました。左から時計まわりで、Sさまのおくさま、リクルート社の木津さん、管理会社のHさま、以前の取材でもお世話になったライターの森さん、カメラマンの相馬さん、そしてSさまです。

  • 中規模のマンションであることで、管理人と住人が顔見知りになっていること、
  • 宅急便やリフォーム工事業者に厳しいルールを設けていることで得られる安心感、
  • ゴミ出しなどの小さな用事もインターフォンで受け付けてくれる便利さ、など

細かいことの積み重ねが快適な住み心地に影響することが良く理解できました。

こちらは、取材後に撮影している、カメラマンの相馬ミナさんです。

いつも取材に快くご協力してくださるSさまご夫妻、本日もどうもありがとうございました。

六本木T邸の書斎家具打合せ

特注オーダー家具

六本木T邸では、建築に付属する造作家具(造り付け家具)、ソファーやダイニングテーブルのような高級輸入家具(カッシーナ、アルフレックス、ミノッティ)のほかに、特注の置き家具も考えています。
デザイン的に凝ったつくりで、個性ある置き家具作りでは定評があるYPO(ヤマシタ・プランニングオフィス)に作ってもらう予定の書斎の机です。

特注オーダー家具の打合せ

ウォールナットの突板と塗装鉄板、そしてメラミンを組み合わせた、ちょっとシャープなデザインで考えているテーブルです。写真は異種の材料の取り合い部分を、どうすればきれいに見せれるかを、YPO廣瀬さんにスケッチで検討してもらっている様子です。

コンピュータを使ったデスクワーク作業のほかに、複数人数での打合せも想定しているので、特殊な形(ひらがなの「く」の字型)になっていますが、難しい取り合いの詳細もほぼ決まり、次回は色味についてサンプルを提示して貰う予定になりました。