Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

FLOS(照明器具)のショールーム見学

見学記

昨日のLED照明の勉強に続き、東麻布のスタイリッシュな照明メーカーのFLOSのショールームに伺って参りました。以前から興味はあったのですが、ショールーム見学が予約制だったので、中々伺うチャンスがありませんでした。

FLOSショールーム

フィリップ・スタルクがデザインした照明機器や、ユニークな形態のスタンド照明が、二層吹き抜けの大きな空間にきれいに展示されていました。

ソフト・アーキテクチャーシリーズ

今年に発売されて、幾多のインテリア系雑誌やウェブマガジンに紹介されていた、インテリアに照明を組み込んだソフト・アーキテクチャーシリーズも拝見してきました。

照明部分だけでなく、その周りの包み込むような壁の一部までが、照明器具と一体となっており、そこに石膏ボードを合わせて、寒冷紗とパテで隙間を埋めて塗装で一体化するという取り付け方になっていました。

他にも、ピクチャーレールと一体化した照明や、床付けのLEDの調光可能なアップライトなど、今後取り入れてみたい製品を色々と見学することができました。

最新LED照明の勉強

その他

最近リフォームの設計でも採用することが多くなってきたLED照明の最新の動向を勉強するために、施工でお付き合いのある高島屋スペースクリエイツのYさんにランプネットワークの小松原さんをご紹介頂き、色々なLED製品を事務所で実演して貰いました。

小型で配線ダクト取付け用のレールスポット照明は、フィルターで色温度の調整が可能で、これまで問題だった重量も他社製品と比較して50%近く減らすことが出来たとのことでした。

こちらがその色フィルターの数々です。

他にも薄型棚下灯で調光可能で熱くならない照明やミニクリプトンサイズで調光が効き、安価な製品など、色々な特徴があるLEDの動向を教えて頂きました。Yさまと小松原さま、本日はどうもありがとうございました。

群馬の平屋住宅リフォームのご相談

新規プロジェクト

先週メールにてご連絡を頂いた、群馬県の住宅リフォームのご相談のお施主様と電話で打合せをいたしました。ご相談いただいたクライアントは、現在外国に居住中で、しばらくは一時帰国の際の別荘として、そして際将は日本に戻った際の本拠として活用したいとのお話でした。

検討している住宅は、景観に恵まれた230平米(約71坪)の平屋住宅で、本格的にリフォームした場合のプランの可能性とその費用について相談したいとのお話でした。

既存図面を見て頂ければわかる通り、あまりに大きいL字型の平屋住宅でしたので、玄関の位置を大きく変えて、和室三室と書斎を一つに纏めた大きなLDKを作るアイデアをざっくりと作ってみました。

作ってみたのがこのリフォーム提案です。まだ、現地も拝見していない段階ですので、構造的な検討は行っていない状態ですが、大きなウッドデッキを作り、そこから室内にアプローチし、主寝室やLDKといった主要な空間をウッドデッキに面して配置する計画としています。また、一度にリフォームするのではなく、通常使う部分をまずリフォームし、その後必要に応じて来客用の空間をリフォームしてゆく提案です。本日、国際電話にて打合せさせて頂きましたが、お施主様のMさまは、「まだ話してもいないのに、こちらの考えていることを理解していただいているようで、正直驚いています!」とのことでした。まだ、今後どうなるかは判りませんが、実現化してゆけばとても面白いリフォームプロジェクトになりそうです。