Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

六本木T邸の業者顔合わせ

六本木T邸

いよいよ工事施工会社が決まった六本木T邸で、ビルの管理会社側にお願いする工事となるスプリンクラーや自火報の移設業者とリフォーム工事のS社の各業者達の現地での顔合わせを行いました。

S社側が6人、ビル管理会社側が5人、カガミ建築計画から2人の大所帯ですが、両側に並んで各人の名前と業種を紹介したうえで、実務的な話へと移ってゆきました。

お互いの工事が絡んでくる個所が多いので、現調しながら今後の作業の取り合いや、日程的な調整をしてゆくことになります。

既存カーペットをめくって、床下地を確認している所です。新規にフローリングを張る場合、六本木ヒルズレジデンスではLL(軽量衝撃音)=40とLH(重量衝撃音)=45と非常に厳しい性能を確保する必要があるので、工事前に再度確認しておきました。

久が原H邸の竣工引き渡し

新築住宅

先週土曜日に設計検査を行った久が原H邸(谷村悌君と共同設計)の竣工引き渡しに立ち会って参りました。

明るく風通しの良い快適な空間に仕上がっていました。写真は二階のリビングからキッチンや階段、書斎への入り口を見返したアングルです。

引き渡しとはいえ、まだ浴室も完成しておらず、ダメ直し工事と取扱い説明と写真撮影が重なった、慌ただしくも賑やかな一日となりました。

Hさまこだわりの階段室です。黒のカーペットにウネウネうねった手すりがアクセントになっています。ナント、正面の曇りガラスの奥に、今回H邸を施工してくれた工務店の社長のお宅があるのです。

玄関からアプローチを見返したところです。スリットのあいた大きな木製引き戸と、外まで繋がるタイル伸びやかに感じる空間です。Hさま、ステキな住宅の完成おめでとうございます!

寛建設・溝部公寛さんと法政大学・網野禎昭教授

ニュース

昔からの建築設計の親友・寛建設の溝部公寛さんの事務所に、法政大学の網野禎昭教授と一緒にお邪魔して参りました。

寛建設には白金台K邸や鵠沼W別荘、久我山O邸の施工をお願いしており、施工の面でもお世話になっていますが、それ以上に住宅の考え方、建築家としての生き方等を議論し合える親友として本当にお世話になってきた方です。

無垢の素材をふんだんに使った寛建設事務所兼溝部さんのご自宅の玄関です。右側に見える透かしの引き戸は、四方転びという非常に難しい建築技法を使った作りの扉です。

少し早めに伺ったので、地下にある事務所を久しぶりに拝見させてもらいました。写真は寛建築工房が設計し、寛建設が施工、溝部木材が材料支給してきた寛の家(くつろぎのいえ)シリーズの模型が並んだ、まるで町並みのような展示台です。

その後到着した網野さんが構想中の構法スタジオの授業内容、大学での建築教育について、木造住宅の考え方や建築家の生き方などについての白熱した論議で4時間以上話し込んでしまいました。溝部さん、網野さん、どうもありがとうございました。