Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

床埋込みLEDアッパー照明の研究

六本木T邸

六本木T邸に使用予定の、床埋込みのLEDアッパー照明の研究で、照明メーカー・FLOS(フロス)のショールームにお邪魔して参りました。

エントランスからリビングへと延びるモルタル塗りの壁を照らす予定の照明ですが、間違って踏んでも熱くないことや、デザインの美しさ、消費電力の少なさなどからフロスのLEDアッパー照明を採用させて頂く予定です。

壁からの離れの距離やライトの角度、色温度などについて色々な実験を行わせて頂きました。お付き合いくださった照明デザイナーの三橋倫子さん、フロスの高橋さん、色々と教えてくださりどうもありがとうございました。

最近のご相談案件 2010年12月

その他

六本木T邸の着工に向けての準備で忙しくしている事務所ですが、その間にも幾つかのリフォームのご相談を頂いております。

西麻布の160平米の木造三階住宅の全面リフォームのご相談や、

田園調布では築100年以上の戸建住宅のリフォーム相談は、スケジュールや予算の考え方が合わなかったため、残念ながらお断りさせて頂きました。

成城の100坪の敷地に戸建新築住宅を建て、その内装を設計して欲しいとのご相談は、住宅メーカー/建設会社を選ぶところからか、内装だけをお手伝いすべきか、その方法も含めて継続ご相談中です。

「最高の家具をデザインする方法」に掲載されています

ニュース

建築知識学校やリフォーム特集の執筆などでお世話になっている建築出版社・エクスナレッジ社から11月に発売になった「最高の家具をデザインする方法に、カガミ建築計画の設計事例が掲載されました。

最高の家具をデザインする方法

造作家具の作り方のような専門的知識から、収納家具の細かい使い勝手まで、プロの建築家はもちろん、造り付け家具の細かい工夫に興味ある方であれば、家を建てたい・リフォームしたいお施主様にもお勧めのノウハウ本です。

各務が執筆した記事は、既成キッチンを建築と一体化させるコツをテーマにしています。安価で安心感がある既成のユニットキッチンを、造作家具で囲みながら、インテリア空間と違和感がない形で一体化させる手法を、詳細な図面と文章で紹介しています。

シンク前に目隠しとして立ち上げた部分には、キッチン側からもダイニング側からも使えるカトラリーボックス収納や、調理時に便利な調味料収納なども設けています。

具体的な事例として、藤が丘S邸の図面と写真が紹介されています。写真の通り、ダイニング側から見ると、造作家具と完全に一体化したように見えますが…

反対のキッチン側に回り込んでみると、既成のキッチンが組み込まれていることが判ります。造作家具(造り付け家具)は一般的に高いものなので、上手く既製品を組み込みながら、コストパフォーマンスに優れたキッチンを作りたいと考えての工夫の紹介です。