Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

特注のオーダー書斎机のデザイン

特注オーダー家具

オフィスとしても活用する予定の六本木T邸では、リビングとスチール製サッシで繋がった位置に書斎が来る予定です。ガラス越しに大きくこの机が見えてくるので、使い勝手は確保しながらシャープなデザインにしたいと工夫しています。

特注オーダー書斎机の模型

コンピューターを二台使い、足元にはファイリングキャビネットを収納し、同時に3人程度の打合せもできる「く」の字型の机のデザインを検討中です。

配線を隠し、構造的な補強になる幕板と、端部テーパーを取って、薄くスリムでスタイリッシュに見せるサイドパネル、そして引き出しの取手や、配線の取り出し口などをスケッチを起こしています。

苦心しながら、立体的に絡み合った机の模型を作ってくれている、スタッフの笠原君の様子です。

六本木F邸の書庫・寝室デザイン検討中

六本木F邸

現在寝室と書庫をデザイン中の六本木F邸で、寝室側からテレビを埋め込む予定の壁と書庫のデザインのスケッチを作成して、Fさまと打合せを進めています。

寝室側からはテレビ埋め込み、DVDや下着を入れておく引き出し、書庫側からは本棚、そして両者を区切る引き戸、三つを上手くまとめるようにデザイン検討中です。

寝室側に引き出しを出っ張らせると、建築的なディテールの処理は一番楽で、シンプルに納められるのですが、寝室側からのデザインはあまりパッとしません。

寝室側の引き出しを壁に埋め込んで、上部を書庫側から本棚、下部を寝室側からの引き出しとすると、壁の厚みが最も薄く、どこから見てもデザインはスッキリするのですが、引き込みで設計している引き戸を納める工夫が大変になりそうです。現在お施主様に説明しながら、どの方針で進めてゆくか検討中です。

六本木T邸の概算見積り依頼

六本木T邸

こちらも順調に計画が進んでいる六本木T邸で、施工業者さんに現地に来てもらい、概算見積りをお願いすることになりました。

本日は工務店の担当者、設備屋さんと電気屋さんに来てもらっています。

図面や仕様もまだ未決定の個所がありますが、模型を見てもらいながら設計の考え方、素材の扱い方などを説明し、仮決めしておいたスペックを一通り説明いたしました。

天井裏や床下、ユニットバスの配管経路なども、設備屋さんの目で確認してもらっています。

メーターボックス内の熱交換器の経路もチェックしてもらっています。概算見積りの上がりは二週間後、こちらで内容を精査してお施主様にお見せするのが今月末になりそうです。