Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

「最高のリフォームをデザインする方法」と建築知識「リフォームのオキテ」

ニュース

エクスナレッジ社から出版された「最高のリフォームをデザインする方法」と建築専門誌・建築知識の最新号「リフォームのオキテ」の二冊のムックと雑誌にリフォームについて書いた記事が掲載されています。

最高のリフォームをデザインする方法

「最高のリフォーム」本は、以前の建築知識のリフォーム・リノベーション特集号に掲載した記事を少し手直ししたうえで再掲載して貰ったものです。「リフォームのオキテ」誌は、昨年の企画立ち上げの際からお手伝いしてきた特集で、書いている記事自体はそれほど多くはありませんが、とても思い入れのある特集号になりました。

リフォームの造作家具について

こちらは「最高」本の記事で、加工場での箱作りと現場での大工作業のメリットを上手く合体させた造作家具の作り方を紹介しています。

こちらは「オキテ」誌の記事で、混乱しがちな解体現場で、どうしたら間違わずに残す物と解体する物を指示できるかについて書いた文章です。

3号前から始まった連載の「スーパーリフォーム・リノベーション講座」の記事も8ページに渡って掲載されています。今回は「効果的なPR手法」とのことで、Webを中心にどのようにして設計事務所がリフォーム物件のPR営業をしているかを紹介しています。
特集号の記事と連載の記事を同時に書き進めるのは、ダブルの締切で本当に大変な思いをしましたが、担当編集者の西山さんの頑張りに何とか応えようと踏ん張ったことで、何とかこのような雑誌の形に仕上がりました。

こちらで書いた原稿以外にも、売れっ子設計者(?)たちの色々なリフォーム設計のノウハウが掲載されていますので、是非手に取ってご覧ください。なお、最高のリフォーム本の表紙に使われているイラストは6年ほど前のもので、残念ながらお施主様の都合でボツになった恵比寿のマンションリフォームプロジェクトの為に書描いたプレゼンテーションスケッチです。

リフォーム設計スケッチ

マンションリフォームのご相談 2題

高輪I邸

今月、マンションリフォームのご相談を頂いた二軒のマンション現場に調査に伺って参りました。

高輪のマンションリフォームの現調

一つは高輪で築40年弱のマンションです。子どもたちが独立したご夫婦が、お二人で快適に住める住まいにしたいとのことで、リフォームのご相談がありました。高輪の高台に位置して、南面からの光が気持ち良い空間ですが、廊下が多く、水回りが中途半端な位置にあることが問題になっています。

写真の玄関や、キッチンなどは比較的きれいに使われているので、うまく既存を活かしながら、メインの空間となるリビングダイニングを快適にするかが勝負どころと持っています。

麻布のマンションリフォームの現調

もう一つは麻布の築30年のマンションで、こちらは30代のご夫婦とお子様が楽しく暮らすユニークな空間にしたいとのご相談です。間仕切り壁のないワンルーム的な空間に、大きめの水回りを上手く配置して欲しいとのご要望でした。

既存では水回りが一段上がっているので、水回りを移設した時に更に段差が大きくなるのかが技術的に難しいところです。共に100平米強で、どちらも事務所から近い場所なので、設計が楽しみです。

家の時間-15 建築家のキッチンリフォーム

ニュース

ウェブマガジン「家の時間」に連載している建築家リフォームのコーナーに、建築家のキッチンリフォームについての記事が掲載されました。

キッチンリフォームというと工務店やキッチンメーカーが工事する程度の小さな(?)工事というイメージが一般的なようです。しかし、キッチンだけでなく廻りの空間を巻き込んでリフォームを考えると、思った以上に家族の関係が変わり、料理が楽しくなるキッチンに変更することができるという話を書きました。

一つ目の事例として取り上げたのは目白S邸のキッチンリフォームです。家族のいるリビングから完全に隔離されていたキッチンが、家の中心に位置するようになったリフォーム事例です。

こちらは二世帯同居をキッカケにリフォームを行った野田N邸のキッチンです。何も隠すことができないオープンキッチンを、長さ5メートル以上のロングカウンターのある、ちょっと隠れた部分のあるキッチンにリフォームした事例です。

キッチンリフォームのビフォーアフター図面

二つのビフォー&アフター図面を並べてみると判りやすいかもしれません。詳しくはどうぞ連載記事をご覧ください。