Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

ギャラリークローゼット訪問

六本木T邸

六本木T邸に入れるアート作品の実物を見るために、以前よりお世話になっている西麻布のアートギャラリー、ギャラリークローゼットにスタッフの岸本さんと伺って参りました。

ギャラリークローゼット

今回は、インテリアだけでなく、置き家具やアートコーディネーションまで一任して頂いています。まずは以前に図面やこちらのイメージ写真を見て貰らい、信頼するギャラリークローゼットの新井沙絵さんにある程度チョイスして貰っていたアート作品を幾つも並べて貰いました。因みに、新井紗絵さんとは以前インテリアアートに関する対談をさせて貰っています。

それらの中から、仕上がりつつある六本木T邸のイメージに合ったアートピースをチョイスしてゆきました。50平米(30畳)程度の広さがあるリビングダイニングなので、ダイニング側とリビング側のイメージを少し変化させるコーディネーションを考えています。因みに、写真のアート作品の後ろには、青山墓地の桜がきれいに咲いているのですが、残念ながら上手く写せませんでした。

ギャラリークローゼットには、T邸とほぼ同じ大きさのソファーがあるので、その後ろにイメージしているアート作品を掛けて貰い、イメージを膨らませている様子です。来週中ごろには、一度現地に選んだ作品を運んでもらい、更に候補を絞ってゆく予定です。

中西ヒロツグさんの事務所訪問

田園調布F邸

リフォームセミナーや田園調布F邸のリフォーム設計でご一緒させてもらっている、中西ヒロツグさんの事務所、イン・ハウス建築計画を訪問して参りました。

イン・ハウス建築計画事務所外観

要町の駅から徒歩10分、ちょっと下町っぽい住宅街を抜けた先に、コンクリート打ちっ放しの建物の最上階に、白いボックスが浮かんでいるのが、イン・ハウス建築計画の事務所です。外から写真を撮っていたら、早速中の中西さんに見つかってしまいました。

イン・ハウス建築計画の内部

事務所入り口にはしゃれた喫茶コーナー(ビールコーナー?)があり、内部はコンパクトながら資料や模型がきれいに整理されている、とても居心地良い事務所でした。

こちらは過去に中西さんたちが設計してきた模型の数々です。ひとしきり事務所を案内して貰った後で、一緒に伺った雑誌「建築知識」編集部の西山さんと、まず来月号掲載予定の設備リフォームについての打合せを致しました。
その後、先日現場調査を一緒にさせてもらった、田園調布F邸のリフォームプランの打合せを行いました。

建築知識セミナーのアンケート

こちらは、震災直前に行った一日速習リフォームセミナーのアンケート結果で、西山さんが持ってきてくれたものです。幸い好意的な意見が多く、東京以外の地方都市での開催をしてほしいとの意見も多数あり、勇気を頂きました。
最後は、リフォーム・リノベーション、そして建築について色々な雑談に華が咲き、9時過ぎまでお邪魔してしまいました。中西さん、遅くまで色々と楽しい話を聞かせてくださり、どうもありがとうございました。

左官屋のコテと塗装屋のヘラ

六本木T邸

本日から左官の上塗りが始まるので、午前中に色味やコテムラをチェックして参りました。イメージとしては、きれいに塗られた左官壁ではなく、幾度も塗り直されて補修されたような壁をイメージして欲しいと伝えて、工夫して貰っています。

左官上塗り マンションリフォーム

左官屋さんが大きな壁面に思い切りよく珪藻土を塗ってゆくさまはとても気持ち良いものでした。一度ある程度きれいに仕上げて貰ってから、霧吹きで水をふいて、またコテの向きを変えながら、コテムラをわざとつけて貰うことになりました。

左官屋のコテ

こちらは左官屋さんが使っているコテです。縦に握って、1~2ミリほどの厚みを盛りながら均してゆく作業となります。

塗装屋のパテしごき

本日は塗装屋さんのパテしごきの作業もあったので、似ているようで違う作業なので、比較の為に写真を撮ってみました。パテしごきはヘラを使ってなるべく薄くフラットに仕上げる作業です。速乾性のパテなので、厚みは薄い方が良く、壁や天井の不陸を均しながらシゴくイメージです。

玄関周りでは、大きさが変わった玄関土間と框周りの石材の補修工事も進んでいました。こちらも石用の接着剤と、奥行き調整用に丸めた銀紙を使った独特の作業です。