Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

六本木T邸の現地打合せ

六本木T邸

新年から工事着工と決まった六本木T邸で、家具屋、設備屋、電気屋、オーダーユニットバス屋と現地打合せを行って参りました。

写真は、左から設備屋、設計、電気屋、家具屋、現場監督、設備屋が車座になって、各業種が取り合う個所の調整を行っている様子です。

SRC造の柱の位置を元に墨出しをするために、壁の一部を壊しています。この柱の位置を基に、オーダーユニットバスのサイズを最終確定し、排水経路も調整してゆきます。

家具屋とは、図面を見ながら問題になりそうなカ所を指摘して貰い、その解決方法を探ったり、施工図を描く上で重要な寸法やイメージを説明している様子です。沢山の職種に集まってもらい、現場対応はテンテコマイでしたが、多くの寸法確定を行ったり、事前に出してもらった質疑を元に、未決定事項を決定したりすることが出来ました。

ある程度寸法や取り合いも見えてきたので、今後は施工図を書いてもらったうえで、確認作業に進ん行きます。

家の時間-13 高級マンションリノベーション

白金台S邸

毎月「建築家リフォーム」についての記事を寄稿しているウェブマガジン「家の時間」に、高級マンションリノベーション_窓と天井編が掲載されました。

白金台S邸を題材に、日本のデベロッパー(不動産会社)が好んで作る窓が多く、折り上げ天井がある高級マンションの問題点を指摘しています。

パッと見はリノベーション前の方が明るくて、天井も高く、気持ちよさそうに感じるのですが、床面までの全面窓のせいで家具のレイアウトが難しく、折り上げ天井の位置によって、部屋の中心が定められて閉まっていることが問題だと感じました。

ダイニングとリビングの空間が分かれていることも、高級感と思われる項目ですが、独立したダイニングを活かすためには、家族がリラックスして食事ができるイートイン・スタイルのキッチンが必要なので、以前の間取りではうまく使い分けが出来ませんでした。それらの問題を、リビングダイニグを一体化し、窓を一面つぶし、折り上げ天井をなくすことで解決した様子を紹介しています。

床埋込みLEDアッパー照明の研究

六本木T邸

六本木T邸に使用予定の、床埋込みのLEDアッパー照明の研究で、照明メーカー・FLOS(フロス)のショールームにお邪魔して参りました。

エントランスからリビングへと延びるモルタル塗りの壁を照らす予定の照明ですが、間違って踏んでも熱くないことや、デザインの美しさ、消費電力の少なさなどからフロスのLEDアッパー照明を採用させて頂く予定です。

壁からの離れの距離やライトの角度、色温度などについて色々な実験を行わせて頂きました。お付き合いくださった照明デザイナーの三橋倫子さん、フロスの高橋さん、色々と教えてくださりどうもありがとうございました。