Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

久が原H邸の竣工引き渡し

新築住宅

先週土曜日に設計検査を行った久が原H邸(谷村悌君と共同設計)の竣工引き渡しに立ち会って参りました。

明るく風通しの良い快適な空間に仕上がっていました。写真は二階のリビングからキッチンや階段、書斎への入り口を見返したアングルです。

引き渡しとはいえ、まだ浴室も完成しておらず、ダメ直し工事と取扱い説明と写真撮影が重なった、慌ただしくも賑やかな一日となりました。

Hさまこだわりの階段室です。黒のカーペットにウネウネうねった手すりがアクセントになっています。ナント、正面の曇りガラスの奥に、今回H邸を施工してくれた工務店の社長のお宅があるのです。

玄関からアプローチを見返したところです。スリットのあいた大きな木製引き戸と、外まで繋がるタイル伸びやかに感じる空間です。Hさま、ステキな住宅の完成おめでとうございます!

寛建設・溝部公寛さんと法政大学・網野禎昭教授

ニュース

昔からの建築設計の親友・寛建設の溝部公寛さんの事務所に、法政大学の網野禎昭教授と一緒にお邪魔して参りました。

寛建設には白金台K邸や鵠沼W別荘、久我山O邸の施工をお願いしており、施工の面でもお世話になっていますが、それ以上に住宅の考え方、建築家としての生き方等を議論し合える親友として本当にお世話になってきた方です。

無垢の素材をふんだんに使った寛建設事務所兼溝部さんのご自宅の玄関です。右側に見える透かしの引き戸は、四方転びという非常に難しい建築技法を使った作りの扉です。

少し早めに伺ったので、地下にある事務所を久しぶりに拝見させてもらいました。写真は寛建築工房が設計し、寛建設が施工、溝部木材が材料支給してきた寛の家(くつろぎのいえ)シリーズの模型が並んだ、まるで町並みのような展示台です。

その後到着した網野さんが構想中の構法スタジオの授業内容、大学での建築教育について、木造住宅の考え方や建築家の生き方などについての白熱した論議で4時間以上話し込んでしまいました。溝部さん、網野さん、どうもありがとうございました。

久が原H邸の設計検査

新築住宅

建築家の友人、谷村悌君と一緒に設計してきた久が原H邸の工事も最終段階の設計・施主検査となりました。

快晴に恵まれた中、気持ち良い空間の中をお施主様のHさまと谷村夫妻と一緒にダメ工事や傷、問題点をチェックして回りました。

こちらは、照明器具の問題を電気屋さんに見て貰っている所です。工事をお願いした河津建設は、同じ久が原のN邸の時にもお願いした施工会社で、職人さんたちも幾人かは知っている人たちで、とても頑張ってくれました。

小さな補修工事は沢山お願いすることになりましたが、光と風があふれる快適な空間には大満足の一日でした。Hさま、谷村夫妻、そして河津の皆様、どうもお疲れ様でした。引き渡しまでの最後の工事、どうぞよろしくお願いいたします。