Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

住宅は竣工してからが本当のお付き合い

新築住宅

昨年末に竣工・お引渡しをした三世帯住宅、大田区N邸にご挨拶に伺って参りました。つい最近お引渡しをしたような気持ちでいましたが、既に約4ヶ月の月日が経っています。 まだ店舗部分の看板はついていないようですが、もう既に新しい店舗(酒屋さんです)も開店して、ご商売も順調だとの事でした。 自動販売機が濡れない様にと、お施主様が作った自販機カバーも、住宅の外壁と同じ材料で作ってあるので、とても上手く馴染んでいました。

連休の最終日に伺ったので、ちょうどお施主様の子どもたちも在宅中で、思わぬ大歓迎を受けました。工事中は本当に週に二日ずつ程伺っていたので、すっかり仲良しになっていた子どもたちも、たったの四ヶ月ですが、心身ともに随分成長しているようでした。

  • ようやく生活も落ち着かれたようで、住んで見ての貴重な感想、意見を伺うことができました。
  • 全ての住居部分と店舗からの入り口が合流した玄関が、上手く機能していること
  • 三世帯を繋ぐ吹き抜けのある階段ホールで、それぞれの気配を感じることが出来て、楽しいこと
  • 収納目的で作ったロフトが、子どもたちの最適の遊び場で、結局遊び目的のために、物を置かないことにしたこと
  • 子どもたちが、全ての階を行ったりきたりすることで、これまで以上に家族の絆が強まっているように感じること

どれも嬉しい発見ばかりです、このようなお話を伺えるのも、設計者冥利につきます。

住宅は建ってから、住んでからが一番面白いところです。お施主様と設計者の関係は、これからが本番です。 今度うかがうときは、スタッフも一緒に遊びに行きますので、どうぞ今後とも宜しくお願いいたします!

中古住宅リフォームの見学会

見学記

大学時代の同級生、飯塚豊君が主宰する設計事務所「i+i(アイプラスアイ)」が設計した住宅リフォームの見学会に伺って参りました。大田区池上の中古住宅を、屋根と構造以外はほぼ全てスケルトンにした全面的なリフォームプロジェクトでした。

中古住宅スケルトンリフォーム事例

もともとは1階にあったリビング・ダイニング、キッチンを、全て2階に移し、寝室を一階に持ってきて、玄関も水周りも全て手を入れるという、大規模なリフォームでした。 構造補強を行いながら、断熱性能も十分に向上させ、さらに外観のデザインをやり直すという、本当に欲張りな内容でした。

リフォーム設計者の個性 設計者の個性はリフォームでもきちんと現れるもので、キリッとしてメリハリの利い’リズミカルな空間展開は、飯塚君特有のものだと強く感じました。 同じ戸建リフォームでも、僕らカガミ建築計画とは色々な面で違い、とても勉強になりました。 飯塚君、野心的なリフォームプロジェクトの完成、どうもおめでとう。これからもお互い切磋琢磨しあって、頑張ってゆきましょう!

デザイナーズリフォームEXPO訪問記

見学記

東京ビックサイトで開催されていた「デザイナーズリフォームEXPO」に視察に行って参りました。大手のリフォーム会社や、ライバル(?)に当たるデザイン事務所、施工会社などが沢山展示しており、数多くのパンフレットや資料を貰ってきました。勿論、ライバルだけでなく、今後仕事で一緒に組んで行ける会社や、システムがあるかも知れないと思っての意図があっての見学でした。どの会社もデザインリフォーム、或いはデザイナーズリフォームに力を入れているようで、ライバルひしめく戦場の厳しさを改めて認識してきました。

同時開催中の「スタイルハウジングEXPO」では、昔からの友達に呼び止められました。現在は設計施工会社の代表取締役で、系列会社の不動産部門とと一緒に出展しているとの事でした。

この友達と会うのは十数年ぶりでしたが、お互いの近況や、共通の知り合いの動向を報告しあうことできて、ライバル視察のハズが、最終的には仕事を離れたとても楽しいひと時になってしまいました。