Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

真鶴半島の別荘候補地下見

新築別荘

ある方から、真鶴半島に別荘を建てたいと考えているとのことで、ついてはお手持ちの土地、二ヶ所をを見てもらいたいとのご依頼がありました。

600坪の伊豆大島を望む敷地 最初の土地は約600坪で、遠くに伊豆大島、近くに初島を望む、南側斜面の素晴らしい土地でした。傾斜部分には大きなクスノキが生い茂り、斜面下の平らな平地部分には、日をサンサンと浴びた夏みかんが鈴なりになっていました。

もう一つの土地は更に広く、約2000坪で小田原と海が一望できる絶景の土地でした。前面道路から細長く伸びる形の敷地でしたが、敷地先端部分は、左右に海を望む、ポテンシャルの高い土地でした。どちらにも海を望む、明るく開放的な素晴らしい別荘が期待できる素晴らしい土地で、どのような計画が考えられるか、これからじっくり練って行きたいと考えています。

因みに、落ちていた夏みかんを勝手に頂きましたが、日当たり抜群の土地になる、無農薬のみかんは、酸っぱさも甘さも際立った、特別な味がしました。

シンボルツリーがまとめる玄関アプローチ

新築住宅

昨年末にお引渡しをし、約一月経った、三世帯住宅の大田区N邸に植栽が植わりました。

玄関前のシンボルツリー

一番背が高いのが、シンボルツリーのシマトネリコで、手前に低く植わっているのが、石楠花(シャクナゲ)と紫陽花(アジサイ)とアセビの混植です。 まだ植えられたばかりなのでまばらに見えますが、時間と供に密度を増して行く予定です。

玄関植栽

  • 壁の薄黄色の吹き付け材
  • 屋根とポストボックスの黒いガルバリウム鋼板
  • 玄関扉とバルコニーの木
  • 手摺りの鉄(溶融亜鉛メッキ色)
  • アプローチのタイル
  • 基礎部分のコンクリート

と色々な素材や色が出会う玄関アプローチ周りですが、植栽が植わったことで、ようやく纏まって。落ち着いた雰囲気になってきました。

3*D 石川利治さんの事務所訪問

見学記

大学・大学院時の先輩、石川利治さんの設計事務所、3*D(スリーディー)を訪問して参りました。大学院の時は先輩として、そしてその後石川さんが恩師である池原義郎設計事務所に勤務した後は設計の先輩として、色々とお世話になってきた方です。

3Dオフィス

お互いが設計事務所を主催するようになってからは、お目に掛かるの本当に久しぶりです。今年の年賀状のやり取りから、声を掛けて貰って、石川さんの赤坂の事務所を訪問してきました。赤坂の草月会館の裏、建物最上階の公園が見える一角が、彼の事務所でした。自分で壁を塗ったり、間仕切りや棚を作ったとのことですが、とてもスマートでかっこよい事務所の中で、素敵な模型に囲まれながらの話で、すっかりリラックスしてしまい、長居をしてしまいました。事務所経営の苦労、今後の方針など かつての研究室の先輩たちの噂もしましたが、やはり話しの中心は、この厳しい時代にどうやって設計事務所を経営し、今後どのように設計活動を展開してゆくかの相談がもっぱらでした。お互い、色々な苦労もしてきているので、以前のような単なる先輩、後輩として以上に、建築設計の仲間として、正直な話が出来るようになったことが何より嬉しかったです。

上の写真は事務所内の石川先輩とスタッフの木村君(彼は僕の以前の教え子です)、そして二枚目は説明して貰った住宅プロジェクトの模型の写真です。3時間ほど話し込んだ後は、赤坂のお勧めの中華料理屋さんで、美味しい中華の夕食をご馳走になりました。石川先輩、どうもありがとうございました。そしてご馳走様でした!