Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

リゾート雑誌に掲載されました

箱根S別荘

このゴールデンウィークに発売された、「リゾート物件情報 田舎暮らし物件ガイドの春号(281号)」に箱根の別荘リフォームが掲載されました。 「リゾート物件情報」は、別荘・田舎暮らしの情報を提供し、ライフスタイルの提案をする情報誌で、創刊25年目を迎えたリゾート雑誌の草分け的存在です。

 今回のこの記事は、実はこの別荘リフォーム記事を見たレゾンの編集者武笠さんから、「月刊リゾート物件情報」に別荘リフォームについて連載記事を書かないかとの話があって始まったものなのです。編集者は、「別荘のリフォームに関する連載記事を企画しており、専門的な知識とリフォームの実例を提供して貰える建築家を探していた」そうで、白羽の矢が立ったのは実に嬉しい事です。

記事では箱根S別荘の紹介、工事内容や掛かった工事金額の内訳、更に「自宅との関係を意識した別荘を」とのタイトルで、都内の自宅と田舎の別荘の関係を書いた記事も頑張って書いてみました。 自分なりの論点で書いたものですので、ご興味がある方は書店でご購入頂ければ幸いです。

120平米超の別世界 白金台K邸の掲載記事

白金台K邸

明日発売のリクルート社の住宅情報雑誌「都心に住む」に白金台K邸リフォームが取り上げられました。「都心マンション120平米超の別世界」という特集で、「アートを飾れる広い壁を生かし、ギャラリーのような空間をしつらえる」というコピーで紹介されています。

約20畳の広さのリビングルームに飾られるアートは、引いて眺められる空間環境だからこそ生きているとの記事を書いてもらいました。

また、同じ特集内で各務のインタビュー記事「なぜ海外の高級アパートメントでは広さが求められるのか?」も掲載されています。こちらではNY・S邸リフォームの写真が掲載されています。長い廊下の効用や、家が住人のプレゼンテーションとなっている点や、海外アパートの最低面積のことなどを記事に纏めてもらっています。Kさま、Sさま、取材に協力して下さり、どうもありがとうございました。
本日別件の打合せで白金台K邸リフォームの施工をお願いした寛建設と杉本塗装店に会ったので、この特集を見せた所、とても喜んでくれました。

木製リブ天井とパネル壁のダイニング 高輪M邸-8

高輪M邸

高層ハイグレードマンション・リフォームのダイニングルームを紹介いたします。リビングとダイニングを合わせて35畳以上の広さがある大きな空間ですが、真四角ではなくL字型に変形した空間となっています。リフォーム前は置いてある家具のレイアウトだけでリビングとダイニングの機能を分けていましたが、今回のリフォームではそれぞれの機能に即して空間の質を変える事で、両者を分けたいと考えました。

木製リブ天井のダイニングリフォーム

そこでデザインしたのが、写真のダイニングの天井です。落ち着いた雰囲気で食事が楽しめるように、天井にリブ状の木製飾り梁を加えたのです。天井の質感と色味が変わる事で空間の重心が下がり、またリズムある梁で空間の方向性が
生じているのが判るでしょうか?同時に空間の照明方法もリビングとは変えています。全体を照らすダウンライトが木製梁で隠れる事によって、ダイニングテーブル直上の大きなシャンデリアが目立つようになっているのです。

ダイニングの装飾木パネル

もう1つのデザイン的工夫がダイニング東側の木製パネル壁です。中央にはキュリオ(飾り棚)がスッポリと嵌るニッチ(壁の凹み)があり、その正面にシャンデリアが来るように割り付けました。この重厚感があるウォールナット製のパネル壁が、ダイニング空間の舞台セットのように働き、空間に正面性が生まれるのように考えたのです。更にこのパネル壁の左右に扉が隠れており、左がキッチンへ、右が和室へとつながる隠し扉となっているのです。
全体の様子は高輪M邸をご覧ください。