建築家が考える上級リフォーム・リノベーション

造作家具&造作キッチンの打ち合せ@白金台H邸

下地工事が全般的に進んでいるヴィンテージマンションリフォームの白金台H邸にて、造作家具の打ち合せをして参りました。

キッチンとリビングのTVボードは、横浜A邸でもキッチンをお願いしたアルノに別途工事としてお願いしており、その他の家具については、建築工事のリフォームキューの下に入って貰っているテラダにお願いしております。

キッチンや柱周りは、家具工事と大工造作工事が絡む箇所が多いので、このようなスケッチを担当スタッフの岩井さんが書いて説明してくれました。

リビングのTVボードも、壁の奥行きや柱型との辛みがあるので、別途工事ではありますが、下地の作り方等については、アルノの鵜飼さんと担当の水野さんがリフォームキューの現場監督の高橋さんと相談してくれています。

うちの岩井さんが書いてくれた各室の展開図です。家具図はこちらでは起こさず、これらの展開図をベースに、アルノとテラダが起こしてくれた図面をチェックしながら進めてゆく算段となっています。

因みに、こちらが僕らの平面図と展開図を元にアルノが作ってくれたキッチン制作図です。こちらで幾度か赤でチェックバックしながら制作図をブラッシュアップして行って貰いました。

浴室の横の洗面カウンターについては、床下に設ける排水関係の点検口の位置と作り方を相談させて貰いました。

背面に見えていたのが、こちらハーフユニットバスです。四周の柱が立っただけでも、部屋のように感じられるから不思議なものです。

キッチン入り口のスイッチ類が入ったこちらの壁もキッチンのカウンターと絡んできます。

こちらリビングの窓際の柱型は、家具工事とは直接絡んできませんが、将来的に外壁に給湯管のコア抜きについて管理組合が許可してくれれば、浴室への追い炊き管が接続できるように、予備のPSを作っている様子です。

 

 

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2017年05月25日 | 造作家具&造作キッチンの打ち合せ@白金台H邸 はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

カテゴリ: マンションリフォーム 白金台H邸

赤坂S邸の一年点検

昨年3月にリフォーム工事完了&お引渡しをしていた赤坂S邸に、一年点検で施工をお願いしていたリフォームキューの石原さん、岩波さん、鈴木さんに、うちの担当スタッフだった前田君と一緒に伺って参りました。

元々、お客さまの方から、不具合があった個所をリストにしたものを頂いていたいので、それらを中心に一緒に見て回りました。

と、言いながら、先日の成城Z邸のときのように、アートや家具が入って、生活感と共に暮らしぶりが伝わってくるようになった空間を撮影させて頂きました。こちらはシックで濃厚な油絵が飾られた玄関ホールです。

トイレにはちょうど色味もあった版画が飾られており、とても素敵な雰囲気になっていました。

キッチン正面には、楕円形の鏡と油絵が吊るされており、Sさまらしい空間に代わっていました。メインのリビング空間は、まだ家具が揃っていないとのことで、写真は公開しないでほしいとのご依頼がありました…。

テレビがニッチに掛かって、下部のガラス扉の収納にAV機器が入った様子まで撮影させて頂きました。補修は扉などの大物もあるので、ここから3週間ほど掛かってしまいそうですが、住み心地についてはとても満足して下さっているとのお言葉を頂き、大変ありがたかったです。
Sさま、どうぞ今後とも宜しくお願いいたします!

 

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2017年05月22日 | 赤坂S邸の一年点検 はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

カテゴリ: マンションリノベーション 赤坂S邸

マンションリノベーションのディテール@横浜伊勢山Y邸

先月完成して、お引渡しを済ませている高級マンションリノベーションプロジェクト横浜伊勢山Y邸のディテールの工夫の紹介です。

ランダムに割った特注のスチールサッシが、玄関扉を開けた玄関ホールで来客を迎えてくれます。パッと見では判りにくいのですが、取っ手上の大きな割り付けのガラス部分だけは透明で、その他のガラス部分にはダークなフィルムを貼って、多少プライバシーを考慮したデザインとしています。

 

特注のスチールサッシのディテールです。以前こちらで紹介した金物工場で作って貰ったものです。ガラスを抑える押し縁をL字型にして、サッシの見附(ミツケ(正面から見た時に幅寸法))を細くして貰っています。

リビング側から見ると、玄関ホールに面した部分だけでなく、その向こうにある柱型の正面まで同じデザインのサッシでカバーしていることが判ります。

ダイニング壁の壁面は、キッチンと同じレベルでクォーツストーンの腰壁を回して、その上部はスチールサッシのデザインパターンを転用した縦横目地のアクセントクロスのパネル張りとしています。使っているのは、1000番代の一般的なビニールクロスですが、パネル張りとすることで、安っぽさが消えていると思っています。

パネル張りクロスと一体に見える正面の引き込み扉は、神谷コーポレーションのフルハイト扉にクロスを巻き込んだものを使っています。通常の取っ手だと安っぽく見えてしまうので、僕らが得意とする特注取っ手を付けて貰っています。残念ながら、梁下のダウンライト照明とキッチンのダウンライト照明の色温度がコントロールできなかったので、一体感が少々損なわれてしまっているのが残念です…。

 

 

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2017年05月19日 | マンションリノベーションのディテール@横浜伊勢山Y邸 はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

カテゴリ: 投資・賃貸用リフォーム 横浜伊勢山Y邸

完成予想CGと素材とディテール@西麻布N邸

スケジュール的な余裕とお客さまからの強い要望(実際にはそれに加えて外注でお願いする費用も)があれば、ある程度リノベーション設計が進んだ時点で完成予想CG(コンピューターグラフィックス)を作って、お客さまにご提示するケースがあります。

延べ床面積が230平米ある、こちら西麻布N邸のお客さまからは家具や照明などの細かい事もCGを見たうえで決定したいとの強うご要望を当初から頂いていたので、素材のイメージを固める当初の段階からディテールまで検証したうえで、このようなCGを作って貰っておりました。
例えば、このCGの右奥に見えている真鍮で目地を取ったうえで、大理石をランダムに張っているデザインをCGで作ってもらうためには、

具体的にこの程度の素材を決めた上で更に、

大理石と真鍮目地の凹凸(今回のケースでは、目地棒をチリ1ミリほど大理石パネルより出っ張らせています)やコーナーの納まりまでを考えたうえで、外注のCG会社にお願いしております。

当然ながら、ここまで持ってくるためには、幾度も素材やプランについて、お客さまと打ち合わせを重ねて参りました。初めてできたCGをお見せすると、Nさまもとても喜んでくださいましたが、見慣れてくるとその中に好きでない要素が見つかってきたり、色味を変えて欲しいといった微修正のご依頼が重なってきます。上記のCGができるまで、4度ほど作り直しをして貰っています。

こちらが階段の反対側から見たアングルのCGですが、まだ階段の形状や手すりのデザイン、天井の照明配置などが間に合っておりません…。CGを作ると、どうしてもそのCGイメージに対するお客さまの満足度を高めることが目の前の目標になってしまいがちなので、実際の素材探しやディテール設計が後回しになってしまいがちなのです。
CGに入れ込んでいる置き家具についても、実際にミノッティやフェンディの家具をお客さまに見てもらった上で、仮に落とし込んでもらっております。

ただ、今回はスケジュールの縛りもありますし、二社での相見積をとのご希望でしたので、担当スタッフの前田君が全ての建具とその枠廻りについて、このような詳細スケッチを作ってくれております。

CGイメージを作っていない空間についても、(この場合は来客用トイレですが)具体的なタイルやカウンター素材も検討を重ねています。図面も一通り揃ってきたので、次の段階で二社にずれたタイミングで現場に来てもらって、現調と図面の意図を説明したうえで見積りを作って貰う段階に入ってゆきます。

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2017年05月15日 | 完成予想CGと素材とディテール@西麻布N邸 はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

カテゴリ: マンションリノベーション 西麻布N邸

アンカー打ち禁止の天井スラブに各種設備を吊る方法について

比較的新しいマンションでは、スケルトンリノベーションにする場合でも、新規に天井スラブにアンカーを打つことが、管理規約によって禁止されているケースが多くなってきました。
間仕切りの位置を変更すると、それに合わせて天井カセット式エアコンや各種設備を移設する必要が生じてきます。重量があったり、稼働する際に振動があるものについては、それなりにしっかりと固定する場合に役に立つのがダクターチャンネルです。

世田谷区Y邸の書斎の天井を下から見上げたアングルの写真です。新しくアンカー打ちすることなく、ダクターチャンネルを二重に使って、元のアンカー位置から隠蔽式エアコン(手前)と天井カセット式エアコン(奥)を移動していることが判るでしょうか?

こちらはキッチン天井の天カセエアコンをダクターチャンネルを使ってアンカーボルト位置とずらした位置に固定している様子です。

ダクターチャンネル自体は、このようなシンプルなものです。今回はなるべく天井高さを確保したかったので、一番薄型の15ミリ×40ミリのものを使って貰っています。X方向だけでなくY方向にも動かすと、この厚みが2倍に必要になるので、当初よりは30ミリほど天井が下がってしまいますが…。

こちらはより複雑に設備が絡み合った洋室1の天井裏です。キッチンの排気と隠蔽式エアコンと天井カセット式エアコンが絡み、それらのドレイン管や冷媒管、さらには黄色いスプリンクラーの管などが入り混じって、大変な混雑となっております。

こちらはキッチンの天井裏ですが、ダクターチャンネルを使っても、納まりきらない個所が出てくるのではと恐れておりましたが、現場の斉藤さんが頑張って全ての設備を整理してくれたお蔭で、何とか当初の天井高さを確保することができたようです。

この日は、間仕切り壁も全て立ち上がってきたので、コンセントとスイッチ位置の最終現地確認とのことで、お客さまご夫妻にも立ち会って頂きました。青の斉藤さんと片岡さん、うちの岩井さんと一緒に全ての部屋のスイッチとコンセント位置を高さも含めて確定することができました。

ちょうど当日にオーダーで東京バススタイルにお願いしていたユニットバスが組み上がってきました。

奥さまが使われる手すりと拡大鏡の位置だけがまだ未定でしたので、実際に奥さまに浴槽に入って頂き確認して頂きました。

 

LGSの壁下地は、以前と比べてもあまり変化していないように見えますが…

床下に隠れてしまう給排水管は全ての位置が決まり、

必要な箇所には、LGS間に断熱材の敷設も進んでおります。

現場に並んでいたこの不思議なムカデのようなものは、

遮音置床下地の際根太(キワネダ)です。部分的に断熱材を削ることになってしまいますが、壁際から躯体と少し離してこの際根太を丁寧に設置してゆきます。

当日は午前中から家具と建具の打ち合せもあったので、両者を青の下請けとして指名してお願いしている現代製作所の藤田さんとうちの岩井さんが打合せをしてくれました。この日は、朝9時半から現場に入って、現場定例打合せから午後のお客さまの視察立ち会い、ゲストルームでのお打ち合わせで、結局5時間半現場にいたことになります。

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2017年05月14日 | アンカー打ち禁止の天井スラブに各種設備を吊る方法について はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

カテゴリ: マンションリフォーム 世田谷区Y邸

アートがふんだんに飾られた成城Z邸の一年点検

昨年6月にリフォーム工事の竣工とお引渡しをしていた成城Z邸に少し早目の一年点検に伺って参りました。

実は、僕らが伺う数日前に、工事をお願いしていたリフォーム会社の担当者の森井さんが現地を訪問して、一通り補修が必要な箇所をチェックしてくれていたのですが、お客さまから僕らにも見ておいて貰いたいとのことで、伺った次第です。
本来ではあれば、限られた時間の中、すぐにチェックを始めるべきだったのですが、新しくダイニングチェアも入って、シックさが増した素敵なリビングダイニングを拝見して、チェックを後回しにして写真撮影をさせて頂きました。因みにダイニングチェアもダイニングテーブルと同じくサァラ麻布が扱っているセンチュリーの家具です。

既に森井さんのチェックしてくれた個所は、ほとんどが塗装の問題でしたので、塗装屋さんが補修用の道具を持って現場に来てくれていました。

玄関横のステンドグラスは枠なしで塗装で納めてもらっていたので、少しのヒビが入っていました。

幅木の入隅個所もコーキングが痩せてしまったようで、新たにコーキングを売って貰いました。

検査をする一方、ダイニングのニッチコーナーには新しく素敵な鏡が飾られていたので、こちらも撮影させて頂きました。モールディングとケーシングがしっかりとしたインテリアなので、このくらいクラシカルな鏡でもバランスが上手く取れておりました。

ギャラリー廊下には、お客さまからもとても素敵に仕上がったと伺っていた屏風絵がきれいに額装されて飾られていました。以前のブログでも書いておりますが、代々Z家に伝わっていたものだそうで、アート額装のプロの方に木製枠や取り付け方法も相談して飾って貰ったものです。

灰色ベースで少し落ち着いたイメージの寝室にも、素敵なテーブルランプとペルシャカーペットが壁に飾られ、より落ち着きをましていました。

大型のウォーク・イン・クローゼットには、天井付けの光り輝くシーリングライトが点灯され、こちらは華やかさがプラスされておりました。

書斎の飾り棚には、このような宝飾品が飾られて、まるで高級宝飾品店のようにディスプレイされておりました。お客さまのZさまは、とにかく毎日家に帰るのが楽しみだとのことで、これからも少しずつインテリアを整えてゆきたいので、協力してく欲しいとのご依頼を受けました。
因みに、一年点検もしっかり行って、当日だけでは補修が出来きれない個所も見つかったので、そちらについてはリフォーム屋の森井さんにしっかり手直しするようにお願いしておきました。

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2017年05月12日 | アートがふんだんに飾られた成城Z邸の一年点検 はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

カテゴリ: マンションリフォーム 成城Z邸