LGS工事が進んでいる三田S邸の現場ですが、オーダーキッチンと造作家具と建具と建具枠の打合せを現場で行いました。
![LGS組立と造作家具打合せ](http://kagami-renovation.com/wp/wp-content/uploads/2024/07/IMG_7732.jpg)
まず最初はオーダーキッチンのリネアタラーラの原本さんとの現場打合せです。
![LGS組立と造作家具打合せ](http://kagami-renovation.com/wp/wp-content/uploads/2024/07/IMG_7744.jpg)
屋外へのガラス扉を一つつぶして、その手前にキッチンカウンターを作る計画となっているので、その既存扉とキッチンカウンターの取り合いの打合せです。リネアの原本さんとカガミ建築計画で相談した内容を、工事施工会社のリフォームキューの坂本さんと現場監督の滝川さんと打ち合わせをしてくれています。
![LGS組立と造作家具打合せ](http://kagami-renovation.com/wp/wp-content/uploads/2024/07/DSC_9343.jpg)
以前の部分解体現調時にも確認していたPSの配管スペースは、新規エアコンのドレイン管以外はすべて腰から下にしかなかったので、下部は使えませんが、キッチンカウンターを柱型まで伸ばすことが決まりました。
![LGS組立と造作家具打合せ](http://kagami-renovation.com/wp/wp-content/uploads/2024/07/IMG_7738.jpg)
今回はキッチン本体だけでなく、側面のカップボードと、ラウンジ空間に面したワインセラーコーナーもリネアにお願いしているので、現場採寸しながら細かく取り合いを打合せしてもらいました。リネアのキッチン工事は、リフォームキューが進めているリフォーム本体工事とは別で施主支給工事をしているので、どちらかが上に立って管理する形にはなっていません。ただ、工事の現場の進捗状況に合わせてリネアには現場に来てもらい、リネアの設備指示図等によってリフォームキューに工事をしてもらっているので、リフォームキューにはその分の経費を見込んでもらっております。
![LGS組立と造作家具打合せ](http://kagami-renovation.com/wp/wp-content/uploads/2024/07/IMG_7751.jpg)
緑色の配管(エスロン耐火VPパイプ)はキッチンからスラブ貫通孔を通じて、床下の駐車場階の天井裏へとつながる排水管ですが、黄色テープでマーキングされたキッチンキャビネットの下を通ってシンクが設置される位置の真下へと配管されています。
![LGS組立と造作家具打合せ](http://kagami-renovation.com/wp/wp-content/uploads/2024/07/DSC_9345.jpg)
ついでと言っては何ですが、カガミ建築計画の竹田さんも現場監督の滝川さんと一緒に来客用トイレの内寸などの寸法を測っていますね。
![LGS組立と造作家具打合せ](http://kagami-renovation.com/wp/wp-content/uploads/2024/07/IMG_7747.jpg)
続いては造作家具と建具と建具枠の打合せです。造作家具と建具はリフォームキューの下請けに入ったM社の石野さんが現場に来てくれました。
![](http://kagami-renovation.com/wp/wp-content/uploads/2024/07/sumida-res_WD-1.jpg)
まずは時間的に急がないといけない建具枠の打合せからです。三田S邸では、玄関から廊下1を経て、ラウンジスペースまで、同じ仕上げ材で作った靴収納とゴルフバック収納、壁とその間に入ってくる来客用トイレの扉、そしてワインセラーコーナーへのシャープなエッジ部分まで、同じ仕上げ材が続くことになっています。
![](http://kagami-renovation.com/wp/wp-content/uploads/2024/07/sumida-res_WD-2.jpg)
この建具が枠無しで隠し丁番を使った、施工精度が求められる難しい収まりとなっています。建具のアンダーカットや上の隙間、目地の幅などを細かく調整させて貰っています。
![](http://kagami-renovation.com/wp/wp-content/uploads/2024/07/b293a18ad481cda698dca8a583c36e8f.jpg)
同じ仕上げ材がぐるーっと回ってくる中で、一か所だけ黒い縁取りの姿見の鏡が入ってきます。廊下1からラウンジへと通じる箇所に設ける鋼製建具と揃えたデザインにするために、細かいディテールの取り合いを相談しました。
![](http://kagami-renovation.com/wp/wp-content/uploads/2024/07/IMG_7746.jpg)
2枚の造作家具の扉と、コーナーで絡んでくる収まりなので、設計者としてどのように見せたいかを簡単に説明したスケッチ図です。
![](http://kagami-renovation.com/wp/wp-content/uploads/2024/07/sumida-res_WD-3.jpg)
建具や造作家具のこれらの施工図は、これまでのリフォームキューとの数々の幾多のプロジェクトである程度共有されてきたものを図面化してくれたものです。ただ、過去に作ったものと同じものを作るのだと全く進歩が無くなってしまうので…、
![](http://kagami-renovation.com/wp/wp-content/uploads/2024/07/52efd417fabc8545edbec4b8385b71bf.jpg)
三田S邸の担当スタッフの竹田さんが、細かいディテールやカウンターとの取り合い寸法をブラッシュアップするためのスケッチを用意してくれました。
![LGS組立と造作家具打合せ](http://kagami-renovation.com/wp/wp-content/uploads/2024/07/DSC_9329.jpg)
以下は、当日の現場の様子です。
LGSで壁下地ができた来たことで、空間の概要が見えてきました。
![LGS組立と造作家具打合せ](http://kagami-renovation.com/wp/wp-content/uploads/2024/07/DSC_9331.jpg)
まだ天井裏に設置される設備類はレイアウトされていませんが、引き込み扉が入る壁は二重のLGSで作られています。
![LGS組立と造作家具打合せ](http://kagami-renovation.com/wp/wp-content/uploads/2024/07/DSC_9335.jpg)
ベテラン大工の宮長さんが床で組んでいる三方枠は…、
![LGS組立と造作家具打合せ](http://kagami-renovation.com/wp/wp-content/uploads/2024/07/DSC_9338.jpg)
ラウンジに面したこちらの窓の枠でした。
![LGS組立と造作家具打合せ](http://kagami-renovation.com/wp/wp-content/uploads/2024/07/IMG_7735.jpg)
その他、床下の配管が間違いなくレイアウトされているかも確認させてもらいました。
![LGS組立と造作家具打合せ](http://kagami-renovation.com/wp/wp-content/uploads/2024/07/IMG_7745.jpg)
玄関では既存のトラバーチン(大理石)を部分的に活かして、間取り変更する箇所には既存を似た色目と柄のトラバーチンを石屋さんに探してもらっていました。現場に届いたサンプルを、既存と並べて確認している様子です。