上階からの水漏れがキッカケで、その補修のお手伝いだけでなく、模様替え等のリフォームまでお手伝いすることになった成城Z邸ですが、ソファ買い替えで発注していたミノッティのソファがようやくZさまのお宅に届きました。
リビングの奥に置かれている半円形のソファがミノッティのCONERRY(コネリー)です。
こちらが水漏れ事件が起こる前までのリビングの様子です。ソファもラウンジチェアも共にミノッティで、黒いレザー張りのSEYMOUR(シーモア)とブラウンのファブリック張りのPRINCE(プリンス)でした。ただ、コロナ以降人を招くことが少なくなったこと、自分一人でリラックスするには、どちらも少しリラックス度が低かったとのことで、こちらのブログに書いたような経緯でミノッティで買い替えることになりました。
お手持ちのソファとラウンジチェアの下取りをミノッティに聞いてみた所、有料での廃棄しかできないとのことでした。そこで、以前B&Bイタリアの営業の大山さんから聞いていた、ブランド家具の買取会社のインテリアバイヤーにソファのサイズや現状が判る写真を送りつつ問い合わせをしてみた所、商品状態も良さそうなのでソファ一1脚で25~35万円程度で買い取りが出来そうだとのことでした。査定のための出張費や搬出の費用も不要とのことをZさまにお伝えしたところ、ここまで大事に使ってきたので、大きな粗大ごみになるのではなく、他の人に使って貰えるのであれば嬉しいとのこと、是非その方向で進めて欲しいとのご依頼になりました。
ソファなしで暮らすのは難しいので、ミノッティの搬入の日程に合わせてインテリアバイヤーの村上さんにお願いして、当日タイミングを合わせてきてもらいました。ハイブランドの家具に慣れた村上さんとスタッフのお二人はすぐにこのソファが分割できることに気が付き、きちんと養生をしたうえでスピーディーに運び出してくれました。Zさまは、ラウンジチェアとオットマンも不要とのこと、急遽付け加えて貰いましたが、こちらもプラス約10万円で買い取りをしてくれました。全て現金でのお支払いでした。
運び終わるのとタイミングを合わせたかのように、ミノッティのソファが届きました。営業担当の鈴森さんと搬入スタッフ4名の総勢5名で、手際よく共用部を養生して、コネリーソファを運び込んでくれます。
ソファの裏側をじっくり見る機会も乏しい(笑)ので、折角の機会ですので良く拝見させて貰いました。コネリーはレザー張り仕様でも全てカバーリング(張地を張り替えられるようになっている)のです。イタリアハイブランド家具では、ファブリックはほとんどカバーリングになっていますが、レザーでもカバーになっているのはまだまだ珍しいのです。ミノッティは技術的に相当難しいことを当然のように実施できていることは、本当に驚きなのです!
因みに今回のコネリーはベース部分はレザー張りで、シートと背もたれ部分はファブリック張りとなっています。
まずは、こちらが図面上で指示した場所に仮置きして…、
座面のクッションを置いて一応完成です。
まずは熟練のスタッフがガタツキをチェックしたところ、真ん中のサポートが浮いていることでガタツキがあることが分かったので、3人がかりで持ち上げている間に下にもぐってサポートの脚を調整して貰いました。これだけ大きなワンピースのソファだと、周りの脚だけでは、中央の荷重に対して脆弱になるので、このような脚が付いているようです。
組み上がった所で、まず最初にZさまに座って頂き、座り心地を実感して頂きました。大きなクッションの組み合わせ方と、座る位置によって、色々な姿勢で座ることができるので、とても良さそうだとの感想を頂きました!
弊社担当スタッフの竹田さんもお疲れさまとのことで、座り心地実感タイム(笑)です。
これまでソファの前に置いていたセンターテーブルは、書斎に持ってゆくことになったので、もう一つ新しいテーブルを、やはりミノッティで購入しました。写真は大理石の天板と脚を組み立てている所です。
ソファの背面に、ミノッティ青山ショールームで見掛けて、そのまま購入させて貰った小型のスタンドライトを置きました。
ソファに座ったまま、リモコンやコーヒーを飲める、差し込み式のミニテーブルも置いて、テレビとの位置関係、向きを調整させて頂きました。これまでのソファは何とか一人でも少しずつであれば位置をズラせましたが、今回のソファは重量がかなりあるので、一旦置いたら男性2名はいないと動かせないので、慎重に位置決めをご一緒させて頂きました。
上階からの水漏れという本当に面倒で厄介な問題に巻き込まれながら、手際よく改修しつつ、マイナス要因をプラス要因に変える究極のプラス思考でここまでやり遂げたZさまの心構えには、ただただ感服するばかりでした。