Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

「最高の家具をデザインする方法」に掲載されています

ニュース

建築知識学校やリフォーム特集の執筆などでお世話になっている建築出版社・エクスナレッジ社から11月に発売になった「最高の家具をデザインする方法に、カガミ建築計画の設計事例が掲載されました。

最高の家具をデザインする方法

造作家具の作り方のような専門的知識から、収納家具の細かい使い勝手まで、プロの建築家はもちろん、造り付け家具の細かい工夫に興味ある方であれば、家を建てたい・リフォームしたいお施主様にもお勧めのノウハウ本です。

各務が執筆した記事は、既成キッチンを建築と一体化させるコツをテーマにしています。安価で安心感がある既成のユニットキッチンを、造作家具で囲みながら、インテリア空間と違和感がない形で一体化させる手法を、詳細な図面と文章で紹介しています。

シンク前に目隠しとして立ち上げた部分には、キッチン側からもダイニング側からも使えるカトラリーボックス収納や、調理時に便利な調味料収納なども設けています。

具体的な事例として、藤が丘S邸の図面と写真が紹介されています。写真の通り、ダイニング側から見ると、造作家具と完全に一体化したように見えますが…

反対のキッチン側に回り込んでみると、既成のキッチンが組み込まれていることが判ります。造作家具(造り付け家具)は一般的に高いものなので、上手く既製品を組み込みながら、コストパフォーマンスに優れたキッチンを作りたいと考えての工夫の紹介です。

六本木T邸の業者顔合わせ

六本木T邸

いよいよ工事施工会社が決まった六本木T邸で、ビルの管理会社側にお願いする工事となるスプリンクラーや自火報の移設業者とリフォーム工事のS社の各業者達の現地での顔合わせを行いました。

S社側が6人、ビル管理会社側が5人、カガミ建築計画から2人の大所帯ですが、両側に並んで各人の名前と業種を紹介したうえで、実務的な話へと移ってゆきました。

お互いの工事が絡んでくる個所が多いので、現調しながら今後の作業の取り合いや、日程的な調整をしてゆくことになります。

既存カーペットをめくって、床下地を確認している所です。新規にフローリングを張る場合、六本木ヒルズレジデンスではLL(軽量衝撃音)=40とLH(重量衝撃音)=45と非常に厳しい性能を確保する必要があるので、工事前に再度確認しておきました。

久が原H邸の竣工引き渡し

新築住宅

先週土曜日に設計検査を行った久が原H邸(谷村悌君と共同設計)の竣工引き渡しに立ち会って参りました。

明るく風通しの良い快適な空間に仕上がっていました。写真は二階のリビングからキッチンや階段、書斎への入り口を見返したアングルです。

引き渡しとはいえ、まだ浴室も完成しておらず、ダメ直し工事と取扱い説明と写真撮影が重なった、慌ただしくも賑やかな一日となりました。

Hさまこだわりの階段室です。黒のカーペットにウネウネうねった手すりがアクセントになっています。ナント、正面の曇りガラスの奥に、今回H邸を施工してくれた工務店の社長のお宅があるのです。

玄関からアプローチを見返したところです。スリットのあいた大きな木製引き戸と、外まで繋がるタイル伸びやかに感じる空間です。Hさま、ステキな住宅の完成おめでとうございます!