Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

高輪I邸 解体進行中

高輪I邸

現在解体工事進行中の高輪I邸現場に伺ってきました。養生を終えて、解体が始まってからまだ3日目でしたが、随分工事が進んでいました。

コンクリートの躯体壁を残して、すべての壁が解体されたので、100平米の空間を見通すことができるようになりました。

以前に2度ほど大きなリフォーム工事がなされたようで、その痕跡が色々な所に現れてきました。正面のコンクリート壁には、幾重もの段差があり、誰がどの段階で、何を意図して、工事されたのかの判断に困る状況でした。

こちらは竣工時には浴室だった個所です。昔の浴室のタイル床が残っていますが、部分的には解体され、モルタルで補修されていました。キッチンの床などは、長尺塩ビシートが二重に張られ、その下のシンダーコンクリートをハツッてガス配管が通っていました。

こちらは天井の様子です。ある程度は予想していましたが、部屋ごとに天井のレベルが変わっており、木製下地にボード張りの個所や、軽天下地にコンパネ二重張りの個所が入り混じって、何を基準にどうやってレベルを取ってゆくかを、現場の片岡さんと相談させてもらいました。

枠周り詳細の検討

高輪I邸

火曜日から解体工事が始まった高輪I邸の建具枠の打ち合わせを事務所で行いました。工事をお願いしているの片岡社長と担当スタッフの渡辺と三人で全ての枠周りの検討をして行きました。

僕が設計側が全ての枠周りのディテールを一通り図面化し、それを工務店が見て、難しいところをチェックして貰い、最後に両者が顔を合わせて、どのように処理してゆくかを検討するという流れになります。

枠周りスケッチ

工事が進行中の高輪I邸は、比較的壁が揃って、天井がフラットに続く空間構成で、引き戸を多用しているので、それらの細かい納まりをどう納めるかの打ち合わせです。

水回りの移設を大きく移設するので、ユニットバスの排水位置から、既存の排水立ち上がり位置まで、100分の1の勾配で、どれだけの高さが必要になるかを計算し、床の段差を計算した図面も見て貰いました。計算上は可能でも、実際に施工が可能かを検討して貰います。

 最後の図面は、床仕上げを判りやすく色付けしたものです。水廻りに加え、寝室も一段床を上げることになっているので、段差が生じる個所、すべての詳細についての考え方も説明いたしました。

高輪I邸リフォーム計画 本日着工

高輪I邸

図面完了後も見積りや金額調整、工務店との契約や管理組合へのリフォーム申請、そして近隣挨拶と準備を進めてきた、高輪のヴィンテージマンションリフォームI邸の工事が着工となりました。

と言っても大掛かりな解体は明日からで、本日は地味な作業から取り掛かって貰っています。写真は電気屋さんの器具取外しです。

取り外された器具たちです。インターフォンや自火報、前の住人の方が契約していたセコムの機器等が順次取り外されてゆきます。

かたや共用廊下もエレベーターからリフォームする部屋の前までは、床をビニールシートで養生して貰います。事前に理事長や管理人さんたちとも詳細に養生内容について打合せをしているので、無駄のない効率的な養生計画ができました。

エレベーターも2台あるうちの1台は工事期間中、養生を外さないで良いとの了解を得ているので、きっちりプラ段を留めてもらっています。明日からは、いよいよ解体です。リフォーム工事をお願いすることになった株式会社の片岡社長、これから工事完了までどうぞよろしくお願い致します。