Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

寛建設・溝部公寛さんと法政大学・網野禎昭教授

ニュース

昔からの建築設計の親友・寛建設の溝部公寛さんの事務所に、法政大学の網野禎昭教授と一緒にお邪魔して参りました。

寛建設には白金台K邸や鵠沼W別荘、久我山O邸の施工をお願いしており、施工の面でもお世話になっていますが、それ以上に住宅の考え方、建築家としての生き方等を議論し合える親友として本当にお世話になってきた方です。

無垢の素材をふんだんに使った寛建設事務所兼溝部さんのご自宅の玄関です。右側に見える透かしの引き戸は、四方転びという非常に難しい建築技法を使った作りの扉です。

少し早めに伺ったので、地下にある事務所を久しぶりに拝見させてもらいました。写真は寛建築工房が設計し、寛建設が施工、溝部木材が材料支給してきた寛の家(くつろぎのいえ)シリーズの模型が並んだ、まるで町並みのような展示台です。

その後到着した網野さんが構想中の構法スタジオの授業内容、大学での建築教育について、木造住宅の考え方や建築家の生き方などについての白熱した論議で4時間以上話し込んでしまいました。溝部さん、網野さん、どうもありがとうございました。

久が原H邸の設計検査

新築住宅

建築家の友人、谷村悌君と一緒に設計してきた久が原H邸の工事も最終段階の設計・施主検査となりました。

快晴に恵まれた中、気持ち良い空間の中をお施主様のHさまと谷村夫妻と一緒にダメ工事や傷、問題点をチェックして回りました。

こちらは、照明器具の問題を電気屋さんに見て貰っている所です。工事をお願いした河津建設は、同じ久が原のN邸の時にもお願いした施工会社で、職人さんたちも幾人かは知っている人たちで、とても頑張ってくれました。

小さな補修工事は沢山お願いすることになりましたが、光と風があふれる快適な空間には大満足の一日でした。Hさま、谷村夫妻、そして河津の皆様、どうもお疲れ様でした。引き渡しまでの最後の工事、どうぞよろしくお願いいたします。

目黒駅前のタワーマンションのリフォーム相談

新規プロジェクト

先週リフォームのご相談を頂いた、目黒駅前にあるタワーマンションの現場に伺って参りました。

西向きの大きな窓から夕焼けに映える富士山が望める、高層階の気持ち良い空間でした。丘の上に建っているので、実際の階数以上に高さを感じました。これまで賃貸で貸していた部屋に、新婚の若夫婦が住むことになり、内装の仕上げ材の色が気に入っていないことがリフォームの動機だそうです。

面積の割には窓が大きく広く感じるリビングですが、家具のレイアウトを考えると、とても不便な間取りなことにも気づかれたそうです。床までの窓はテレビも置けず、収納の少なさも感じる空間でした。

キッチンもまだきれいでしたが、完全に独立した空間なので、壁に穴をあけて、ダイニングとコミュニケーションが取れるようにしては?とのご提案をしてきました。

ちょっと中途半端な玄関です。デザイン重視なのか収納量優先なのかがあいまいだったので、方針を立ててリフォームすれば、カッコ良い玄関にも、収納量十分な玄関にも変えられることをご説明してきました。