Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

大阪市本町I邸のリフォーム相談

新規プロジェクト

夏休み前にリフォームのご相談を頂いていた大阪市本町(東京で言えば、大手町から竹橋にかけてのエリアのイメージ?)のI様のマンションに、お盆休みの途中に寄らせて頂きました。大きな公園が間近に見下ろせる約220平米の大型ペントハウス(屋上階)・マンションでした。

大阪市デザインリフォームの現調

約40畳のリビングダイニングには、大型ソファーと食卓が置かれ、とても贅沢な空間の使われ方でしたが、築10年を過ぎ、二人の子どもたちも独立したので、ご夫婦二人がもう一度、趣味やこれからの暮らし方を考えて、快適に暮らせるようにリフォームしたいとのお話でした。

もう使われなくなった和室はご主人の寝室へ転用し、元々お二人の寝室だった部屋は、奥様の寝室兼趣味の部屋として使いたいといった具体的なお話から、リビングのソファーやテレビのレイアウトを工夫して、快適に過ごせる空間にしたいったよりイメージ的なお話まで、色々なリフォームのご要望をゆっくり伺うことが出来ました。

現在の間取りの分析から、長所と弱点を見つけ出し、最も重要であるお二人のこれからのライフスタイルとどう適合させてゆくか、まずはリフォームプランの簡単なスケッチを作って、それを見ながらより具体的なリフォームの計画を練ってゆくことになりました。Iさまご夫妻、貴重なお盆休みにお邪魔して大変申し訳ありませんでした。

久が原H邸の棟上(ムネアゲ)

新築住宅

友達の建築家、谷村悌君と一緒に設計していた久が原H邸の棟上が本日行われました。

久が原棟上

快晴に恵まれた一日で、日陰から見学している設計者はよいのですが、影一つない現場で、重たい材料を持ち上げたり、上に上って位置を微調整しながら梁材をはめ込んでいる鳶や大工の職人さんたちは、こちらが辛くなるほど汗まみれで、本当に大変そうでした。

写真は、梁背を押さえるために、ダブルにしたキャンティ・レバー部分の梁上に、頭繋ぎの梁を載せようと苦心している大工さんさんたちの様子です。

谷村悌と各務謙司

大学・大学院の同級生で、谷村建築設計室の谷村悌(タニムラヤスシ)君との記念撮影です。職方の皆様、本日は暑い中どうもお疲れ様でした!

ビンテージマンションの壁下地製作中

目黒S邸

ヴィンテージマンションリフォームの目黒S邸の工事が順調に進んでおります。

ヴィンテージマンションリフォーム

築45年のマンションは、構造こそしっかりしているものの、内装の下地は床・壁・天井とも全て歪んでいたので、ほぼスケルトン(骨組み)状態に戻してからの大規模リフォーム工事となっています。床下には、前回のリフォーム工事の際のゴミと思われるガラが床下に放って置かれていたり、エアコンのドレイン管が逆勾配になっていたりと、想定外の事件(?)も幾つかありましたが、工事をお願いしているオリエンタル産業の頑張りで、問題をきちんとお施主様に説明しながらクリアして参りました。

ビンテージマンションリフォーム 先行配管

工事が少し遅れているますが、床・天井の下地がほぼ完成し、給排水管や電気配線を先行させながら壁下地の組み立てが進んでおります。写真は、キッチン設置予定の箇所で、床から温冷水や電気、ガスの配管が立ち上がってきている状態です。

天井用チーク羽目板

こちらはリビング・廊下の天井に張る予定のチーク羽目板です。マンションが元々持っていた水平方向への伸びやかさを上手く生かしたデザインにしたいと考えており、このチーク張りの天井が一役買ってくれる予定です。

カーテン・ブラインド選び

お施主様ご夫妻もカーテン屋さんとの打合せを兼ねて、現場に来てくださいました。リビングには、バーチカルブラインドを使う予定なので、その素材の透け具合を確認なさっている様子です。開放性を感じしながら、プライバシーを確保するという背反する要望を上手く実現する素材が見付かったようです。