Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

Helmets Labo(ヘルメッツラボ)訪問

ニュース

小伝馬町近くにある建築プロ集団のアジト(?)ヘルメッツラボに仕事の打合せで伺って参りました。

ヘルメッツラボ

個性ある設計のプロ(建築家2名+照明デザイナー1名+キッチン設計家1名)が集まって、古い倉庫だった建物を自分たちの手でリノベーションして使っているユニークな空間です。頭でっかちでちょっとバランスが悪い建物をヘルメットに見立てたそうで、秀逸な名前ですね。

ヘルメッツラボ インテリア

駐車場だった部分にエントランスと階段を設け、内部に元々あったロフトに階段とブリッジを作ってオフィスとして使えるように大規模リフォームしているそうです。内部には、打合せスペースのほかにバーコーナー(!)まであり、自分たちがやりたかったことをクリエーター魂全開で作り上げたような、遊び心満載の素敵な空間でした。

ヘルメッツラボのバー

今回は、中古マンション購入&リフォームを考えているクライアントのFさまのアドバイザー(?)として、そのリフォーム設計を依頼されているオオカワ建築設計室の大川三枝子さんにご挨拶して参りました。以前からHPで憧れていた雰囲気のある空間で、Fさま、大川さんとゆっくりリフォームについてお話することが出来て、とても気持ちよい夕べを過ごすことが出来ました。

ショールーム見学 Tform(ティーフォルム)

六本木T邸

元麻布の高級住宅街の真ん中にある、ハイグレード輸入衛生器具販売会社T-formのショールーム「Aqualabo(アクアラボ)」を見学して参りました。

Tformショールーム

現在設計進行中の六本木F邸、六本木T邸の水廻り機器の検討のため、ホーロー製の浴槽の質感やサイズの確認、洗面ボールのデザイン、レインシャワー水栓の使い勝手などを確認してまいりました。

こちらは、六本木F邸の洗面台の候補の一つです。大きな洗面ボールですが、付属の金属製トレイで小物を置くことも可能な、優れたデザインの洗面ボールです。

ホーロー製浴槽

国内では、あまり販売されていない鋼板ホーロー製の浴槽は、触感を確認しただけでなく、実際にスタッフの渡辺に入ってもらい、深さやサイズの確認もさせてもらいました。

ティーフォルムショールーム

その他、今回のプロジェクトでは使えそうにありませんが、いつかは使ってみたいと思えるようなスタイリッシュで雰囲気のある素敵な機器が盛沢山でした。こちらには、学校での教え子だったKさんが働いているので、約一時間半ほど掛けて、多種多様な製品を丁寧に説明して貰いました。

六本木のマンションリフォームF邸の設計契約

六本木F邸

六本木ヒルズレジデンスの約100平米マンションの全面リフォームプロジェクト、六本木F邸のお施主様と設計契約を結びました。初回面談後のプレゼンテーションで作ったプランやイメージが、まさにFさまが望んでいたような形だったとのことで、早々に設計契約を結んで、設計を進行させて欲しいとのご依頼を受けました。

現在は、まだ以前の居住者の方が住んでいらっしゃいますが、六本木ヒルズレジデンスと聞いて想像するような華麗な空間ではありませんでした。元からの地権者の方が住んでいた部屋なので、以外と質素で普通のマンションの空間なので、全面的にリフォームして欲しいとのご要望でした。

こちらは、初回のプレゼン時にお渡しした図面に、Fさまがご要望とイメージを書き加えて下さったスケッチ図です。設計やインテリアに強い興味をお持ちのFさまらしく、仕上げの細かい指定や、収納のレイアウトイメージまで書き込んで下さっている、嬉しくなるような資料です。

水廻りのレイアウトの検討図です。Fさまはお一人でこのマンションに住むことになるので、玄関を入ってから、ウォークスルー・クローゼットを通って、洗面・浴室へとアプローチが可能で、そこから寝室へ直接入って行ける回遊性のある動線が特徴になりそうです。現段階では、トイレを一つにするか、二つにするかを悩んでいるところです。

書庫のレイアウト図

本を沢山持っていらっしゃるFさまのライブラリー(書庫)コーナーもユニークな形になりそうです。LDKと寝室の間に、箱状の書庫を挿入するイメージで、現在設計を進めております。本の収納量がタップリあり、中で読書や勉強が出来ながら、外からは本棚がほとんど見えないという機能的な空間になりそうです。

まずはプランを確定し、素材を集めてから、ご自宅に伺ってお手持ちの家具や備品を測量し、それらをプランの中に当てはめながら微調整してゆく流れで設計を進めてゆく予定です。Fさま、どうぞ今後とも宜しくお願いいたします。