Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

造り付け家具の据え付け 広尾マンションリフォーム-06

広尾H邸

広尾の高級マンションリフォームも床、壁、天井の下地が完成し、いよいよ造作家具(作り付け家具)の据え付けが始まりました。まず最初に取り掛かったのが、玄関脇の収納棚です。玄関ホールからリビングに向かい、左右対称に同じ形の造作収納が取り付きます。向かって左(玄関側)が靴収納で、写真に写っている右側がコート類の収納となっています。

左右対称のデザインに加え、この収納の後ろに、引き込み式の扉が入ってくるので、床との垂直性、壁との平行性に注意しながら据え付け(取り付け)を行って貰いました。その他の家具も、同時進行的に据え付けられてゆきます。トイレの手洗いカウンター、寝室のクローゼット棚、洗面所の洗面カウンターなどを今日明日の二日間で据え付けるスケジュールとなっています。

因みにこちらの写真は、リビングに搬入された家具の部品達です。カウンター材や、扉材が、きれいに梱包された状態で立て掛けられています。これらの家具が据え付けられると、いよいよ今回のマンション・デザインリフォームの全容が見えてくることになります。

伊豆の中古別荘、初めての現地調査

伊豆OK別荘

先月、ご依頼のあった、静岡県伊東市にある築36年の中古別荘のデザインリフォームの現地調査に伺って参りました。 海も山も見える、素晴らしい敷地に建つこの別荘は、 36年前にお施主様のご両親が建てられたものだそうです。

伊豆の中古別荘 外観

現在でも月に2回程度は使っているとの事で、内装には大きな痛みはありませんでした。 ただ、温泉付きの浴室は、床と浴槽からの水漏れがひどく、確かに栓をして、お湯をいっぱいに入れた浴槽が、小一時間で空になってしまうとのことでした。 ピロティー形式の下に回ってみたところ、確かに水漏れが何箇所かで確認され、その部分の鉄筋が相当錆びている箇所が見られました。 キッチンやトイレも旧式で、サイズも小さく、今では使いにくくなってしまっているとのことでした。 そして何より、全体のデザインが古くなってしまったので、デザインリフォームをすることで、子供たちや孫たちが、また喜んで使ってくれることを願っているとのことでした。

伊豆の中古別荘 内観

現状で視察したことを踏まえて、現在事務所では、以下のリフォーム内容を検討しています。

  • 天井の高さを活かした、ロフトの増設
  • 全面の庭の広さを活かした、BBQも可能な広々としたウッドデッキ
  • 皆で料理を楽しめる、大きなアイランドキッチン
  • 水廻り空間を整理し、設備も一新
  • 断熱リフォームに加え、全面床暖房設置

これから設計を煮詰めながら、図面を作成し、年末か年初には、見積りを依頼できるようにこの別荘のデザインリフォームを進めて行きたいと考えています。 また、随時このブログでも進行状況をご報告してゆきたいと思います。

広角レンズで現場撮影 広尾マンションリフォーム-05

広尾H邸

広尾の高級マンションリフォームの工事の合間をぬって、新しく購入した広角レンズで工事の様子を撮影してきました。先日、ある雑誌の取材でプロのカメラマンと住宅の撮影を一緒にする機会がありました。これまでも、リフォーム工事の完成写真は、自分たちで撮影してきましたが、改めてプロの道具に対する姿勢の話を聞いて、思い切って、自分用に広角レンズを購入することとしました。購入したレンズはシグマ社 10-20mm F4-5.6 EX DC /HSMです。

広角でありながら、特殊なレンズを14枚(!)も重ねた構成で、画面の際の歪みを最小限にまで抑えた、優れもののレンズです。それなりに高価なレンズなので、本来は工事終了後に、完成写真を撮影するために購入したものですが、はやく実際に使ってみたかったので、本日、試写して参りました。

広尾H邸の広いダイニングキッチン(約35平米!)を各コーナーから撮影してみたものが、これらの成果写真です。とにかく広く写るので、部屋が広く見えるのです。レンズも非常に明るいので、これまでのレンズに比べても、
明るく鮮明なインテリア写真が撮れました。完成時にもこのレンズを使って、撮影する予定ですので、またその写真をアップするのをどうぞ楽しみに待っていてください。