Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

日本旅館風の住宅リフォーム

日本家屋リフォーム

中野区で打合せをしてきた和風住宅のリフォームがいよいよ本格的にスタート致します。上高田の住宅街の奥にひっそりと佇むこの住宅は、以前東北地方で旅館として使われていた和風建築を30年ほど前に移築してきた由来があるとのことです。

和風住宅リフォーム

こちらの敷地に移設する前に、どの位の風雪に耐えてきたのは不明ですが、恐らく軽く築50年は超えている建物だと考えられます。旅館らしさは随所に見られ、例えば床の間の床柱は四寸半(135ミリ)角の欅材(ケヤキ)で、立派な書院も付いております。

本日は、設計開始にあたって事務所スタッフ全員で約2時半掛けてリフォームする箇所を調べて参りました。詳細に調べてみると、幾度かの増改築が行なわれており、骨太な本来の建物の周りに、どちらかといえば華奢な(あまりお金を掛けていない?)増築部分が取り付いているような状況でした。
現在はお父様の寝室、納戸として使われている部屋ですが、リフォームによってどのように変わってゆくか、どうぞ楽しみにしていてください。

無垢素材で作られた本格リフォーム 高輪M邸-11

高輪M邸

昨年末に完成・引渡しを行なったハイグレードマンションリフォームの半年点検及び補修工事で高輪M邸に伺って参りました。このマンションの持ち主であるお施主様は一年の大半を外国にお住まいなので、半年点検と言っても既に約8ヶ月が経っております。このリフォームでは無垢の素材をフンダンに使ったので、それらの歪みを確認し、設備機器類が正常に働いているかのチェックも同時に行ってまいりました。

無垢素材の本格リフォーム

最後にお宅に伺ったのが三月だったので、内部を拝見するのが約半年振りでしたが、やはり本物の素材をふんだんに使った空間は、本物の空間だけが持つ格をたたえてていました。通常、建築やリフォームは竣工時が一番良くて、それから段々と痛んでゆくことが多いのですが(張り物の素材は特にこの傾向が大きいのです)、こちらの無垢ローズウッドのフローリングはお施主様が’ご自身でワックス掛け”をしてくださった事で、更なる深みを持ちはじめていました。無垢ウォールナットの建具も良い色合いへと馴染んできていました。時間を経るほどに、馴染んで雰囲気が良くなって行く空間リフォームは、本物の素材とその使い方をよく考える事だと、再認識することができました。

マンションリフォームの半年点検

検査の結果、幾つかの建具に歪みが見付かったので、早速框(かまち)の歪みを直したり、取付のヒンジを調整いたしました。実は今回の工事だけでは補修が済んでいないので、また9月にお施主様がご帰国なさった時に、再度伺うこととなりました。また、その時の工事は、ご面倒をお掛けしますが、どうぞ宜しくお願い致します。
全体の様子は高輪M邸をご覧ください。

テレビで放映されました 軽井沢中古別荘リフォーム-18

軽井沢Y邸

先日取材・撮影が行われた軽井沢Y別荘ですが、朝の情報番組、「はなまるマーケット」(TBS系列)の住宅情報コーナー「住宅探偵! 藤吉ホームズ」にて紹介されました。

都心に賃貸で住みながら、軽井沢で別荘生活を楽しむというY一家のライフスタイルがメインのトピックとなりましたが、このスタイルの説得力を持たせる為に、都心の家の様子と比較したり、別荘取得の費用やリフォームに掛かった金額までがテレビで公開されました。こういった短い時間での情報紹介番組として、ここまで情報を公開する事は珍しいのではないでしょうか?撮影から情報まで、全てY夫妻がご協力をしてくださったお陰で、内容充実な番組になったようです。色々とどうもありがとうございました。

番組終盤でウッドデッキで昼食を楽しむシーンがありましたが、各務も一部出演しています。写真の左端で食事をよそっているのが、僕です!本当は出たがりで、テレビで説明したかったのですが、以前テレビの生放送に出演して、柄にもなく緊張してガチガチになってしまった苦い思い出があるので、今回はこそこそ後ろに隠れていました。