Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

リノベーション後の家具搬入-1@港区R邸

港区R邸

リノベーション工事のお客さま検査(施主検査)が終わった港区R邸に、大型家具の搬入が始まりました。

大型ダイニングテーブルのクレーン搬入

まず最初の大物が、こちらの大型ダイニングテーブルです。マクサルトでこの搬入の6カ月前にご購入頂いたPATHOS(パトス)という3メートルの長さの大理石天板のテーブルです。ご購入検討時からマンションの立地状況やエレベーターサイズをB&Bイタリアの営業担当の栄田さんに見て貰っておりましたので、当初からクレーンでの搬入でお見積りをお願いしておりました。

都心のマンションの場合、クレーン車を停める場所、電線を如何にクリアするか、そして吊った荷物をどうやって上階で受け取って室内に入れるかという3つの問題をクリアしなければなりません。今回は、電線と建物の間に余裕があったので、電線の内側にクレーン車を停めて、広いバルコニーで受け取ることで、問題を解決することができました。

こちらはマンション前の道路にトラックで搬入されてきた天板です。ガッチリと木製フレームで養生された状態でした。男性6人でようやく抱え上げることができる重量(250キロ!)でした。

30分ほど掛けて室内に無事搬入ができた大理石ネロマルキーナ一枚物の天板です。床もキルト布地でしっかりと養生されています。

右手前が養生が外された黒い大理石の天板です。奥では、こちらはエレベーターで搬入された金属製の脚を組み立てています。

一度組み立てると、そこから動かすのも一苦労なので、設計図で決めていた位置に脚を設置して、その上に天板を載せて固定してゆきます。逆さ状態で脚を天板に固定するのではと想像していましたが、組み上げてからひっくり返す方が難しいとのことで、この状態で脚元に職人さんが潜り込んで留めてゆきました。
雨天の場合は手許や足元が滑る可能性があり実行できない可能性もありましたが、ギリギリのタイミングで吊り上げることができました。2か月以上前から工事竣工を見据えてスケジュールを立てて、マンション管理事務所との折衝等、大変なプロセスでしたが、何とか無事搬入設置を終えることができました。因みに、今回のクレーン吊り上げの費用は約20万円でした。

翌日に届いたのが、ベランダ用の屋外家具です。今回のアウトドア家具は全てニチエスでお願いしています。この丸い形のものが…、

この丸形で回転式のラブシートのORBITです。ベランダの植栽に合わせた鮮やかなグリーンのクッションが映えて、とても気持ちが良さそうです。

室内のダイニングセットの正面に当たるベランダ部分には、屋外用ダイニングテーブルと椅子を搬入設置してもらいました。屋外用といっても、2.1メートル×0.7メートルの本格サイズです。まずは仮の位置にすべてを設置して、しばらく使った後に正式な置き場所を決めるという算段になっています。ただ、仮の位置でも強風や突風で屋外家具が吹き飛ばされてしまう可能性があるので、ワイヤーでしっかりと固定してもらいます。

次に現場に届いたのがカーペットとラグ類です。

こちらは主寝室のベッド下に敷く、ベルギー製のリミテッド・エディションの革製ラグです。日本ではマナ・トレーディングが代理店となっています。

リビングの大判カーペットはカッシーナが扱っているKYMO(キィモ)のビスコース製のものです。4メートル×3メートルの大判を特注で織って貰ったもので、納期も3か月掛ったものです。これもカーペットといってもサイズが大きいので、一度敷いて、その上にソファを置いてしまうと動かせなくなってしまうので、ソファ搬入前の設置が順番的に大事になるのです。

そしてその次がミノッティの大型ソファの搬入組み立て設置です。ソファも大型となると搬入が難しいのですが、今回選んだヤングのシリーズは分解できるので、エレベーターにギリギリ載せることができました。

細かく分解されて運ばれた部品を、全て裏返しにして金物で固定してから、ひっくり返してゆきます。

一通りの設置が終わったソファセットです。

二つのソファの間に挟まれたサハラ・ノワール大理石の柄もとてもきれいで、一安心しました。イタリアのハイブランドの家具は、張地である布やレザーは色味を選べますが、先ほどのダイニングテーブルやこういった大理石の柄は事前に選ぶことができないので、運を天に任せるしかないのです…。
フロスのテーブルランプの真鍮色の脚と大理石の色味もバッチリでした。

ミノッティとは別にマナ・トレーディングで別途お願いしていたクッション類が整った状態のソファセットです。この先もまだ家具や小物類の搬入設置が続きますが、長くなるので今回はまずはここまでとします。ソファの後ろには、やはりミノッティでお願いしたダイニングチェアが写っています。

大工造作工事進行中@白金台E邸

白金台E邸

解体が無事終わった白金台E邸の現場に、大工さんが2人入っての造作工事が始まっています。

白金台E邸_大工の壁工事

広々とした現場に、木製の壁下地材やベニヤ板、Mクロス(ベニヤ板の表面に紙を貼った特殊なボード材)や石膏ボードなどが、きれいに整理されて置いてあります。

白金台E邸_大工の壁工事

 

リビングからダイニング越しにキッチンと玄関ホールを見返した写真です。ちょうど中央にセントラルエアコンの本体がありますが、それを新たに囲い直す壁ができてきていました。

白金台E邸_大工の壁工事

キッチン壁も、壁埋め込みの配管が設置され、フカし壁の下地もきれいに立ち上がっていました。

白金台E邸_大工の壁工事

先ほどのエアコン本体を隠す壁を別のアングルから見た写真です。キッチンへは廊下側から通用口がありますが、その横にはウォーターサーバーと冷蔵庫の奥行の違いを使った、廊下側から使える収納を作る予定です。ちょうどそこにウォーターサーバーの予備のパックが収納できるサイズになります。

白金台E邸_大工の壁工事

玄関ホールから、プライベート部分へと続く廊下部分の大工造作状況です。左側箱の中央に開口が空いているのがゲスト用トイレの入り口となります。扉が隠れて見えるように、扉と同じサイズのパネルを壁に並べるデザインを検討しています。

白金台E邸_大工の壁工事

廊下の左側は、SICと納戸の扉が続きます。扉のサイズに合わせて、壁を目地割して、壁の中に扉が埋め込まれているように考えています。

白金台E邸_大工の壁工事

廊下反対側の壁は、キッチンへの勝手口と収納の扉も含めて、アクセントクロスのパネル張りで考えています。

白金台E邸_大工の壁工事

プライベート空間の奥にある書斎と奥さまのクローゼットを分ける壁の造作は、天井ダクトの隙間を狙って、梁から木製下地を張り出したところから固定されていました。

 

 

 

新規プロジェクト:青山N邸の現調

青山N邸

新しいプロジェクトが青山の高級マンションで始まります。築14年のマンションの約140平米のお部屋のリフォームです。

青山N邸_リフォーム前の既存リビングダイニング

以前違うお仕事でお手伝いをしたことがあるNさまからのご相談で、こちらのお部屋を使わなくなったので、売却をするに際してアドバイスをお願いしたいとのご依頼を頂きました。とても良いエリアの高級マンションで、リビングにはこの写真のような大きな曲面の窓があって、解放感も抜群のお部屋でした。

青山N邸_リフォーム前のリビングダイニング

 

こちらはリビングコーナーからダイニング側を見返したアングルの写真です。ただ、解放感の割には変形間取りなため、家具のレイアウトが難しく、だれがどうやって暮らすのかが見えにくいお部屋だと感じました。

青山N邸_リフォーム前の既存キッチン

キッチンがこのような状態なのですが、先ほどのリビングダイニングの写真と比べると、圧倒的に暗く閉塞感があるのが判るでしょうか…。

青山N邸_リフォーム前のダイニング

このダイニングテーブルの裏の四角い箱状になった部分にキッチンがスッポリ入っているのですが、左奥の廊下側からとダイニング奥の細い通路で通り抜けられる2ウェイなのですが、自然光があまり入ってこないレイアウトとなっていました。

青山N邸_リフォーム前の既存廊下

オーソドックスなデザインの扉が並ぶ廊下ですが、玄関エリアも光が差し込まず暗く、全ての部屋(トイレや洗面も含めて)の扉が同じデザインとなっており、ちょっと迷子になってしまいそうな空間となっていました。

青山N邸_リフォーム前の既存主寝室

3つある寝室のうちの主寝室がこちらです。部屋はやはり台形型と変形ですが、大きなベッドを置いても十分な広さがありました。

青山N邸_リフォーム前の既存浴室

水回りは広々とした洗面スペースに、家族用のトイレがあり、ステンレス枠と強化ガラスの扉&窓で洗面と一体に感じるお風呂という構成でした。

青山N邸_リフォーム前の既存浴室

写真で見ると、浴室もそれほど傷んでいないように見えますが、実際に見てみると、タイルが黄ばんでいたり、細かい欠けや割れがあり、浴槽や水栓金物類も傷んでおりました。

青山N邸_リフォーム前の既存トイレ

来客用のトイレは広いのでですが、便器に座った際の右手側に内部収納が使えない謎の棚がありました。

青山N邸_簡易リフォーム案

以上の現状調査後に、こちらで簡単に纏めたリフォーム案がこちらです。併せて、僕らがリノベーションをお手伝いしたお部屋を幾件も売却してもらったことがある不動産屋の担当者をご紹介いたしました。仕上げ材料次第ではありますが、超概算での費用やスケジュールの見込みをお伝えしたところ、不動産的にもここまでリノベーションすれば、価値も上がるだろうとのアドバイスもあって、是非やりたいとのお話になりました。
時間をそれほど掛けることができないので、まずは取り急ぎ見積りを作るためのデザインと図面と仕上げ表を急いで作ることになりました。

 

 


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