Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

インテリア素材&設備研究@渋谷区Q邸

渋谷区Q邸

先日プロジェクトが正式スタートした渋谷区Q邸のお客さまと、ご自宅インテリアに使うに相応しい素材や設備の研究をご一緒させて頂いております。

床材のフローリングについては、多少荒々しさが感じられる素材感や仕上げの凹凸があっても良いなどのイメージから、幾つかの種類を集めてみました。

踏み心地も確認なさりたいとのことで、ご自宅リビングのカーペットの上に並べて踏んで頂いた様子です。

こちらは、左官材のメーカーのフッコーが発売している新しい発想の壁仕上げハイテグラです。素焼きの特注タイルを張った上から、違う色の左官材をシゴいてゆくことで生まれる素材感あふれる表情を追求した仕上げです。

元々のお宅のリビングにも火は付けられませんが、マントルピースがありました。リノベーション後のリビングには実際に火を楽しめる設備が欲しいとのご依頼があったので、バイオエタノール暖炉のエコスマートファイアーのショールルームにご一緒しました。

お知り合いのお宅でも見たことがあるとのことで、テレビを設置する壁に採用なさりたいとのお話しになりました。先ほどのハイテグラで暖炉周りの壁を仕上げるのは良いのではとご提案しております。

すぐ近くのモルテーニの壁面収納にもご興味があるとのことで、イタリア製高級家具ブランドのモルテーニショールームにもご同行いたしました。

同じモルテーニグループが展開している超高級キッチンブランドのダダのショールームもご案内いたしました。

使われている素材感や色味はお好きだとのことで、素材サンプルも拝見させて貰いました。

ご主人さまと奥さまのテイストがいつも微妙に違っており、どちらのセンスをどこに使ってゆくかで、毎回頭を悩ませております(笑)。

お二人ともキッチンについてはこだわりがあるので、収納の工夫なども一通り説明して貰いました。

こちらは別日に伺ったイタリア製ガラス建具ブランドのリマデシオのショールームです。

壁面に使っている、この素材が好みだとのことを伺っていたので、担当スタッフの竹田さんと二人で拝見させて貰いました。ただ、残念ながらこの素材は提供できないとのことで、クローズアップの写真をお願いして撮らせて貰いました。

まだ、素材探求は続きます。
こちらは、青山の輸入インテリア素材会社のアノニモ・デザインが展開しているレザー張り壁材のStudioArt(ステュディオアート)です。

天然レザー(牛皮)をインテリア素材として活用するアイデアがユニークなだけでなく、多様な仕上げやサンプルがあるので、これはと思ったものを借りてゆきました。

ご自宅リビングのマントルピース周りに検討中の素材を並べてみた様子です。

暖炉横で、テレビを配置する壁はテレビを目立たせないために黒い仕上げ材を見たいとのことで、加工大理石サルバトーリや、黒漆喰の左官材なども集めています。

こちらは窓周りのブラインドで、僕らが愛用しているハンターダグラス社のシルエットシェードのサンプルです。日中と夜でどのように見えるのかを検討なさりたいとのことで、気になった色味のサンプルをお貸しすることになりました。

その後も、これはご興味を持って頂けるのではと思ったものを、幾度かのお打合せでご提案していったので…、

お貸ししているサンプル類も、どんどん増加中です!

キッチン&浴室ショールーム巡り@代々木I邸

代々木I邸

新年になってから正式にプロジェクトがスタートした代々木I邸のお客さまと一緒に、オーダーキッチンと浴室関連のショールーム巡りを致しました。

オーダーキッチンのクッチーナ代官山ショールーム見学

最初に伺ったのは、オーダーキッチンの代官山クッチーナショールームです。

I邸では、お料理はそれほどの頻度で作るわけではなく、サイズも小さくなりそうなので、コンパクトながら機能性があり、リビングダイニングのインテリアと合うキッチンになさりたいとのご要望でした。

オーダーキッチンのアムスタイルショールーム見学

クッチーナでは残念ながらIさまもご反応がありませんでした。その次に伺ったこちらアムスタイルさんでは、ショールームに入った途端にIさまの顔が明るくなって気に行って頂けそうな雰囲気でした。

オーダーキッチンのアムスタイルショールーム見学

天板とほぼフラットになるコンロの工夫や…、

オーダーキッチンのアムスタイルショールーム見学

シンク下に設けた引き出し式のごみ収納等、機能性を供え持ちながら、スマートに隠す工夫がされたスタイリッシュなアムスタイル流を気にいってくださったとのことで、僕らの担当の桑原さんの前で、キッチンはこちらに決めましたとのご判断を頂きました!

オーダーユニットバスの東京バスルーム白金台ショールーム見学

当初は、もう一つくらいオーダーキッチンのショールームを回る予定でしたが、アムスタイルに決定とのことになったので、急遽白金台にあるオーダー浴室の東京バススタイルに電話をしてショールームを訪問致しました。
今回は在来工法になりそうなので、最近の浴室のシャープな入り口のデザインや大理石調のタイルや水栓などのトレンドを僕らの営業担当の和久田さんにレクチャーして貰いました。

カルデバイの鋼製浴槽見学

東京バスで紹介して貰ったドイツ製の鋼製ホーロー浴槽のカルデバイが気になるとのことでしたので、こちらもその場から電話で元麻布にあるTフォルム(大洋金物)のショールームを予約して、伺って参りました。

カルデバイの鋼製浴槽見学

浴槽の清潔な白さ、メンテナンスの良さ等をご説明したところ、こちらもとても気にいって頂けたようでした。
サイズは、これから図面を描きながら最適なサイズを決めてゆく流れとなりました。

新規プロジェクト:渋谷区Q邸がスタート

渋谷区Q邸

渋谷区の大型ヴィンテージマンションのリノベーションプロジェクトがスタートします。 バブル全盛期の1990年代初頭に、ゆとりある敷地に建てられた低層のヴィンテージマンションで、ご相談を頂きましたQさまのお部屋も180平米超えの大きなお部屋です。緑がふんだんに見える大きな窓や、壁のマントルピースが印象的なリビングダイニング空間でした。

松濤の大型マンションリノベーション

これまでご一緒に暮らしていらしたお子さまたちが独立することになったとのことで、ご夫妻二人でのこれからの生活を考えて、不要になった子ども部屋をウォークインクローゼットにしたり、2セットあった水回りを整理し、古くなってきたキッチンを最新設備に交換なさりたいとのご希望でした。

リビング天井を見上げると、カーブ窓に合わせてこのような優美な折り上げ天井がありました。窓際にもカーブ形状のエアコン吹き出し口が設けられていました。とてもきれいな 折り上げ天井なので、是非残して再活用したいと考えています。

松濤の大型マンションリノベーション

リビングから少しクランクした箇所にあるダイニングスペースです。窓からは都心とは思えないほど緑あふれる景色が広がっていました。このダイニングスペースの左横にクローズド型のキッチンが繋がっています。

松濤の大型マンションリノベーション

米国製大型オーブン付きのガスコンロ、マジックシェフが中央に鎮座し、シンクは二槽式で、キッチンカウンター高さはコンロに合わせて900ミリ、更に背面収納との通路幅は1200ミリと外国人仕様の作りとなっていました。
お客さま曰く、「互いに、料理番を押し付けあっている」お二人とのことですが、最新鋭のキッチンにすれば、相手がもっと料理をやってくれるのではないかという目論見がある (笑) ようで、もっと開放的で明るいキッチンになさりたいとのお話でした!

松濤の大型マンションリノベーション

水回りは、贅沢にも白い大理石のビアンコカラーラを床壁に張り回した内装となっています。床暖房も入れてあるので、寒いことはなかったそうですが、目地部分から大理石に水が沁み込んで、汚れのようになったシミが気になるとのお話しでした。また、以前のオーナーの時に、壁目地からの水沁みを防ぐために、目地部分はビニール製の黒いシール材に打ち替わっていたそうですが、それがあまりお好きではないとのことも伺っております。

松濤の大型マンションリノベーション

廊下はヴィンテージマンションらしく、木材ふんだんに使った重厚な扉と枠のセットが並んでいました。とても良い作りなので、塗装で色を変えて再利用することができればと考えています。

松濤の大型マンションリノベーション

寝室は、お子さまたちとご夫妻用の部屋が並んだレイアウトとなっていました。これまでご夫妻が使っていたこのお部屋が、唯一窓から隣家が見えてしまうとのことで、このお部屋をウォークインクローゼットに変えて、真ん中のお部屋を主寝室にしてはどうかとご提案致しました。

松濤の大型マンションリノベーション

玄関ホールは長細い形状で、共用部分の廊下が続いているようで ちょっと間延びしているので、必要な収納を考えながら、デザイン的に纏めてゆく工夫が必要になりそうです。

最初に弊社事務所での初回面談でのヒアリング、そして管理組合で撮影させて貰った既存図面を分析した上で、現調当日にはリフォーム計画を2案持って伺いました。キッチンの構成、水回りの使い勝手、そして主寝室とWIC(ウォークイン・クローゼット)の考え方などを、僕らなりに纏めたものでした。どちらの案も、とても興味深いと喜んで頂きましたが、やはり細かい部分では色々と微修正したいとのことでした。 その後も、メールのやり取りなどでリクエストを伺ったうえで、水回りのレイアウト変更案を3つほどご提示したところ、僕らを設計パートナーして、今後のリフォーム計画を進めてゆきたいとのご意向を示して下さりました。

松濤の大型マンションリノベーション

本当に良いものを沢山知っていらっしゃるQさまご夫妻とご一緒での大型のヴィンテージマンションの全面リノベーション、僕らにとってもやりがいがあるとても刺激的なお仕事になりそうでワクワクしております。どうぞ今後とも宜しくお願い致します!