もう検査お引渡しが目の前に迫ってきた代々木上原I邸ですが、リビングダイニングにテレビを置かない代わりに、寝室に大きなテレビセットを壁掛けで設けることになっています。ベッドに寝転んで映画を見たいとのことで、背もたれの角度を調整できる電動リクライニングベッドを入れることになりました。
担当スタッフの神崎さんが試し寝(?)しているのが、フランスベッドのエゼックスフレームシリーズです。
こちらが当初にIさまと一緒に見学、体験に行ったフランスベッドのショールームの様子です。マットレスは最上級モデルの高反発ハードタイプとなりました。
今回はヘッドボードは造作で壁と一体型で作っているのですが、ベッドの構造上最初に組み上げる際にはどうしてもヘッドボードが付いてしまうので、一度組み立てたうえで、ヘッドボードだけ取り外すという実に面倒な設置方法となっています。
可動部はモーターが2つのタイプ(背上げと脚上げ)と、3つのタイプ(背上げと脚上げと昇降機能付き)がありますが、3つのタイプを選んでいます。
こちらが組み上がったベッドですが、電動ベッドは可動部の重要性が高く、その分デザイン性が落ちてしますので、ベッドリネンでカバーすべく…、
壁紙やカーテンでも幾つか採用させて貰っている京橋のトミタのショールームに伺って選んできました。幾度伺ってもこの天井高さのあるショールームは気持ちがアップします。
いつもはリネン類はお客さま主体で選んで貰って、ある程度候補が絞れてきてからデザイナーとしてアドバイスをするのですが、今回は各務が直感的に選んだ柄をIさまが気に入って下さるという珍しい進め方となりました。
同じ柄で色違いのピエール・フレイ(フランス)のファブリックで、最後まで色味を迷わていましたが、ダークな灰色ベースのリネンで進めることになりました。
これへ別日の打合せの様子ですが、一応2種類のリネンを借りて現地に持ってゆき、最終確認を致しました。
ファブリックでのベッドスカートの取り付け方をトミタに確認するために、担当の神崎さんが描いてくれたスケッチです。
ベッドを実測してから作って貰ったリネンを被せた様子がこちらです。
寝室奥のライブラリーコーナーのジャンポール・ゴルチエのカーテンと合わせると如何にもIさまらしい空間に仕上がりました!
トミタのショールームではベッドリネンと一緒に、カーテンのレース地も選ばせて頂きました。
トミタの担当の佐藤さんたちにレース地を窓際に吊るして貰い、透け具合を確認させて貰いました。