Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

とらや工房@御殿場

見学記

この週末に静岡県東部に出掛けた帰り際に、御殿場にある「とらや工房」(設計:内藤廣さん)を見学して参りました。この建物は、「和菓子づくりの原点に帰ろう」という実験的な工房らしく、和菓子を作るミニ工場、その製作プロセスを見学する事ができる回廊、そしてその場で和菓子を楽しめる喫茶空間をと考えて作られた建物だそうです。御殿場は、富士の伏流水があり、水がきれいで以前からとらやの工場も御殿場にあったそうです。

ガルバリウム鋼板が美しくカーブを描く建物で、明るく開放的な回廊を、片目にミニ工場を眺めながら進むと、天井の高い木貼りの気持ちよい喫茶空間にでて、その手前で購入した和菓子等を頂けるという流れになっています。

この施設のもう一つの特徴は、一般的な広告は一切せず、クチコミ、またはブログなど人づてのみで、人を呼んでいるとの事だそうです。まだ昨年にオープンしてからの日も浅く、人もまばらで、静かでとても気持ちよい雰囲気です。直ぐ近くにある、御殿場のアウトレットショップの喧騒がウソのようです。

当日は、甘い物があまり得意ではないので、ランチセットを頼み、食後にあんみつをひと口頂いてきました。人に自慢しながら教えたくもあり、内緒にしておきたい場所でもあり…複雑な気持ちです。
という事で、結局このブログで、紹介させて頂きましたが、詳しくは、どうぞご自分で調べてみてください。

小雨の中の地鎮祭

新築住宅

大田区の三世帯住宅N邸の地鎮祭が無事執り行われました。昨日から続く、生憎の小雨でしたが、
工務店の河津建設が用意してくれたテントの中で、地鎮祭が無事執り行われました。将に「雨降って地固まる」です。

昨日には、大田区から確認申請がおりたとの連絡もあり、僕等にとっては二重におめでたく、そして嬉しい一日でした。既に埋めた防空壕と、工事の進捗と共に埋めることになった井戸についても、神主さまに御祓いをして頂きました。

これで工事もスムーズに取り掛かれそうです。Nさまご夫妻、そしてご両親様はじめご家族の皆様、どうもおめでとうございます。 そして、これからもどうぞ宜しくお願い致します。

防空壕の埋め立てと確認申請

新築住宅

大田区の三世帯住宅N邸の防空壕、無事埋め立てが完了いたしました。既存建物の取壊し前から、
代々この土地に住んでいるお母様達から話を伺っていた防空壕ですが、その埋め立てが完了いたしました。幸いなことに、新しく建てる住宅とは、ほとんど位置が重なっていないので、完全に撤去するのではなく、砕石と砂利を使って埋め立てることにしました。

防空壕の埋め立て

埋め立てと言っても、ただ土を流し入れるのではありません。砕石(砂利の荒いもの)と砂利を30センチほどの高さまで流しいれ、水を掛けながら、重機で転圧する事を繰り返して、埋め立ててゆくのです。このプロセスを繰り返す事で、後々の地盤沈下を防ぐができます。因みに、水を掛けながら転圧する事は、水締めといいます。

埋め立てられた防空壕

そして…ようやく確認申請がおりました。姉歯事件以降、手続きが複雑で難しくなった役所の確認申請ですが、ようやく本日無事おりたとの連絡が役所からありました!地鎮祭を明日に控えた、素晴らしいタイミングで確認申請がおり、事務所のスタッフの気分も晴れ晴れです。