お茶室リフォームには、細かい取り決めがあります。お茶室には、床の間に掛軸を吊るしたり、花入れを掛けたりするために特別に名前のついた金物が幾つもあります。
それぞれ取付ける位置について約束事があり、茶道の流派やお茶室の間取りによっても寸法や比率が変わってきます。
本日はお茶の先生であるお施主様に立ち会っていただき、実際取付ける金物を見ながら、取付け位置を現場で決めてきました。因みに金物類は、全てオーダーメイドで、お施主様が昔から付き合いのある茶道具屋さんに作ってもらいました。
色々なお茶室の写真を見ながら左官材の色見本や、畳表と畳の縁のサンプルを確認し、これから内部の仕上げ材をイメージしてゆきます。縁のデザインによって、その場所の格が決まってしまうので、色々な習い事を教えて頂きながらの慎重な作業です。