Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

家具入り竣工写真撮影@品川区Y邸

品川区Y邸

リフォーム工事竣工後、なかなか家具の入った様子の写真撮影ができないでいた品川区Y邸のお施主さまから、リフォーム後にお願いしていたソファーが届いたので、どうぞとのお声掛りがあったので、約1年ぶりに伺って参りました。

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竣工後も、適切な収納計画を練ってくれたので、整理が楽でとても気分が良いとお褒めの言葉を頂いておりましたが、実際に伺っても、とてもきれいに暮らしていらっしゃいました。

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こちらが新しく届いたソファーだそうです。ダイニングテーブルとチェアとペンダント照明はすぐに揃ったそうですが、ソファは製作日数が思っていた以上に掛かっていたようです。因みに、ダイニングテーブルはアクタス、ダイニングチェアはアルフレックス、ソファはルームアートマツイです。

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家具が入った竣工写真は、やはりスケール感が良く判りますね。飾り棚や、ピクチャーレールを使って、大事な写真や絵を飾って下さっているのも嬉しくなります。

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デザイン的には明と暗、明るく開放的なキッチンとダイニング、そしてウォールナット材で囲まれたしっとり落ち着くリビングとなっていますが、暮らしているとそんなことはあまり意識されないそうです。とにかく、お子様たちが友達を呼ぶ回数も増えて、奥さまも人をお招きしやすくなったと言ってくださいました。

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リビングの壁際に作った勉強・パソコンコーナーは利用率が高いようで、お子さまたちとの取り合いになっているそうです。また、対面型に作り直したキッチンのお陰で、収納が増えて整理がしやすく、家族とのコミュニケーションも盛んになったとのことでした。

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撮影には、設計の担当をしてくれたスタッフの竹田さんと一緒に伺いましたが、美味しいロールケーキを用意して下さって、しばしリフォーム時の苦労話に華が咲きました。

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最後の写真はリビングと主寝室の間に設けたウォークイン・スタイルの納戸収納です。リビングに隠し扉を付けたことで、風通しが抜群に良くなったと、こちらもとても喜んでくださっていました。お忙しい中、撮影にご協力くださったYさま、どうもありがとうございました!

床タイル探し@南麻布S邸

南麻布S邸

南麻布の大型マンションリノベーションS邸では、リビング・ダイニグングの床をタイルのボーダー+中央にフローリングを張ることとなっています。

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遮音下地や床暖房との相性、そして床仕上げの全体の厚みなどを考慮して、大理石調のタイルを使うことになり、原宿のアドヴァン・ショールームに伺って参りました。

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アドヴァンには大理石も豊富にそろえているので、タイルと比べて、それぞれのメリット・デメリットをご説明したうえで、大理石調タイルを見比べてさせて貰いました。床フローリングの候補の材料と並べて、そのマッチングも確認しています。

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印刷技術が進んだことで、プロが間近で見ても本物と間違えそうなほど大理石模様のプリント技術が進化しています。ちょっと人気の大理石は、すぐに良い柄が無くなってしまうので、却って大理石調タイルの方が安定した製品が見つかるという設計者もいるそうですが、妙に納得してしまいました。

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アドバンショールームの一角を借りて、お施主さまご夫妻とリフォームキューの石原さん、森井さんと一緒に、まだ決まっていないデザインや材料の使い方などについてのお打合せをさせて頂きました。

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アドヴァンでは一つ良いタイルが見つかりましたが、それだけでは心細いので、他社のショールームも幾つかを廻らせて貰いました。こちらはリクシル系列のダイナワンの大理石調タイルです。

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こちらは、僕らの事務所のご近所にあるコンフォート社の輸入タイルです。実は各社それぞれ、厚みやサイズがマチマチで、ミックスして使うことは難しいのです…。幸いにはそれぞれの建材屋さんで良さそなタイルが見つかったので、サンプルを持ち帰って、次回の打ち合わせで見比べながら、どの色のタイルをどこに使うかを打合せさせて頂くことになりました。

 

 

マンションリフォームの解体手順@広尾Nプロジェクト

広尾N邸

広尾のマンションリフォームNプロジェクトの解体工事が始まりました。

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いつもは、事前に解体範囲を図面で表示したり、現場にて解体するものとしないものをシール張りで示して、解体工事がある程度進んだ所で確認に行くのですが、今回は解体工事の最初から立ち会うことになりました。

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最初に現場に運び込まれた解体道具の数々です。職人さんたちの着替えから、電動道具類、延長コード、バールや金槌などの手動道具類等です。

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まず最初に行われるのが、電気や給排水、ガスなどの設備の切り離しです。その次が、造作家具やキッチンなどの取り外しとなります。設備の切り離しは前日に終わっていたので、この日取り壊しが始まって、約30分でここまで壊されています。

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解体プロセスでとにかく重要なのが、ゴミを混ぜないことです。建設リサイクル法に基づく届出があり、産業廃棄物処理法も厳しいので、解体する手順に合わせて、木くず、石膏ボード類、廃プラスチック類、金属くず、繊維くず、がれき類、ガラスくず・コンクリートなどに分別してゆきます。

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解体が始まってから翌日の状況です。
仕上げ材は、床を剥がしてから、天井のボードを落し、天井下地材を撤去してゆきます。今回は天井下地を吊っているボルトは再利用するので、取っておきます。その後に壁を解体してゆきます。パッと見はゴチャゴチャになっているように見えますが、石膏ボード、木質系ごみ、金属製ゴミ、断熱材は別々に纏められています。

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隣の住戸との境界壁には、なぜか石膏ボードが三重に張られていました。張られた状態では大した量に見得ませんが、剥がすと結構量が嵩むので、廃材代が高くなり、解体業者さんには頭が痛いところなのです…。

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解体しているプロセスで、この部屋のものとは考えられない配管が天井裏を通っていたり、思っていた以上に下地の状況が悪い個所がある事が判りました。ちょうどお施主さまのNさまが来日時でしたので、現地に来て頂き、問題をご説明している様子です。この後、Nさまからマンション管理会社に連絡して貰い、専有部内を貫通している共用設備や、隣の住戸の設備をどのように処理すべきかを相談することとなりました。

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こちらは4つの個室が並んでいた北がの空間です。全ての壁をぶち抜いているので、とても広く感じます。

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玄関入ってすぐの天井裏を通っていた給水・給湯管です(水色の管が給水でオレンジ色が給湯です)。この部分は来客を迎える重要な空間で、なるべく天井高を上げたいので、給水給湯は別ルートを経由することになります。

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キッチンの解体状況です。給水給湯管は無理なルートを通っているので、新しく引き直します。古い配管類が床から立ち上がっているので、これらも処理も考えなくてはなりません。