Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

久が原H邸の一年点検

新築住宅

昨年12月に完成お引渡しを行った新築住宅の久が原H邸に、共同設計者の谷村悌君夫妻、施工会社の河津建設と一緒に伺って参りました。

地震による大きなヒビなどの問題もなく、細かい個所で補修が必要な個所をチェックしてきました。

壁と床がタイル張りで、天井がヒバの木張りの浴室・洗面室はホテルのように気持ちよさそうでした。ただ、浮かせたデザインの洗面カウンターが不安に感じるとのことで、追加で脚を付けることになりました。

松材で作った玄関扉です。こちらは、滑り止めと段差注意の為にタイルに埋め込んだ金属鋲が足に当たるとのことで、削ってみることになりました。

外観や外構は大きな問題はなく、Hさまは、「一年間、快適に暮らしてきました」との嬉しいお言葉をくださいました。帰り道に、やはり近所で3年前にお引渡しをした三世帯住宅の久が原N邸にご挨拶に伺って参りました。

すっかり暗くなっていたので、フラッシュで玄関周りを撮ってみましたが、植栽も育ち、上手く素材が馴染んで、落ち着いた雰囲気になっていました。

突然伺ったにも関わらず、ご家族皆さまで歓待してくださり、二階の親世帯のお宅で温かいお茶を頂いた後は、3階の子世帯で、お子様たちのピアノ演奏を聴きながら、冷たいお茶を頂きました。Nさまご一家の方々、どうもありがとうございました。駐車場部分に屋根を掛けたいとのご相談も頂き、早速工務店に連絡を取ることになりました。

家族打合せ?@田園調布F邸

田園調布F邸

田園調布のF邸現場にて、お施主様のFさまご一家との打合せをさせて頂きました。

白ありの被害範囲の確認と、補強方法の変更に伴う、細かい間取りや窓位置の変更についてご説明致しました。

シロアリ被害報告書

イン・ハウス建築計画の川野君が作ってくれた、シロアリ被害報告書です。

当日は、子どもたち3人も現場にいらして、脚立を登りだしたり、白ありの被害を興味深そうに眺めたり、とても賑やかな現場になりました。写真では、中西ヒロツグさんの背中にUちゃんが背負われていますね。

橘田美幸さんのプロ向けインテリアセミナー

学校・セミナー

共通の知り合いの紹介で、何度かお目に掛かっている人気インテリアデザイナーの橘田美幸さんのセミナーに参加してまいりました。今回はプロのインテリア・デコレーター向けの専門的なインテリアセミナーとのことでした。

施主のNeed(ニード)とWant(ウォント)をヒアリングで的確につかみ、好みを全て受け止めた上で、インテリアデザイナーのセンスで纏めてゆく提案手法を、丁寧に説明して頂きました。上の写真は、施主の好みをから一枚のファッション写真に結び付け、そこから読み取った要素を、インテリアの中に落とし込んでいった事例の紹介です。

こちらは、設計事務所が設計した純和風の住宅の中に、ナチュラルな自然の造形とエレガントな雰囲気を織り込んだ事例です。写真だけでは関連性が見えにくい事例でしたが、橘田さん独特のインテリアの言葉で伺っていると、素直に納得することができました。

普通はここまで絶対見せないだろうというインテリアの価格表とその割合を示したものです。実際の数字はここではお見せできません(セミナーを受講した人のみの極秘です)が、ウィンドウ・トリートメントやクッションに予想以上の予算を割いていることや、話を聞けは当然ですが、ベッドリネンまで提案していることは驚きでした。

最後は橘田さんと受講者の記念写真です。
リフォームを数多く設計しているうちに、門前の小僧のように感覚的にインテリアを学んできましたが、きちんとした理論的なバックグラウンドがなかったことや、どうしてもスタイルに偏りがあったので、そこを是正することができればと思っての研修でした。少人数で、写真を見ながら話し合いをして行くスタイルのセミナーで、豊富なインテリアの知識と経験に裏付けされた、エレガントでいながらキップの良い橘田節(?)で、聞きたかったこと、知りたかったことを十分に伺うことができました。