Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

マンションリフォーム・リノベーションご相談中の案件

リフォーム

現在、幾つかのマンションのリフォーム・リノベーションのご相談を受けています。

原宿O邸は、築30年160平米の大型マンションを間取り変更なしで、インテリアの提案予定です。概算費用を算出するのに必要な図面は一通り作成し、現在お施主様のお返事待ちの状態です。

浅草O邸は、築35年のオーナービルのペントハウスでLDK中心のリフォーム計画です。まずは伺ったご要望を元に、予算にあった規模でどのくらいのリフォームが可能か提案する予定です。

大田区T邸は築26年、130平米の全面リノベーション計画です。こちらはリノベーション提案をまずはプレゼンテーションすることになっています。

神宮A邸は築10年の新しいマンションのLDKを中心としたリフォーム提案です。
他にも広尾ガーデンヒルズのリフォーム計画や神戸のマンションリフォームのご相談、更には長野県上田市での新築別荘の話しもあり、タイミングを見計らいながらそれぞれに設計のアイデアを注ぎ込んでいます。

構造補強工事@田園調布F邸

田園調布F邸

現場定例打合せで、田園調布F邸現場に行って参りました。

構造補強工事

基礎の型枠が外れ、白アリにやられていた土台や柱は撤去され、新しい土台や柱の据え付け中でした。

新しい土台が憎っくきシロアリに再びやられないように、大工の高橋棟梁が防蟻処理剤を塗布している様子です。古い材料で危険に思われる個所は、後日防蟻材を注入する予定です。

2階の寝室部分を支える大梁(105×450のアカマツ集成材)も現場に搬入されていました。試に片側を持ち上げてみようとしましたが、軟弱な設計者の力ではピクリともしませんでした。

共同設計者・中西ヒロツグさんの事務所スタッフの川野君がコンピューターソフトで作ってくれた耐震診断・補強計画に基づいた図面には、金物まで指定されています。

構造金物

こちらは高橋棟梁が持ってきてくれた補強金物のサンプルです。奥から順に筋かいボックス金物、筋違プレート金物、名称不明、コーナー金物です。

現場定例の後半にはオーダーキッチンのリブコンテンツ田原さんが現場に来てくれたので、配管の立ち上がり位置や工程や墨出しの打ち合わせも行いました。

製図開始@法政大学構法スタジオ

法政大学 構法スタジオ

秋学期から授業を担当している法政大学デザイン工学部建築学科の構法スタジオですが、いよいよこれまで設計してきたことを製図化するところまで来ました。他のグループではA3サイズで、図面はCADでも手書きでも自由なようですが、僕らのグループではA2の大型サイズの紙に、手書きで図面を書き込んでゆくことと致しました。

こちらはサンプルとして作った手書きスケッチ図面です。一枚の紙の中に、効率的に必要図面(平面図・断面図・平面詳細図・軸組図または伏図)を書き込んで、空いた場所には写真やスケッチ、詳細図で埋めてゆくイメージです。

製図版で製図中の学生の様子です。鉛筆と定規のカリカリ、シャッシャッとした音が心地よく教室の中を流れていました。