Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

マンションリノベーション 工務店決定

白金台S邸

マンションリノベーションの相見積りも無事まとまり、施工をお願いする工務店が決まったので、お施主様と契約を結んでいただきました。

二社の相見積りの結果、工事予定金額、工務店のやる気、現在の仕事の忙しさ、これまでの工事の実績、工事”スケジュールの現実性”、担当者の技術レベルなどを比較検討し、お施主様とご相談の上、恵比寿の工務店・にお願いすることが決定いたしました。

青はまだ若い工務店ですが、これまでも建築家設計の難しいプロジェクトを中心に技術を磨いてきた工務店です。社長の片岡さんとパートーナーの田原さんは、昔からの知り合いで、プロジェクトの担当の樋口さんには、広尾H邸のリフォームでもお世話になっています。

白金台の現場にて、お施主様に青を紹介の上、お施主様と青の間で契約を結んでいただきました。記念写真は左から青の樋口さん、片岡さん、お施主様ご夫妻、私(カガミ)、事務所スタッフの渡辺です。

契約後は、相見積り後に変更した材料や、リノベーションの追加をお願いしたい箇所、改造するサッシ枠の注意点などを相談し、具体的に工事の打合せもさせてもらいました。

また、今回は特別に家具工事と”キッチン工事”については、設計側で紹介した業者さんを使って貰うことになったので、造作家具の現代製作所とオーダーキッチンのSSKを青に紹介しました。

これから約3ヶ月の工事となりますが、皆様、どうぞ宜しくお願いいたします!

工務店との契約/荷物の整理

伊豆OK別荘

別荘デザインリフォームプロジェクトもいよいよ工務店が決まり、お施主様と契約に立ち会ってまいりました。今回は、四社の地元工務店に依頼して、見積りを作成して貰いました。一社は、技術的な不安があるとのことで辞退し、実質上は三社の相見積りとなりました。
三社とも、とても丁寧に図面を読んで、見積りを拾ってくれました。見積り内容、金額としては、三社とも甲乙付け難かったのですが、
工事管理の体制、設計事務所が設計した物件の施工経験などから、伊豆高原の工務店、東進建設に依頼することになりました。

残念ながら工事をお願いできなかった、二社の工務店には、丁寧にお礼をお伝えしておきました。ありがとうございます。そして東進建設さん、どうぞ宜しくお願いいたします。築37年で、これまでずっと二世代の方々に愛用されてきた歴史ある別荘なので、色々なところに、色々な思い出の物が置いてあります。お施主様と一緒に、取って置いて再利用する物と整理してしまう物に区分けをして、纏めてテープを貼りました。

大きな家具は大体残すことになりましたが、絵画や調度品は、思い出の深さによって、お施主様に判断して頂きました。やはり捨てるとなると、愛着のある物ばかりで、その由来や”エピソード”を伺いながら、整理のお手伝いを致しました。思い出の深さの分だけ、僕ら設計の気持ちも高まって参りました。お施主様、工務店一緒にお願いした記念写真の前に並んでいるのが、残すことになった物たちです。因みに、写真は右からスタッフの笠原君、東進建設の末吉夫妻、お施主様と、私、各務です。

契約の瞬間

この写真は、将に契約している瞬間です。どうぞ今後とも宜しくお願いいたします!

リノベーションの現場説明

白金台S邸

現在、見積り段階の高級マンションリノベーションの情況をご説明します。時間が掛かりましたが、ようやく見積り用の図面一式が出来上がったので、リフォーム工事をお願いしたいと考えている、候補の工務店二社に現場に来てもらいました。(これを現場説明(通称現説)といいます)

時間をずらして、相手が誰だかお互いに判らない様に設定して、それぞれ一時間半ほど掛けて、図面の内容と、それにそって現場の情況を説明して参りました。

両社とも、電気屋、給排水設備屋、空調設備屋、解体屋を引き連れて、現場説明に臨んでくれました。図面では判定できない箇所は、床下の点検口を開いて、情況を確認して貰っています。(二枚目の写真は洗面下のヘッダーです)

図面の枚数も20枚ほどになりましたので、それぞれ、設計者が何を意図してデザインしているのか、どこを基準にした寸法を取っているのかなど、皆で床に座って貰って、じっくり説明してきました。

見積りが上がってくるのが、約二週間後です。どのような金額になるのか、クライアントと一緒に、楽しみに待たせて貰います。