Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

白金台S邸リノベーションの夜景

白金台S邸

昨年9月に引越しを終えた白金台のマンションリノベーションS邸に、遅くなりましたが新年のご挨拶に伺って参りました。お引越しなさってから既に四ヶ月が過ぎたS邸は、すっかり落ち着いた雰囲気でした。

マンションリノベーションの夜景

ベージュ基調のアルフレックスのL字型ソファーを中心に、以前から使っていたコーヒーテーブルやコンソールテーブル、代々S家に伝わってきたという由緒ある桐箪笥などが、違和感無くレイアウトされていました。長いカウンターには、昨年のクリスマスカードと今年の年賀状が、楽しげに、数多く並んでいました。

夕方から伺って、段々と日が暮れて、夜景になってゆく様子を初めて拝見いたしましたが、とてもシックで気持ちの落ち着く空間でした。

パッと見、一通り落ち着いたように見えるS邸ですが、お施主様とお話していると、これからの課題が見えてきました。

  • 絵画も壁に立て掛けてありますが、きちんと位置を決めてフックでつるす必要がありそうです。
  • 暫定的に以前の家で使っていたラグを敷いていますが、やはりもっと大型サイズのラグを探す必要があります。
  • ソファ以外には小さなアンティークの椅子を置いていますが、スペース的にはもう少し大きな一人掛け用の椅子が必要になりそうです。
  • オーディオシステムを組むために、専門家のアドバイスを貰って、機器の新規購入したいとのことです。
  • 納戸の中を整理するために、スチールラックが欲しいとのお話でした。

まだまだ少しずつ手を入れてゆく必要がありそうです。

沼津倶楽部 正月旅行-2

見学記

このお正月に伊豆半島を巡って見学してきた建物の紹介の第二弾です。大好きな建築家渡辺明さんが設計した建物が沼津にあると知って訪問したのが、この沼津倶楽部です。実は一昨年の年末にも突然訪問してみたのですが、古い日本家屋を改装したイタリアレストランも、新築の本館にも入ることが出来ず、門前払いされてしまいました。今年はそのリベンジだったので、早くからイタリアンを予約しておきました。

沼津倶楽部

ミツワ石鹸の創業者が建てた由緒ある家屋を、渡辺明さんが時間を掛けて、最上級の材料を使って修復しています。玄関や厨房部分、さらに二つの棟を繋げる廊下部分は新築ですが、他は古い部屋を上手にリフォームしてありました。食事は地元で採れる野菜や魚を使った、とてもシンプルながら味わいのある料理でした。

ランチを食べ終わったのが随分遅くなり、他のお客さんもいらっしゃらなかったので、スタッフの方に、建物のほかの部分も見学させて貰いました。元々100人の客が同時にお茶を楽しめるよう作られた建物で、全ての部屋がお茶室になる構成だったそうです。奥の奥には格式高い洋間が隠されていたり、段々と天井が低くなりながら小さなお茶室へと続く空間など、日本家屋のファンであれば、垂涎の建物でした。広い敷地の向かいには、新しい建物もあり、こちらも興味がありましたが、まだ一般には見せられないとのことで、来年の宿題になりました。

アルカナイズ 正月旅行-1

見学記

お正月に伊豆半島を周って、幾つかの印象的な建物を見学して参りました。その紹介の第一弾です。年末から年始に掛けて泊まってきたのが、伊豆湯ヶ島(修善寺の近く)にある、オーベルジュ(宿泊施設を備えたレストラン)のアルカナイズです。素敵なフランス料理のレストランに、これまた素敵な宿泊施設が付帯していました。

アルカナイズ

大阪の設計事務所グラフが設計したそうですが、渓谷を見下ろす素晴らしい敷地を上手に活かした、建物構成には大いに感心しました。各部屋すべてが渓谷に面し、谷の反対側には誰も行けないので、カーテンを全開にしてもプライバシーが保て、さらに、屋外に面したプライベートの露天風呂が設置されているので、バスローブ一枚でほとんど裸の状態で一日が過ごせます。

オーベルジュだけあって、レストランがまた白眉でした。写真のような15席も連なる長いカウンターで、白衣を着たコックさんたちが、一心不乱に料理を作ってくれました。地元の野菜を生かした料理や、世界各地の選りすぐりの食材を華麗に満載した料理は、食べるだけでなく、見ていてもめまいがするようでした。スタッフの方々の動きもスムーズで、行き届いたサービスがとても気持ちよいオーベルジュでした。日本には珍しいリゾートスタイルのオーベルジュ、部屋の作り方や細かい水周りの工夫、建築的にも大いに参考になる、素晴らしい体験でした。